子どもといっしょに安心インターネット

『子どもといっしょに安心インターネット なにが危険なの?』という本を生協で見掛けたので,岩波書店の本だということもあって,衝動買いした。よく見ると,この赤表紙のほか,黄表紙,青表紙の3巻本らしい。

とりあえずこの赤表紙について気づいた点を以下にメモしておく。

p.16「名前と生年月日の単純な組み合せは、もう一工夫しよう!」:そもそも生年月日なんてものをメルアドに含ませるのは危険では?

p.24「迷惑メールに返信してはダメ」:もちろん返信する必要もないが,迷惑メールに片っ端からオプトアウト依頼してみた経験からいって,そんなことで迷惑メールが特に増えるわけでもなさそうだ。メールを送るコストがほぼゼロであることから考えて,迷惑メール業者は,次からは返事があった人だけに送るのではなく,バウンスしたものをリストから外すだけなのではないか。ちなみに,そもそもオプトアウトを法制化した国はどう考えているのだろう。

p.33「メルアドは表示せず、アイコンをクリックする設定にする。」:<a href="mailto:何々と書くのなら同じこと。

p.51:SSLの意味は暗号化だけではない。

そろそろ疲れてきた。4人の著者が分担執筆しているようで,同じような内容があちこちに現れる。いいこともたくさん書いてある。ハッカーとクラッカーの違いが丁寧に書いてある。Macについても触れられてはいるが,使っている人が書いたものではなさそうだ。