【根本的な誤解についてのお詫び】
私の最初の投稿の冒頭で、
> サンプルとして、
>
> bar {\itshape foof foof} baz
>
> という並びを考えてみます。
と書きましたが、そもそも、この前提がおかしかったです。
しっぽ愛好家さんも本田さんも \textit に細工をしてらっしゃっ
ていて、\textit であれば、
bar \textit{<1>foof foof<2>} baz
の <1> や <2> を判定できるわけですから、私がぐだぐた述べたよ
うなことは考える必要はなかったわけです…。
\textit の場合には右の italic correction が自動で入ることは
知っていたにも拘わらず、敢えて、うまくいかなさそうな例を挙げ
てみたのですけれど、結局不適切でした。申し訳ありません。
あと、今さらながら、
TLC, 2nd
7.3.1 Standard LaTeX font commands
7.3.3 Font commands versus declarations
TLC, 3rd, Vol. 1
9.3.1 Standard LaTeX font commands
9.3.2 Font commands versus declarations
ltfntcmd.dtx [2023/12/26 v3.5a LaTeX Kernel (Font commands)]
Revision 73643
Modified Wed Jan 29 20:32:39 2025 UTC
を眺めてみたところ、LaTeX における italic correction の制御
については、\itshape と \/ の組み合わせの他に、\textit と
\nocorrlist, \nocorr の組み合わせもあったのですね。
少し前のご質問にあった、コマンドの再定義・フックの件について
もそうでしたが、私の知識は全然アップデート出来ていないようで、
いろいろと時代錯誤なことばかり書き散らしてしまっていて、なん
とも申し訳ないです。改めてお詫び申し上げます。
(← https://okumuralab.org/tex/mod/forum/discuss.php?d=3912)