私は、趣味で古い書籍を読みますが、字が小さすぎたり、汚損がはげしい書籍が多いので、windows10, texlive,uplatexで、書籍づくりをしています。
さて、1年ほど前に、texlive2019の時代に、 kanji-config-updmap-sys sourcehan として、吉川幸次郎の『杜甫私記』(凡そ400ページ)を手入力し、製本しました。
ちょっと気になる箇所があり、texlive2020になった環境で、(埋め込みfontは、haranoaji)で、必要な修正を行なつた後に、再コンパイルしたところ、いくつかの難しい漢字のところがPDF上では、表示できずに「おとうふ」となつているのに、気づきました。それらの漢字は下記の最初の一文字(或いは二文字)です。(そのあとは、読み、もしくは用例です。)
㔩 かざし
梀 梀樹そくじゅ
䍦 接䍦せつり
嵽嵲 ていげつ
窸 窸窣しつしゅつ
咂 そう 舌咂したうち
そこで、ハハーン、埋め込みができていないナ、と思い kanji-config-updmap-sys sourcehan として再度コンパイルし、期待する結果を得ました。ただ、400ページの印刷の後、異変に気づいたので、可成りの時間loss を生じました。こういった、使い方をされている方が、texliveの update をされるごとに、私のように安易に追いかけupdateすると、同じような経験をされるかもと思い書き込みました。
最後に質問。haranoaji の font map は、確認が私には技術的に、もしくは手間的に、無理ですので、今度の事例においても、何かオプシヨンの指定などで、解決できる方法があるのでしようか?