upTeX Ver.1.11 を出しました。
upTeXのページ からどうぞ。
upTeXの本体については、ZRさんにご指摘いただいた \meaning\kchardef の対応など、すでにTeXLive svn に入っているものの追認と若干のサンプル更新のみです。
今回、dvi2tty をT1,TS1,OT2,T2A,T2B,T2C,X2エンコーディング対応にしてみました。UTF-8出力によりplain textでもかなりの表現力になりました。これはupTeX固有の機能ではなく、欧文TeXでも使えます。
改造量がそれなりに大きく、ソースの差分が大きすぎるので、dvi2ttyのversion番号を勝手に上げました。
今どきdviをあらわに使っている人は少なく、dvi2ttyを使っている人はさらに少ないと思いますが、世界のどこかのTeXのユーザーにも役立ってくれれば幸いです。
例えば、ASCII文字による翻字入力をUTF-8のテキストに出力させるような用途には役立ってくれると思います。
LGRエンコーディングは、やりきる気力がなかったので未対応です。
それはさておき、dvi2ttyがT1エンコーディングにすら未対応だったのは少々驚きました。