etocパッケージにより,jlreqの扉章見出し直下にその章の目次をつけようとするが,うまく出力されない.

Re: etocパッケージにより,jlreqの扉章見出し直下にその章の目次をつけようとするが,うまく出力されない.

- Shiny Mt.Fuji の投稿
返信数: 1
和田様の助言によりほとんど解決したのですが,和田様作成の2025-09-09-3994-etoc2.pdfにも,私の環境でも章扉見出しの次ページにページ番号の振られない白紙ページが1枚含まれます.最初はjlreqのオプションのopenrightの作用かと考えたのですが,それは違うようです.\hlineの作用でもないようです.
この原因はなんでしょうか?
LaTeXではなく外部のPDFエディタで削除すればいい話なのですが,気になってしまいます.
何卒よろしくお願いいたします.
Shiny Mt.Fuji への返信

Re: etocパッケージにより,jlreqの扉章見出し直下にその章の目次をつけようとするが,うまく出力されない.

- 和田 勇 の投稿

章扉見出しの次ページにページ番号の振られない白紙ページが1枚含まれる理由

chapter 毎に を定義したためだと思います。

当初の質問に記述されていた \RenewTobiraHeading{chapter}云々 は おそらく jlreq.cls に記載されている \NewTobiraHeading{part}云々 を参考にされたのではないでしょか。

このように \chapter 毎に「扉」の処理(=次の区切り目の開始ページをこの場合「奇数」となるよう 必要に応じて空白ページを挿入)されてしまうため、余分に感じられる空白ページが挿入されたのだと思います。

用語「扉」などについては、本の扉(とびら)とは?役割や使い方のコツ、印刷価格~オプション加工について知ろう(1)~ を参考にしてください。

以上を踏まえ、章毎の「扉」をやめて、また当初質問時に記述されていた \hrule を \hrulefill に書き換えてみた ものを添付ファイルとしますので参考にしてください。

念の為、差分情報は以下の通りです。若干メモ書きも入れておきました。

    @@ -1,4 +1,7 @@ このブロックは念の為のメモ書きです
    -\documentclass[book]{jlreq}
    +%#! lualatex
    +% 洋本?横書き book 形式なので多分 左とじ、両面印刷を想定
    +\documentclass[book]{jlreq}% book はデフォルト両面だが
    +                           % twoside も入れておいても良い
     \usepackage{etoc}

     \begin{document}
    @@ -11,9 +14,11 @@
     % 第1章
     \chapter{イントロダクション}

    -\etocsettocstyle{\subsection*{この章の目次}}{\noindent}
    +\etocsettocstyle{\subsection*{この章の目次~ \hrulefill}}{\noindent\vspace{\zh}\hrulefill}
     \etocsettocdepth{2} % 目次の深さをサブセクションまで設定
     \localtableofcontents % 章ごとのローカル目次
    +% 章の section の開始を新ページから始める場合 \clearpage などで調整
    +\clearpage% \cleardoublepage にするか否かはそのドキュメントの仕様次第
     \section{セクション1.1}
        セクション1.1のテキスト...
     \subsection{サブセクション1.1.1}
    @@ -23,8 +28,10 @@

     % 第2章 以降も同様なので省略(詳細は添付ファイル参照)