What the Dormouse Said

評判の『パソコン創世第3の神話:カウンターカルチャーが育んだ夢』(What the Dormouse Said: How the 60s Counterculture Shaped the Personal Computer Industry)をざっと読了。当時の西海岸の文化的基盤と,Vannevar BushのMemexに触発されて人間の能力拡大の道具としてのコンピュータを追究したDoug Engelbartをはじめとする多彩なプレーヤーの人間模様を描いた労作。Alan Kayも出てくる。Steven LevyのHackersとは少し別の観点で楽しめるであろう。

本書でも取り上げられているEngelbartの1968年の有名なデモのビデオは,Google Videoで「Doug Engelbart: The Demo」で検索すれば,全編や分割されたものが見つかる。

# 明日からの旅行で読もうと思っていたが,おもしろいので読んでしまったorz