人口の差分と人口増加が合わない

読売新聞の今日の朝刊にも載っていた人口「自然減」最大…全体では2年連続増というニュース,グラフの省略線を境としてスケールが変わるのはとりあえず置いておいて,2004年の人口と2005年の人口そのものを比べれば20万人ほどの増加であるにもかかわらず,自然増加数は5万人,社会増加数は負の値である。どこかおかしい。

というわけで,総務省の住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数の資料2(PDF)をよく調べると,このあたりで計算方法が変わったので人口が急増しているように見えるが,同じ方法で算出したときの増加は45231人に過ぎないということのようだ。

ちょっとコピペしてグラフを描き直してみようと思ったが,総務省の資料2は画像PDFである。きっと学生が安易にコピペしてレポートを書かないように配慮してあるのだろう。