福島県・東電の実時間放射線モニタを早く再開してほしい

福島県原子力センターが福島県のあちこちに設置するモニタリングポストは,放射線量がネットで実時間監視できるようになっていたが,震災のため3月12日で止まっていた。本来ならばすぐに復旧しなければならないはずのものが,3ヶ月も放置され,ようやく6月10日に修理された:

ところが,それから1週間たつのに,ネットで公開されているのは3月12日12:00時点で止まったままである。

東電もこのページの左下「モニタリングポスト測定値」のアイコンをクリックすると敷地境界上の8地点のモニタリングポストの表示がわかるようになっていたが,これも3月11日14:40で止まったままである。

これらがネットで再公開されれば,もし新たな爆発が起こっても,住民はいち早く状況を知ることができる。いっこうに修理されない,あるいは修理されたはずなのに公開されないのは,なぜだろうか。一刻も早く再開してほしい。

[追記] 6月10日に復旧した福島県原子力センターの環境放射能監視テレメータシステムのデータは,

によれば,すでに福島県のサイトで昨日から公開されていた:

リアルタイムではなく,きれいに罫線を引いたPDFファイルで公開してくれて,涙が出る。;_;

[2011-07-19追記] 福島県原子力センターのリアルタイムモニタがやっと復活した!

[2011-07-20追記] 東電の止まっているこのページの左下「モニタリングポスト測定値」のアイコンをクリックすると現れるページ(今どき珍しくフレームを使っているので容易にリンクできない)について,同じものが福島第一原子力発電所構内での計測データのページで動いているではないかというコメントをツイッターでいただいた。確かに同じように見えるかもしれないが,ここは1日に4回(おそらく東電本社の検閲を経て)更新されるページである。扉の開閉・ベント等の事象発生時に実時間で変化がわかるわけではない。