quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
返信数: 17
daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- 匿 名 の投稿
> ~これまで~
> Winshell2.0上にて
> platex, dviout, dvipsを使用(acrobatでps=>pdfに変換)
> ~現在~
> Ubuntu12.10上にて
> texlive2012パッケージを使用
> platex, xdvi, dvipdfmxを使用

とのことですので,使用する DVIware を変更されたわけですから,DVIware に依存するパッケージの挙動が変わるのは当然のことのように思われます.quotchap の readme に

> This file is part of the QUOTCHAP package, a package for creating
> decorative chapter headings with quotations, a postscript output device is
> needed.

とありますが,xdvi というのは,postscript のコードをデフォルトで理解できるのですか?(私は windows しか使わないのでよく知らないのですが)
匿 名 への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
迅速のご回答、まことにありがとうございます。
ご指摘の可能性について調べてみたところ、
新しい環境で生成されたdviファイルを従来の環境
(dviout)で表示してみたところ、やはり章番号が
表示されないようです。

ということは、dviファイル中に章番号の情報が
そもそも埋め込まれていないように感じます。

コンパイラは同じplatex(バージョンは違いますが。。。)で
あと思い当たる節としてはフォント関連ではないかと思う
のですが、(新しい環境ではtakaoフォントを使用している)
どこを調べると原因解明につながるか、だけでも皆様の
お力をお借りできれば幸甚です
匿 名 への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
なお、xdviでは デフォルトではPSを表示せず、 -ps 
というオプションを加えることでPS表示することを知り
ました。(gsを迂回してpsを表示する) 
副産物的ながら勉強になりました。匿名様のご指摘に
感謝いたします
daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
あまりにもとっつきどころが少ないですので、
コンパイル時のログファイルをuploadいたします。

特にp.247-p.253に書かれているエラーメッセージ(フォント関連?)が
何を意味しているのかキーポイントではないかと思っています

なお、旧環境で作成されたdviファイルを新環境のxdviで開いたところ、
本来Helvetica Fontで表示されるはずのChapter番号が別のフォントで
表示されており、Helvetica Fontが存在しないのではないかと考えられます。
(基本の14フォントのはずなのですが)
daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
p.247-p.253はL247-L253の間違いでした。
訂正いたします

daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- Akira Kakuto の投稿
> p.247-p.253はL247-L253の間違いでした。訂正いたします

これは無視してよい warning であり,L160 がエラーメッセージ
です。通常のモード (error で 止まるモード) で実行すると
わかるでしょう。

kpsewhich --format=.tfm phvb8t.tfm

で何も表示されなければ,mktexlsr を忘れているのかも
しれません。

 

Akira Kakuto への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
kakuto様

kakuto様から直々のご回答、ありがとうございます。
確かに下記のエラーの箇所で止まります。

! Font T1/phv/b/n/24.88=phvb8t at 24.88pt not loadable: Metric (TFM) file not f
ound.
<to be read again> 
                   relax 

また、ご指摘に従いkpsewhichを実行したところ、何も表示されませんでしたので
sudo mktexlsr と打ち込み ls-Rがupdateされることを確認いたしました。
(tex-liveのインストール後、mktexlsrを実行する際にsudoをつけるのを忘れて
いたため、実際にはls-Rはupdateされていないままでした)

しかしながら、現時点でまだ問題が解決しておりません。
xdvi hogehoge.dvi

とやりますと

Warning: Cannot convert string "-*-helvetica-medium-r-*-*-10-*-*-*-*-*-*" to type FontStruct
Warning: Cannot convert string "-*-helvetica-medium-r-*-*-12-*-*-*-*-*-*" to type FontStruct

というエラーメッセージが出ます。
logファイル内におけるL160行目のエラーメッセージも引き続き残っています。

daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- Akira Kakuto の投稿

> logファイル内におけるL160行目のエラーメッセージも引き続き残っています。

....../texmf-dist/fonts/tfm/adobe/helvetic/phvb8t.tfm

が無い場合,インストールミスだと思います。
表示されるかどうかはまた別で,helvetica は商品なので
他のもので置き換えるようになっているのではないかと
思います。

Akira Kakuto への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
kakuto様

ご返信ありがとうございます。

新しい環境ではAdobe以下のフォルダが存在せず、
helveticaはインストールされていませんでした。
古い環境のものはplatexのパッケージをASCII出版の本のCDから取ったため、
adobeフォント一式が入っていたのだと理解します。
これを移動して使うのはイリーガルになると推察しますので、helveticaフォントは
まず諦めたいと思います

また、代替フォントの指定については、quotchap.styの中を開くとオプションとして
下記のようにAdobe14書体のみを指定できるようになっておりますので、
これをいじってどうにかする(代替フォントの指定を可能とする)のも気が遠く
なりそうです。今後、quotchap.styを含んだ文書は旧環境でコンパイル
することにいたします。原因がわかってすっきりしました。
ありがとうございました

  \providecommand*}}
\DeclareOption{charter}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{bch}}
\DeclareOption{palatino}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{ppl}}
\DeclareOption{avantgarde}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{pag}}
\DeclareOption{bookman}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{pbk}}
\DeclareOption{courier}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{pcr}}
\DeclareOption{helvetica}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{phv}}
\DeclareOption{newcentury}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{pnc}}
\DeclareOption{times}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{ptm}}
\DeclareOption{utopia}{\@newfontcmd{\@defaultcnfont}{put}}
\ProcessOptions\relax
daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- 岩崎 隆盛 の投稿
結論:代替フォントに関しては、Ubuntuソフトウェアセンターにおいて、「helvetica」で検索する。引っかかったもののうち、それらしきものをインストールする。
daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- 岩崎 隆盛 の投稿
ワーニングに関してはLinux/Ubuntu - TeX Wiki: ですが。。。無関係だと思う。
岩崎 隆盛 への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
岩崎様

ブログにてわかりやすい実例をありがとうございます。
Helvetica,できてますね...これです.

Helveticaフォントの置かれているディレクトリを拝見しますと、
AdobeではなくX11というディレクトリ以下に置かれていますね。

無償で手に入る代替Helveticaフォントがあるのならば,
少し探してみたいと思います.



daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- 山本 和義 の投稿
dviout環境(Windows環境)だとうまく出力できていたということなので,こちらでも \usepackage[helvetica]{quotchap} を用いた例を dviout で出力させてみました.その画像を貼り付けておきます.[いやその,いわにぃ さんのまねをしてみたくなったのですよ... いろんな意味で]

ただ,ここで表示されている大きな chapter 番号は Helvetica ではありません.画像だと見にくいかもしれませんが,下の方に表示されている phvb8r.6000pk というのが当該の使用フォントです.これは mktexpk(ps2pk) によって,URW社のフリーなクローンフォントである uhvb8a.pfb から生成されています.多くの場合,いやほとんどの場合はこのようになっていると思います.Adobe の本物の Helvetica から生成させることも可能でしょうが,それをやるためにはゴリゴリと設定が必要です.要するに,通常は「adobeフォント一式」なんていうものは使われません.adobe を冠するディレクトリは探していけば見つかりますが,これも通常は Adobe の本物の実フォントが入っているわけではありません.関連するフリーなデータファイルである場合がほとんどです(自ら本物の実フォントを配置するのなら話は別ですが).

Ubuntu 上での TeX環境でも同じようにクローンフォントが使用できるようになっているのではないでしょうか.その設定ができていないだけのようにも思えます.なお,platex 実行時に phvb8t の tfm が見つからないという error がまだ解消できていないのなら,texlive のインストールミスの可能性が大きいです(この程度のものは有るのが当然です).
添付 test.JPG
daisuke nakata への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- Z. R. の投稿

t1phv.fdは見つかるけど、phvb8t.tfmは見つからない、ということですが:

  • t1phv.fd → texlive-latex-base パッケージ
  • phvb8t.tfm → texlive-fonts-recommended パッケージ

なので、そうなる可能性は考えられます。

(Ubuntu の)texlive-fonts-recommended パッケージがインストールされているか確認してはいかがでしょうか。

# と、Windowsな人が言ってみるテスト

Z. R. への返信

Re: quotchap.styを使用した文書において章番号のみ表示されない

- daisuke nakata の投稿
Z.R.様、山本様、岩崎様

各種有益なアドバイス、まことにありがとうございます。
phvb8rというのは純正Helveticaフォントではないのですね。
これを聞いて、再度新環境でトライするモチベーションが
ぐっと上がりました。

とりあえず、Z.R様のご指摘どおり

texlive-fonts-recommended を実行したところ、

これですべての問題が解決しました。

xdviでも表示されますし、その後のdvipdfmx で変換した
PDFファイルでもきちんと表示されるようになりました。

それにしても皆様夜更かしですね。。。
(そうではなくて早起きなのでしょうか)
(あるいは国内にいらっしゃらないとか)

朝4時台に連続でのご投稿、驚きとともに心より感謝したい
気持ちでいっぱいです

このたびはまことにありがとうございました。