\AddToHook{enddocument/afterlastpage} で組み込まれるものとの相性がわるいので、
\end{document} の直前でエラーになります。
emathP との関係だと諦めて、その時点で作成されている .dvi から pdf は作成できます。
なお TL2020 の texworks のタイプセットで PDF 作成できるようなのですが、設定、多少のエラーは無視して処理されているのではないのでしょうか?
それから、日本語ファイル名の問題ですが、
https://okumuralab.org/tex/mod/forum/discuss.php?d=3744&parent=23385 を参考に platex 用の暫定処置を施すか、
今回提供いただいたソースは uplatex でも処理できますのでエンジン変更も一考です。
あと日本語のファイル名の問題は後程、上記の内容を読ませていただきます。
通常のプリントを作成する場合の設定を今行っているのですが、
perl とtexworks の連携が他の資料をみながらやっているのですが、
上手くいっていません。
最低限、emathP.sty が使えればよいのですが・・・。
時間がかかりそうです。
pictureやzahyou環境を使うことが多いので
何とか使えるようにしたいです。
\documentclass[a4paper]{jarticle}
\usepackage{emathP}
\begin{document}
\unitlength=8mm
\begin{picture}(6,4)(-3,-2)%
\put(-3,0){\vector(1,0){6}}%
\put(0,-2){\vector(0,1){4}}%
\end{picture}
\end{document}
これはPDFできました。
ここから図を少しずつ複雑にしていくつもりです。
\begin{zahyou}[ul=5mm](-3,3)(-3,3)
\ukansan{1pt}\tyokkei
\tenretu{A(-2,2)w;B(2,-1)e}
\emDottedline{\A\B}
\end{zahyou}
など。
Y Ueno さんのソースを処理する手順
- emath perl の初期読み込みライブラリディレクトリを環境変数
PERL5LIB
に設定 - \end{dpciment} 直前にフックされる情報によるエラーは無視
platex -shell-escape -interaction=nonstopmode 1setu-1takousiki-pre
を2回実行 4.dvipdfmx 1setu-1takousiki-pre
でpdf 作成
TL2020 の texworks のタイプセット方法の移植
- TL2020 では問題はあったにせよ texworks でタイプセットはできていたんですよね
- その推察が正しければ TL2020のtexworks のタイプセットの設定を TL2024 へもってくればよいとおもいます
- TL2020 のtexworks のタイプセットの設定のありか
C:\Users\ユーザ名\.texlive2020\texmf-config\texworks\configuration\tools.ini
- 上記を C:\Users\ユーザ名```.texlive2024```\texmf-config\texworks\configuration\tools.ini にコピーでもよいですが
- タイプセットで利用していたものを探し、 TL2024 の texworks の設定画面に反映してください
- 不明であれば TL2020 の tools.ini をアップしてください
- latexmk を利用しているようでしたら後ほどその設定ファイルの提供をお願いするかもしれません
- タイプセットで利用していたものを探し、 TL2024 の texworks の設定画面に反映してください
emath の perl スクリプトに必要な設定
- TL2020 で曲がりなりにも emathP が使えているのならすでに設定されているかと思いますが
- 環境変数
PERL5LIB
に初期ライブラリの入っているディレクトリ名を指定します。- おそらく環境変数の設定で設定されているとおもいますが、わからなければコマンドプロンプトで
set
で出力される情報をファイルに書き込んでアップロードしてください。
- おそらく環境変数の設定で設定されているとおもいますが、わからなければコマンドプロンプトで
すべてのファイルをチェックしているわけではありませんが、
今のところ、emathP.sty を入れておいても、texworksでタイプセットはでき、
出力ができるようになりました。
ただ、beamer だと、添付のファイルはtexworksでタイプセットできましたが、
zahyou* の内容によっては相性が悪いものもあるようです。
「LaTeX Warning: emath と hyperref との併用は,原則としてできません。以下簡略化した対応となります。 on input line 31.」
ここまでできただけでも、こちらとしては大変ありがたいですし、
通常の作業はこれでできます。
本当に助かりました。
一応、6つのファイルを添付しますね。
tamesi.tex+logファイル(タイプセットできたもの)
tamesi(beamer).tex+logファイル(タイプセットできたもの)
tamesi(beamer)ver2.tex+logファイル(タイプセットできなかったもの)
TEXMFHOME の fancybox.sty
\usepackage{fancybox} されていますが TEXMFHOME のfancybopx.sty を読み込んでいます。
c:/Users/y.ueno/texmf/tex/platex/misc/fancybox/fancybox.sty Package: fancybox 2010/05/15 1.4
この情報から fancybox.sty のリリース日バージョンなどの情報は TEXMF と同じものと思われます。
なにか意図的にカスタマイズされたものであればその経緯をわかるようにした方が良いと思います。
たとえば myfancybox.sty にリネームし \usepackafe{myfancybox} などとするなどです。
beamer を利用するとタイプセット出来ない件
tameshi.tex でタイプセット出来たと言われていますが、platex(ptex2pdf) を利用されているのだとおもいます。
ptex2pdf はエラーを検知すると処理中断しますが、 emathP との相性でエラーが発生しているだけで、.dvi は作成されています。
ですので、dvipdfmx というツールを作成し、beamer ファイルの場合は platex(ptex2pdf) を2回実行した後 dvipdfmx のツールを使われたらどうでしょうか
dvipdfmx というツールの作成は、TeXworks/設定 の pBibtex や mendex のところを参考にプログラム名を dvipdfmx.exe にすれば大丈夫だとおもいます。
メッセージありがとうございます。
上記の回答について質問です。
「fancybox」というのが2つあるということでしょうか?
2つあるということは、わからないまま昔、適当に入れてしまった可能性があります。
「c:/Users/y.ueno/texmf/tex/platex/misc/fancybox/」というフォルダを消せばよいでしょうか?
次の回答ですが、platex(ptex2pdf)でタイプセットをしています。
ただし、dviは作成されません。(ファイルがあるフォルダには存在しませんでした。)
dvipdfmx というツールの作成はしました。
一応、間違いないかの画像を添付します。
宜しくお願いします。
「c:/Users/y.ueno/texmf/tex/platex/misc/fancybox/」というフォルダを消せばよいか?
TEXMF の fancybox.sty と同じか否かが判定できません。
このようなテキストファイルの差異を表示する diff
というプログラムがなければ同ファイルをアップロードしてください。
platex(ptex2pdf) / .dvi が無い
ptex2pdf は .pdf まで作成できると
.dvi
ファイルを削除しますので、正常に処理できるtameshi.tex
では tameshi.dvi は処理後は存在しません。念の為 texworks の
platex(ptex2pdf)
の設定画面のスクリーンショットを開示してください
2024年 04月 16日(火曜日)21:34 - 和田 勇 の投稿 の訂正
beamer + emathP でエラーにならないように \AddToHook{enddocument/afterlastpage} を呼び出さないようなカスタマイズ が可能か検討していて、以前の投稿の記述のミスに気が付きましたので訂正し ます。
件の投稿では lastpagemodern.sty
は beamer.cls
から自動で取り込まれると書きましたが、
正しくは emathP.sty
→ emathPs.sty
→ lastpage.sty
→ lastpage2e.sty
→ lastpagemodern.sty
でした。
TEXMF TEMFLOCAL TEXMFHOME
- TEXMF
- TeXLive を利用している場合は、ユーザが直接変更などを加えないことが望ましいとおもいます
- TEXMFLOCAL に設置するか TEXMFHOME に設置するか
- TeXLive 以外の第三者のパッケージはある意味 TEXMFLOCAL が順当だと思
いますが、
一人しか利用しないパーソナル環境
においては、 『「カレントディレクトリ」「TEMFHOME」「TEXMFLOCAL」「TEXMF」』 の順に該当パッケージを探し読み込むので、私はどちらに設置しても良いと思って います。 - とはいえ、enddocument/afterlastpage に関するようなカスタマイズを必要とした場合は、
emath は TEXMFLOCAL
に、カスタマイズしたものは TEXMFHOME
にそれぞれ設置したほうがよいかとおもいます。
- TeXLive 以外の第三者のパッケージはある意味 TEXMFLOCAL が順当だと思
いますが、
本日はなかなか時間が作れず、今、確認しました。
まずは、いろいろと調べていただき、本当に恐縮です。
上記の内容ですが、私が設定に詳しくないため、
次の文章が具体的にどのようにしたらよいか、正直わかりません。
TeXLive 以外の第三者のパッケージはある意味 TEXMFLOCAL が順当だと思 いますが、一人しか利用しないパーソナル環境においては、 『「カレントディレクトリ」「TEMFHOME」「TEXMFLOCAL」「TEXMF」』 の順に該当パッケージを探し読み込むので、私はどちらに設置しても良いと思って います。
とはいえ、enddocument/afterlastpage に関するようなカスタマイズを必要とした場合は、 emath は TEXMFLOCAL に、カスタマイズしたものは TEXMFHOME にそれぞれ設置したほうがよいかとおもいます。
emathのフォルダを「C:¥texlive¥texmf-local」に移動して、mktexlsr をすれば大丈夫でしょうか?
また「TEXMFHOME」はどこにありますか?特にカスタマイズしたという記憶がないので、
そのままで良いでしょうか?
初歩的な質問で大変申し訳ございません。
よろしくお願いします。
『「カレントディレクトリ」「TEMFHOME」「TEXMFLOCAL」「TEXMF」』
例えば
\usepackage{abc}
とプリアンブルに書いたとすると、platex を含む latex のプログラムはabc.sty
を探そうとします。- その探索順序は以下の通りです。
- (タイプセットしようとする .tex を含む)カレントディレクトリ
- TEXMFHOME で示されたディレクトリ
- TEXMFLOCAL で示されたディレクトリ
- TEXMF で示されたディレクトリ
- 上記4つのグループ全ての
abc.sty
が存在した場合はカレントディレクトリのものが読み込まれます。 - 複数あるか否かは、前回指摘した fancybox.sty であればコマンドプロンプトで
kpsewhich -a fancybox.sty
とすると、2と4の二つが表示されます。
- その探索順序は以下の通りです。
一人しか利用しないパーソナル環境云々
一つのコンピュータ環境で複数のユーザが例えば emath をそれぞれの TEXMFHOME に設置した場合で emath の更新情報が時間が経過すれば、差異が生じる可能性があります。
それは、同じ emath を利用していても異なる結果を生じさせる遠因になります。
ですが一人しか利用しないパーソナル環境
では、一つしかないので上述の不具合は発生しませんので TEXMFHOME TEXMFLOCAL どちらに設置しても良いと考えています。
enddocument/afterlastpage に関するようなカスタマイズを必要とした場合は云々
しかし、 enddocument/afterlastpage に関するカスタマイズは emath への改変作業になります。
で emath 本体を TEXMFLOCAL に、改変したものを TEXMFHOME に設置したらどうかしらというのが私の意見。
その際、カスタマイズしたことを忘れないためにも適当な文字列を前置・後置したファイル名に変えてコピーし、 適宜読み込みパッケージ名を変更しておくことをお勧めします。
mktexlsr
TEXMFLOCAL に設置した場合は、検索用データベースを更新しなければいけません。
TEXMFHOME やカレントディレクトリに設置した場合は不要です。
TEMFHOME はどこに?
ユーザ環境によってことなるので、
kpsewhich --var-value TEXMFHOME
で調べることができます。お手元に LaTeX 美文書作成入門があれば以下を参考にしてください。
- 第 9 版 p352-354 「B.3 TeX のデレクトリ構成」
- 第 8 版 p354-357 「B.3 TeX のデレクトリ構成」
- texmf.cnf ファイル も参考になるとおもいます