数年前から困っているのですが、macOSをアップデートしていらい以前つくったlatexのファイルがコンパイルできません。
macOSは12
TwXShop(5.24)を使っています。 コンパイルできないファイルはすべて藤田眞作先生のkokugo.styなどをつかった縦書きの国語テストです。
/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugoの中に藤田先生のスタイルファイルを入れています。
スタイルファイルはすべてUTF-8にエンコーディングしなおしました。
コンパイルすると
LaTeX Error: File `tkokugo.sty' not found.
とでます。
よろしくご教示ください。
小生latexはつかえますが、その仕組みなどはさっぱり理解できていません。
よろしくお願いいたします。
ご教示ありがとうございました。
sudo mktexlsrを実行すると
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2021/texmf-config/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2021/texmf-dist/ls-R...
mktexlsr: Done.
となり、なんだかうまく行きそうだったのですが、やはりコンパイルはできませんでした。
ただ、いつもとちがうエラーメッセージが出ています。以下の通りです。
Runaway argument?
{\UTF {0093}\UTF {00A1}\UTF {0093}c\UTF {00E1}\UTF {00C1}\UTF {008D}\UTF \ETC.
./2024.sho5.tex:3: File ended while scanning use of \typeout.
\par
l.3 \usepackage
{anaume}
?
これはどういう意味なのでしょうか?
sudo mktexlsrを実行すると
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2021/texmf-config/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/2021/texmf-dist/ls-R...
mktexlsr: Done.
となり、なんだかうまく行きそうだったのですが、やはりコンパイルはできませんでした。
ただ、いつもとちがうエラーメッセージが出ています。以下の通りです。
Runaway argument?
{\UTF {0093}\UTF {00A1}\UTF {0093}c\UTF {00E1}\UTF {00C1}\UTF {008D}\UTF \ETC.
./2024.sho5.tex:3: File ended while scanning use of \typeout.
\par
l.3 \usepackage
{anaume}
?
これはどういう意味なのでしょうか?
メッセージはおそらく文字コードに関係するように思います。
お試しのソースを現象から以下のように推測してテストしてみた所
%#! ptex2pdf -l
\documentclass[a4j]{jarticle}
\usepackage{plext}
\usepackage{anaume}
\begin{document}
藤田先生のスタイルファイルをつかいたい
\end{document}
texlive 2023 では問題なし
texlive 2021 では 藤田さんのスタイルファイルを UTF-8 化すると通りました。
◎ 藤田さんのスタイルファイルをそのまなダウンロードすると CP932 いわゆる SJIS
◎ texlive 2023 では問題なくビルドできますが
◎ texlive 2021 ではこの SJIS のスタイルファイルままではエラーになるようです
◎ UTF-8 に文字コード変換する方法はいくつかありますが ...
◎ nkf というコマンドがインストールされていれば nkf -Lu -w --overwrite *.sty
◎ なければ 添付の download.bash を とりあえず 2024.sho5.tex のファイルが
あるディレクトリにこぴーし、そのディレクトリで
bash download.bash
と実行していただければ texlive 2021 でも通るようになると思います。
うまくいったら
/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugo ではなくて
以下のコマンドのいずれか(この二つのコマンドの結果は usepackage などで指定したものを探すディレクトリです)
kpsewhich -var-value=TEXMFHOME
kpsewhich -var-value=TEXMFLOCAL
を実施し示されるディレクトリに tex/latex/kokugo を作成し移動してください。
なお TEXMFLOCAL のほうで実施したらTONE Kozaburo さんが示された mktexlsr を実行してください。
お試しのソースを現象から以下のように推測してテストしてみた所
%#! ptex2pdf -l
\documentclass[a4j]{jarticle}
\usepackage{plext}
\usepackage{anaume}
\begin{document}
藤田先生のスタイルファイルをつかいたい
\end{document}
texlive 2023 では問題なし
texlive 2021 では 藤田さんのスタイルファイルを UTF-8 化すると通りました。
◎ 藤田さんのスタイルファイルをそのまなダウンロードすると CP932 いわゆる SJIS
◎ texlive 2023 では問題なくビルドできますが
◎ texlive 2021 ではこの SJIS のスタイルファイルままではエラーになるようです
◎ UTF-8 に文字コード変換する方法はいくつかありますが ...
◎ nkf というコマンドがインストールされていれば nkf -Lu -w --overwrite *.sty
◎ なければ 添付の download.bash を とりあえず 2024.sho5.tex のファイルが
あるディレクトリにこぴーし、そのディレクトリで
bash download.bash
と実行していただければ texlive 2021 でも通るようになると思います。
うまくいったら
/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugo ではなくて
以下のコマンドのいずれか(この二つのコマンドの結果は usepackage などで指定したものを探すディレクトリです)
kpsewhich -var-value=TEXMFHOME
kpsewhich -var-value=TEXMFLOCAL
を実施し示されるディレクトリに tex/latex/kokugo を作成し移動してください。
なお TEXMFLOCAL のほうで実施したらTONE Kozaburo さんが示された mktexlsr を実行してください。
和田さま、ご教授ありがとうございました。
返信が遅れ失礼しました(なぜかログインできなくなっていました)。
2024.sho5.texのファイルがあるディレクトリで bash download.bashを実行したところ、ファイルが無事コンパイルできました。ありがとうございました。感謝感激です。
ただ、
kpsewhich -var-value=TEXMFHOME
kpsewhich -var-value=TEXMFLOCAL
を実施し、示されたディレクトリにtex/latex/kokugoを作成、sudo mktexlsrを実行しても他の(藤田先生のスタイルファイルをつかった)ファイルは相変わらずうまくコンパイルできません。
エラーメッセージを見ますと、従前通り/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugoを読みに行っているようです。
/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugoのtex/latex/kokugoは削除する必要があるのでしょうか?
返信が遅れ失礼しました(なぜかログインできなくなっていました)。
2024.sho5.texのファイルがあるディレクトリで bash download.bashを実行したところ、ファイルが無事コンパイルできました。ありがとうございました。感謝感激です。
ただ、
kpsewhich -var-value=TEXMFHOME
kpsewhich -var-value=TEXMFLOCAL
を実施し、示されたディレクトリにtex/latex/kokugoを作成、sudo mktexlsrを実行しても他の(藤田先生のスタイルファイルをつかった)ファイルは相変わらずうまくコンパイルできません。
エラーメッセージを見ますと、従前通り/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugoを読みに行っているようです。
/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugoのtex/latex/kokugoは削除する必要があるのでしょうか?
◎なぜかログインできなくなっていました
→サーバのメンテナンスのようです
◎ 示されたディレクトリにtex/latex/kokugoを作成 がうまくいかない
→実際の操作がわからないのですが、ちょっとしたパスの違いなのかもしれません
→原因を追求してもいいのですが TEXMFHOME からアクセスできるスクリプトを
先日示した download.bash を改修し以下に公開しておきます
https://github.com/128Mac/latex-ex-PKGs.d/blob/main/fujitas2-install-memo.bash
この URL で表示される画面の右上のダウンロードボタンでダウンロードしてください。
このスクリプトを実行するディレクトリに
fujita2 以下にダンロードしTEXMFHOME とリンクをはり、
latex からは TEXMFHOME にあるものとして参照できるようにしています。
実行コマンドとその表示例
bash fujitas2-install-memo.bash
Download URL: http://xymtex.com/fujitas2/texlatex/index.html
kpsewhich -all tkokugo.sty sfdanrak.sty sfletter.sty の結果は以下の通り
~/Library/texmf/tex/fujitas2/tkokugo.sty
~/Library/texmf/tex/fujitas2/sfdanrak.sty
~/Library/texmf/tex/fujitas2/sfletter.sty
◎/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugoのtex/latex/kokugoは削除?
→害はないけど削除した方が良いと思います。
→サーバのメンテナンスのようです
◎ 示されたディレクトリにtex/latex/kokugoを作成 がうまくいかない
→実際の操作がわからないのですが、ちょっとしたパスの違いなのかもしれません
→原因を追求してもいいのですが TEXMFHOME からアクセスできるスクリプトを
先日示した download.bash を改修し以下に公開しておきます
https://github.com/128Mac/latex-ex-PKGs.d/blob/main/fujitas2-install-memo.bash
この URL で表示される画面の右上のダウンロードボタンでダウンロードしてください。
このスクリプトを実行するディレクトリに
fujita2 以下にダンロードしTEXMFHOME とリンクをはり、
latex からは TEXMFHOME にあるものとして参照できるようにしています。
実行コマンドとその表示例
bash fujitas2-install-memo.bash
Download URL: http://xymtex.com/fujitas2/texlatex/index.html
kpsewhich -all tkokugo.sty sfdanrak.sty sfletter.sty の結果は以下の通り
~/Library/texmf/tex/fujitas2/tkokugo.sty
~/Library/texmf/tex/fujitas2/sfdanrak.sty
~/Library/texmf/tex/fujitas2/sfletter.sty
◎/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/tex/latex/kokugoのtex/latex/kokugoは削除?
→害はないけど削除した方が良いと思います。
和田さま
できました!
ありがとうございました!
一昨年に新しいMacBookに変えて以来、これまで作成していた藤田先生のスタイルファイルをつかった国語テストファイルを開くことも、新たに作成することもできず困り果てていました。
和田さまのご教示のおかげで問題がついに解決しました。ありがとうございました。
知識がないため苦戦しましたが、うまくいった方法は以下の通りです。
1. kpsewhich -var-value=TEXMFHOMEを実行→/Users/ユーザー名/Library/texmfとでました。
2. /Users/ユーザー名/Library/texmfにご教示の通りtex/latex/kokugoを作成。
3. 作成したtex/latex/kokugoのなかに和田さまが公開してくださった
https://github.com/128Mac/latex-ex-PKGs.d/blob/main/fujitas2-install-memo.bash
からダウンロードしたスクリプトを入れ、ご教示の通り
bash fujitas2-install-memo.bash
と実行。
4. tex/latex/kokugoのなかにfujitas2のフォルダができ、フォルダ内に和田さまが改修してくださった藤田先生のスタイルファイルがたくさん収められています。
5. おまじないでsudo mktexlsrを実行。
TeXShopで数年前に作った古い国語テストファイルを開いたところ無事コンパイル!
ずっと困っていた問題がついに解決しました。ありがとうございました。
できました!
ありがとうございました!
一昨年に新しいMacBookに変えて以来、これまで作成していた藤田先生のスタイルファイルをつかった国語テストファイルを開くことも、新たに作成することもできず困り果てていました。
和田さまのご教示のおかげで問題がついに解決しました。ありがとうございました。
知識がないため苦戦しましたが、うまくいった方法は以下の通りです。
1. kpsewhich -var-value=TEXMFHOMEを実行→/Users/ユーザー名/Library/texmfとでました。
2. /Users/ユーザー名/Library/texmfにご教示の通りtex/latex/kokugoを作成。
3. 作成したtex/latex/kokugoのなかに和田さまが公開してくださった
https://github.com/128Mac/latex-ex-PKGs.d/blob/main/fujitas2-install-memo.bash
からダウンロードしたスクリプトを入れ、ご教示の通り
bash fujitas2-install-memo.bash
と実行。
4. tex/latex/kokugoのなかにfujitas2のフォルダができ、フォルダ内に和田さまが改修してくださった藤田先生のスタイルファイルがたくさん収められています。
5. おまじないでsudo mktexlsrを実行。
TeXShopで数年前に作った古い国語テストファイルを開いたところ無事コンパイル!
ずっと困っていた問題がついに解決しました。ありがとうございました。