SSS2008終了

情報処理学会 コンピュータと教育研究会 情報教育シンポジウム SSS2008,今年は韓国の済州島で開催。初めての海外開催にもかかわらず,たくさんの参加者に来ていただくことができた。感謝。来年からはまた国内開催なので,今回諦めたかたはぜひ来年ご参加ください。研究会では今年度の研究発表会をこれから大分県(湯布院),名古屋市,調布市で開催予定ですのでそちらもよろしく。ついでに慶応SFCでのFIT2008でも座長をしますのでぜひ来てください。

SSS2008だが,今回はニュージーランドからTim Bellをお呼びして講演と最初の2日間のシンポジウムに参加していただいた。彼は現在は子どもたちに情報科学の考え方を楽しく教える運動 Computer Science Unplugged に全生命を捧げておられるが,かつてはデータ圧縮の優れた研究者であった。私がデータ圧縮の分野で最初に読んで感銘を受けた論文が彼の Better OPM/L Text Compression であった。

SSS2008の発表ではComputer Science Unpluggedなど情報科学教育を扱ったものが増えた。パソコン操作に傾いていた情報教育が正常化されつつある証左であろう。