- 現在まで奥村先生の本の改訂第6版に収録されてるCD-ROMからインストールできるバージョンをMacでそのまま使用していて、新しい改訂第8版からインストールできるものを利用していたのですが、beamerファイルを使用したところ例えばitemize環境の\itemについてたはずの黒ポチやenumerate環境の番号が白抜きになったりしていました。この原因がぱっと見でわかりません・・・これは以前のバージョンのような仕様に修正可能なのでしょうか?
- 先ほど間違えて違うフォームに投稿してしまったので、再度お聞きするのが恥ずかしいのですが、、、
美文書8版の p327 以降を参考に「Madrid」テーマで lualatex 用の叩き台用ソースを添付しましので、Wakui さんの方でコンパイルして PDF 化をおこなった結果をアップロードしてください。
Wakui さんの過去投稿歴からどの latex エンジンを使っているか特定し辛かったので、lualatex で実行していただきたかったので「 lualatex 用の叩き台用ソース」と但し書きしたつもりですが、意図が伝わらなかっやようです。
件のメッセージは platex を利用されると表示されるメッセージですね。
ですのでターミナルで以下のように実行してください。
lualatex beamer-using-lualatex
もし、platex を使うのであれば、beamer-using-lualatex.tex の三行目
\usepackage{luatexja-preset} % lualatex を使う時
を削除ないしコメントアウトしてください。
たたき台ソースでうまくいかない場合や、お手元のソースでうまくいかない場合は、そのソースとログファイルを天央していただけると、解決が早まると思います。
\usepackage{luatexja-preset} % lualatex を使う時
の部分をコメントアウトしてターミナルで同様にコンパイルしたところ、日本語だけが出力されていないPDFが生成されていました。
platex/uplatex 及ぶ dvipdfmx を利用して PDF を作成するには三行目の対処のほか、一行目目に [dvipdfmx] のオプションが必要です。
既存のファイルでうまくいかなければ、プリアンブル部分を最低限提供してください。
platex/uplatex と lualatex 両方でコンパイルできるようにするためにはそれなりに適切なスタイルファイル等の読み込みが必要です。
うまくいかなかった時は .log ファイルを添付してください。
ログファイルには処理時に読み込んだクラスファイルやスタイルファイルなどが記録されています。調査にはこのファイル名のパスや一緒に表示されるリリース日時・バージョンなどを手がかりに調べるためです。
今回の問題は、 第6版でうまくいったけど、8版でうなくいかなかったということなので、TEXMFLOCAL や TEXMFHOME に設置されたものとの整合性が取られていないのではと想像しています。
環境情報の提供依頼
- 処理するエンジンは platex uplatex ... ?
- 利用したい bemar のテーマは?(プリアンブルなどでもある程度想像はつきますが)
>既存のファイルでうまくいかなければ、プリアンブル部分を最低限提供してください。
次のプリアンブルが以前のバージョンで使用していたものです。(使用しているthemeはBoadillaです)
-----以下プリンブル----
\documentclass[11pt,dvipdfmx]{beamer}
%\usepackage{luatexja-preset}
% pdfの栞の字化けを防ぐ
%\AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode EUC-UCS2}}
% テーマ
%\documentclass[dvipdfm,11pt,leqno,handout]{beamer}
\setbeamertemplate{theorems}[numbered]
%\usepackage{luatexja-preset}
%\setlength{\columnseprule}{.4pt}
%\usepackage{BeamerColor}
\usepackage{bm}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{amssymb}
\usepackage{enumerate}
\usepackage{multicol}
%\usepackage[dvipdfm]{graphicx,color}
%\usepackage{amsfonts}
\usepackage{fancybox}
\usepackage{latexsym}
\usepackage{ascmac}
\usepackage{amsfonts}
\usepackage{amsthm}
\usepackage{mathrsfs}
\theoremstyle{definition}
%% macros for Theorems
\newtheorem{thm}{定理}
\newtheorem{prop}[thm]{命題}
\newtheorem{cor}[thm]{系}
\newtheorem*{cor*}{系}
\newtheorem{lem}[thm]{補題}
\newtheorem*{question}{問題}
\newtheorem*{remark}{注意}
\newtheorem*{defi}{定義}
%\newtheorem{definitions}{定義}
\newtheorem{notation}{記号}
%\newtheorem{example}{例}
\renewcommand{\proofname}{\upshape \text{\textgt{証明}}}
\renewcommand{\qedsymbol}{$\square$}
\newcommand{\Dsp}[1]{\displaystyle{#1}}
%\renewcommand{\labelenumi}{\textbf{\theenumi.}}
\renewcommand{\theenumii}{\arabic{enumii}}
%%%
%%% テーマの指定、省略時は default になる
%%%
%\usetheme{Antibes}
\usetheme{Boadilla}
%\usetheme{CambridgeUS}
%\usetheme{Darmstadt}
%\usetheme{Hannover}
%\usetheme{Marburg}
%\usetheme{Madrid}
%\usetheme{Montpellier}
%\usetheme{Singapore}
%\usetheme{boxes} % フレームの指定、省略可
% color theme------------------
%\usecolortheme{albatross}
%\usecolortheme{beetle}
%\usecolortheme{beaver}
%\usecolortheme{default}
%\usecolortheme{dolphin}
\usecolortheme{rose}
%\usecolortheme{whale} % 省略可
%\usefonttheme{serif} % 省略可
\renewcommand{\familydefault}{\sfdefault}
\setbeamertemplate{frametitle}[default][center]
\usefonttheme[onlymath]{serif}
---以上プリアンブル---
>うまくいかなかった時は .log ファイルを添付してください。
\usetheme{Boadilla}を有効にしてlualatexでコンパイルした時のlogファイルを添付いたしました。
>処理するエンジンは platex uplatex ... ?
調べたところplatex+dvipdfmxがデフォルトになっているようです。
>利用したい bemar のテーマは?(プリアンブルなどでもある程度想像はつきますが)
基本的に以前と同じthemeを利用したいのでBoadillaが理想的ですが、そこにこだわりがあるわけではありません
色々とお手数をお掛けして申し訳ありません。
ご教示ありがとうございます。
同じようですね。
話題に上がっていた定義は、以下のファイルで記述されていますね。
texmf-dist/tex/generic/pgf/utilities/pgfutil-latex.def
検証は、美文書8版の texlive の archive にある tar.gz を 丸ごと TEXMFHOME に展開した上で、 platex で報告のあった事象を確認。
その後、更新されている 2020 年版 xpgfutil-latex.def をカレントに複写して再試行したところ症状が改善されたことを確認。
このファイル自体は CTAN の pgf アーカイブに入っています。 https://mirrors.ctan.org/graphics/pgf/base.zip
では、対処方法ですが、部分的に置き換えることは可能ですが、 できれば2020 から 2022 へアップグレードするか、 MacTeX などで TeXLive2022 を導入・移行を検討してください。
前者は、https://tug.org/texlive/upgrade.html
Upgrade from TeX Live 2021 to 2022
を参考にしてください。
適宜システム領域を変更するコマンドには sudo を前置してください。
念の為、2020 から 2022 へのアップグレードを試してみましたが、
hitex というのが 無いと言ってエラー警告あるので MacTeX などで
texlive2022 にしたほうが良いと思います。
PS: ログの提供ありがとうございます。途中でファイル切れになっていましたがチェックしたところ 、/Users/Shared/TeXLive/texmf-var を一部使っているところや 若干の警告メッセージは気にはなりますが、当面は問題ないと思います。