Win10 Pro で texlive2022を install しました。
しかし、その翌日あたりから、texworks ver.0.6.6が、ちょっとおかしいのです。
設定→エディタで、行番号を表示する設定にしてあるのに、ソースファイルではそれが表示されないことが、時々起こります。
詳しくいえば、tex fileを読み込み中は、確かに表示されるのですが、読み込みが完了すると同時に、(プレビューアが表示されると同時に)、行番号の表示が消えます。
この現象は、不安定でして、別のtex file
だと、正しく表示されることもあります。
texworks の version を変えたらどうかと思い、0.6.5や開発版の0.7に変更しても、変わりありませんでした。
また、前のtexlive2021は削除していなかったので、そちらでためしましたが変わらず同じ現象が発生します。
この現象は、sizeの大きな縦書き日本語(dlassfileはjlreq)で起きます。
その他の機能は、正常に働いてくれます。行番号はデバッグの時に、エラー箇所を探すのに、便利ですので、表示されないと困ります。やむなく、当面は少しソースファイルを書いたら、こまめにコンパイルして確かめながら、書いています。
この現象は初めて体験したもので、ひょっとして無意識のうちどこか設定を変える箇所を触ったのかもしれません。どなたか同じような体験をされた方がいらっしゃるかもしれないと思い投稿させていただきました。
再現はしましたが ...
- エクスプローラに表示されている .tex ファイルを表示しようとすると「一瞬」行番号は表示されるけど非表示になってしまう
- TexWorks で「新規ファイルを作成」し、他からコピペすると「行番号」表示された状態になる
- 上記を保存し、改めてエクスプローラの当該 .tex を開くと「行番号」されたままになってる
推測
- %USERPROFILE%.texlive2022\texmf-config\texworks\TUG\TeXworks.ini の 「recentFiles=」に書かれている情報を元にしているようだ
- ただし、上記の行を削除しても「行番号表示が消えてしまう既存 .tex ファイル」には効果無し
- 削除方法は「ファイル」→「最近開いた文書」から「最近開いたファイルの一覧クリア」でよいと思います
観察
- %USERPROFILE%.texlive2022 の他に私の場合は %USERPROFILE%.texlive2020 も参照しているような動きをしてた
- 私の環境では 2020 2021 2022 を保持しているのですが、システムとしては TeXLive2020 として登録されている
- どうやら「 .tex ファイルに紐づけらて」【 2020】 「も」動くようで .texlive2020 を削除してもゾンビのように復活してしまう。
- 試しに C:texlive\2020 を C:texlive\2020-keep のように退避して操作すると .texlive2020 は作成されない
対策案
- C:\texlive の 2022 以外を 2020-keep のように退避しておく
- 2022 あるいは 開発版の TeXworks を起動し行番号表示設定にしておく
後書き
- mr2h さんとは環境が違いので、参考にしていただければと思います
- 何故、古い(私の場合ですが)の .texlive2020 がゾンビの如く再生されてしまうのか原因は不明ですが、パスを見えなくすれば動くように思えます