comicsansとemathの共存

comicsansとemathの共存

- 佐藤 創一 の投稿
返信数: 32

comicsans.styとemathの共存を考えています。

MacTeX2020, TeXShopを利用しています。

Lualatexでコンパイルしようとしましたがエラーが出てしまいPDFが作れません。


documentclass{ltjsarticle}

\usepackage[largesymbols,ulemph,boldemph,plusminus]{comicsans}

\usepackage{emath}

\usepackage{emathP}

\begin{document}

\begin{itemize}

\item 小数点の文字化けは pdflatex xelatex で処理すれば解消します

\item 特徴的な大型演算子を使う場合は largesymbols オプションを使用

\item 日本語を混在するには lualatex を使えば可能です(xelatex 未検証)

\begin{itemize}

\item documentclass は lualatex 用のものに変更

\end{itemize}

\end{itemize}

\[ \log_{10}3=0.4771 \]

\[ \sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1) \]

\[ \int_{a}^{b}x\,dx \]


$\bunsuu12$

\end{document}


レアなケースだとは思いますが,どなたか回避方法を教えていただけると助かります。

佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 北見 けん の投稿
どんな作業をしていて、
どのプロセスでエラーが出たのか。
添付のログファイルは途中で切れてしまっていて、
エラーの部分が見当たらないようです。

最初から詳しく状況を説明した方が、
状況確認のためのやり取りを何往復もせずに済んで、
解決が早くなると思います。
佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- はやて (h20y6m) の投稿
emath は lualatex では動かないようです。
platex を使うとどうでしょうか?
はやて (h20y6m) への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿
  • emathP をコメントアウトして emath だけであればそのままでも通るのですが、 以下のところでひっかっかっています。

    <pre>
    (/Users/i-wada/Library/texmf/tex/latex/emathc190703/EMrgbcolornam.def))
    ;  ! Missing number, treated as zero.  
     ##
     l.7531 ...2\unitlength)(#3\unitlength,#4\unitlength)
                                                        \fi
    ?
    

    • なお emath は utf-8 の方を使っているつもりです。
      • 一応 https://okumuralab.org/tex/mod/forum/discuss.php?d=1651 の  2015年 08月 31日(月曜日) 16:43 - 前田 一貴 の投稿 は参考にはしました。
  • これが解決しても次は perl かな

和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- はやて (h20y6m) の投稿
該当のエラーは \iftdir が luatex では未定義のために発生するようです。

\let\iftdir\iffalse

などとすればごまかせますが、今度は zw が引っ掛かります。

さらにいくつかのファイルは \NeedsTeXFormat{pLaTeX2e} が入っているので lualatex で使うのは困難だと思います。


> emathP をコメントアウトして emath だけであればそのままでも通るのですが

確かに emath だけなら通りますね。確認不足でした。
emathP が必要なければよいのですが……
はやて (h20y6m) への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿

zw はこれをヒントに検索するとbxjacalcux でなんとか回避出来そうですが、emathP の入れ子の入れ子の ... とたどると \NeedsTeXFormat{pLaTeX2e} の壁が幾度と出てくるので、はやて さんの意見に同意。

comicsans のフォント出力を望むなら emath で書くところをひたすら 
例えば $\bunsuu12$ は \Large{$\frac{1}{2}$} とかに書き替える。
何度も出てくるようなら \FRAC{1}{2} のように自己マクロを作成。
emath の飾り枠とかはtikz 使うとか ....

emath の方が良いのなら comicsans を諦めるしかないかな。
和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- t^2 _ の投稿
> emath の方が良いのなら comicsans を諦めるしかないかな。

(u)pLaTeX であれば,可能だと思います。

comicsans がインストールされていることを前提に,
下記のソースで comicsans で数式が表示できます。
emath スタイルファイルの 1ケ所 tDB さんに無断で改変しています。
sfmath とあるところを comicsans にしています。

補助ファイルは抜きで,PDF のみ添付します。

lualatex については,(表題の目的とは離れていそうなので)
確認しておりません。

\documentclass[12pt,dvipdfmx]{jarticle}

%\usepackage[largesymbols,ulemph,boldemph,plusminus]{comicsans}
\usepackage[notMy]{emath}
\usepackage{emathP}
%\usepackage{emathOtf}

\begin{document}

\begin{gather}
\log_{10}3=0.4771 \\
\sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1)\\
\int_{a}^{b}x\,dx \\
x=\bunsuu12
\end{gather}

\begin{kokuban}<file>%
\color{white}
\begin{gather}
\log_{10}3=0.4771 \\
\sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1)\\
\int_{a}^{b}x\,dx \\
x=\bunsuu12
\end{gather}
\end{kokuban}%

\end{document}
佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 大熊 一弘 の投稿
emath パッケージが話題となっているようなので,
作者として発言させていただきます。

1. comicsans.styとemathの共存

私は comicsans.sty を使用したことがありませんから
両者の共存について確実なことは言えませんが
下のリストは,タイプセット可能であり,
その結果得られる pdf とソースリストをまとめた zip ファイルを添付します。

%tmp-pL.tex
\documentclass[12pt]{jarticle}

\usepackage[largesymbols,ulemph,boldemph,plusminus]{comicsans}
\usepackage[notMy]{emath}
\usepackage{emathP}
%\usepackage{emathOtf}

\begin{document}
\begin{itemize}
\item 特徴的な大型演算子を使う場合は largesymbols オプションを使用
\end{itemize}

\begin{gather}
\log_{10}3=0.4771 \\
\sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1)\\
\int_{a}^{b}x\,dx \\
x=\bunsuu12
\end{gather}
\end{document}

2. LuaLaTeX とemathの共存

こちらは不可能です。
emath は pTeX 固有のプリミティブを前提とするところが多々あります。

大熊 一弘 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿
大熊 一弘さん、t^2 _ さん、フォローありがとうございます。

結論から申し上げます。macOS の Preview.app で pdf を見ていたための誤判断でした。

t^2 _ さんの PDF は、黒板のところが豆腐文字だったし、大熊さんのもあちこち豆腐文字。

お二人が「できる」というのであれこれ検討しました。
大熊さんのソースを platex で処理したものと 大熊さんが添付されたpdf を diff-pdf で差分を見てみました。
ほぼ一致。違いは HaranoAjiMincho-Regular-Identity-H を使っているか HiraMinPro-W3-Identity-H を使っているかによる違いだけで、質問者がお気に入りの comicsans の largesymbols もはっきり表示されているました。

ということで Adobe Acrobat Reader で表示してみたところ、問題なく表示。t^2 _ さんの黒板のところの小数点が豆腐になっていたのもドットが表示されていました。

つまり「豆腐文字」で表示される → NG と勘違いしていた和田の誤判断でした。


質問者の佐藤さんへ
佐藤さんへの回答を焦って lualatex をお勧めしましたが、(u)platex でも問題なく処理できていたようです。ただし、プレビューは Previw.app だけでなく Adobe Acrobat Reader も併用して検証して下さい。
和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 奥村 晴彦 の投稿
いま出張中でちゃんと試せる環境ではないのですが,MacのPreviewでトーフになる(添付)というのは嫌ですね。何が原因なんでしょう?
添付 x.png
奥村 晴彦 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿
> MacのPreviewでトーフ

Comic Sans MS も入っているし ...
気になっているので調べてはいるのですがこの領域の知識不足で遅々として進まず :-(
和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- はやて (h20y6m) の投稿
Firefox でも豆腐にはなりませんが該当のグリフが抜けるようです。

qpdf の QDF モードを使って大熊さんの添付された PDF を解析してみました。
私の結論としては、dvipdfmx が生成した PDF の /Encoding の内容が間違っているのではないかと思います。


以下、解析メモ

・小数点は文字コード 58 で出力されている
 →OML エンコーディング由来?
・埋め込まれた TTF には文字コード 58 のグリフが存在する
 →おそらくこれが小数点のグリフ
・/Encoding は以下のような内容である
    <<
      /BaseEncoding /WinAnsiEncoding
      /Differences [
        58
        /period
      ]
    >>
 →文字コード 58 を /period に置き換えている
 →埋め込まれた TTF には post テーブルはない
 →ピリオドの ansi コードである 46 のグリフは TTF に含まれていない
・上の /period を /n に書き換えると Firefox では 小数点の位置に n が表示されるが、
 Adobe Reader は小数点のまま変わらない
 →/Encoding の情報を利用して表示しているアプリケーションだと文字化けする?
・/Encoding を削除すると Firefox でも正しく表示される
・/FontDescriptor を見ると /Flags 14 で Symbol フラグが立っている
 →Symbol なのに /WinAnsiEncoding を使っている?


PDF Reference を見てみましたがどのようになっているのが正しいのかわかりませんでした……
はやて (h20y6m) への返信

Re: comicsansとemathの共存

- A H の投稿
Chrome、Microsoft Edge、SumatraPDF…その他きちんと表示されます。

> →Symbol なのに /WinAnsiEncoding を使っている?

ご自身で /Encoding を書いているようにカスタムエンコーディングです。

間違っていると思うのであれば開発者に報告してはどうでしょう。
A H への返信

Re: comicsansとemathの共存

- はやて (h20y6m) の投稿
とりあえず
https://github.com/texjporg/tex-jp-build/issues/107
に書いてみました。
A H への返信

Re: comicsansとemathの共存

- Akira Kakuto の投稿
問題から少し外れますが

%
% platex test, dvipdfmx test
%
\documentclass[dvipdfmx]{article}
\usepackage[largesymbols]{comicsans}

\begin{document}

\[ \log_{10}3=0.4771 \]
\[ \sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1) \]
\[ \int_{a}^{b}x\,dx \]

\end{document}

%
% pdflatex test or lualatex test
%
\documentclass{article}
\usepackage[largesymbols]{comicsans}

\begin{document}

\[ \log_{10}3=0.4771 \]
\[ \sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1) \]
\[ \int_{a}^{b}x\,dx \]

\end{document}

に対して,Windows の Acrobat Reader DC でテストしました。
PDF の表示は全て同じですが,選択-->コピー-->ペーストの結果が
以下のようになります:

(1) platex + dvipdfmx
log10 3 = 0.4771
nΣk=1
k =
1
2
n(n + 1)
∫b
a
x dx
1

(2) pdflatex
log10 3 = 0:4771
nk=1
k =
1
2
n(n + 1)
..b
a
x dx
1


(3) lualatex
log10 3 = 0:4771
nk=1
k =
1
2
n(n + 1)
..b
a
x dx
1

pdflatex と lualatex で nk の間にあるコードは
(platex + dvipdfmx では Σ ですが pdflatex と lualatex では上の場合消えている)
バイナリエディタで見ると,0x01 (CTRL-A) です。
Akira Kakuto への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿

Kakuto さんの参考情報投稿に触発されて、私も本題からそれますが (追加情報もありませんが)

最近 PDF ファイルからテキスト検索・抽出に ripgrep-all を使う機会が多いです。

any-character . (ピリオド)で検索してみました。

% rga     lualatex.pdf platex.pdf
lualatex.pdf
Page 1: log10 3 = 0:4771
Page 1: n
Page 1:                1
Page 1:       k=           n(n + 1)
Page 1:                2
Page 1: k=1
Page 1:            b
Page 1:
Page 1:                x dx
Page 1:            a
Page 1:
Page 1:
Page 1:
Page 1:
Page 1:            1

platex.pdf
Page 1: log10 3 = 0.4771
Page 1: n
Page 1:
Page 1:
Page 1: 
Page 1: k=1
Page 1:       k=
Page 1:                1
Page 1:                2
Page 1:                    n(n + 1)
Page 1:
Page 1:
Page 1:            b
Page 1:
Page 1:
Page 1:           a
Page 1:                x dx
Page 1:
Page 1:
Page 1:
Page 1:
Page 1:            1
和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 佐藤 創一 の投稿
皆さまへ

色々な方に検討していただき本当にありがとうございます。
現状です。
以下のファイルをコンパイルしてみました。
adobe でみてみましたら,ギリシャ文字が豆腐になっています。
皆さまと同じ状況でしょうか?
検証お願いします。

\documentclass[12pt]{jarticle}

\usepackage[largesymbols,ulemph,boldemph,plusminus]{comicsans}

\usepackage[notMy]{emath}

\usepackage{emathP}

\begin{document}

\begin{itemize}

\item 特徴的な大型演算子を使う場合は largesymbols オプションを使用

\end{itemize}

\begin{gather}

\alpha,\ \beta,\ \gamma,\ \delta,\ \theta,\ \pi,\ \sigma\\

\pm,\ \mp\\

\log_{10}3=0.4771 \\

\sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1)\\

\int_{a}^{b}x\,dx \\

x=\bunsuu12

\end{gather}

\end{document}

佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿
提示されたソースでコンパルしましたが、ギリシャ文字は表示できています。添付の画面キャプチャを参考にして下さい。

dvipdfmx -vv test.dvi で表示される内容をアップロードしていただけませんか?

それから参考にしたいのでplatex test.tex でできる test.log もお願いします。
添付 スクリーンショット_2020-08-24_22.50.23.png
佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- O Kay の投稿
私も関心を持ち,comicsansを導入してみました。
下記の検証から,同じcomic.ttfでも違いがあるのかもしれません。

まず,MacTeX2020にcomicsansを下記の手順で導入したところ,佐藤さんと同様の結果となりました。

次に,Windows7で試したら和田さんと同様の結果となりました。

両者のcomic.ttfを比べると,macで下記のサイトから入手したものは63,040バイト,Windows7に元からあるものは132,832バイトでした。そのせいかもしれません。別のところからフォントを入手するとうまくいくかもしれません。

------------
私がMacTeX2020にcomicsansをインストールした方法
(TLContrib導入済みとします)

フォントそのものは
https://github.com/moovel/microwindows/tree/master/src/fonts/truetype
からcomic.ttfとcomicbd.ttfを入手し,TEXMF-LOCAL\fonts\truetype\microsoft\comicsansに配置。

パッケージは
sudo tlmgr install comicsans
とすれば自動的にインストールされ,
updmap-sys --enable Map=comicsans.map
としました。
O Kay への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 佐藤 創一 の投稿
皆さま,ありがとうございます。
windows10のcomic.ttf等に置き換えてみたら表示されるようになりました。

\documentclass[12pt]{jarticle}

\usepackage[largesymbols,ulemph,boldemph,plusminus]{comicsans}

\usepackage[notMy]{emath}

\usepackage{emathP}

\begin{document}

\begin{itemize}

\item 特徴的な大型演算子を使う場合は largesymbols オプションを使用

\end{itemize}

\rotatebox{180}{$\pm$}

\begin{gather}

\alpha,\ \beta,\ \gamma,\ \delta,\ \theta,\ \pi,\ \sigma\\

\pm,\ \mp\\

\log_{10}3=0.4771 \\

\sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1)\\

\int_{a}^{b}x\,dx \\

x=\bunsuu12

\end{gather}

\end{document}


かわりに他のファイルでヒラギノフォントが使えなくなってしまいました。

TeXは奥が深いですね。


本当にありがとうございました。

またすぐ質問してしまいますがご容赦下さい。

佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿

既に解決されたようですが dvipdfmx -vv の出力結果で not available の警告メッセージが出ていま下で検討結果などを一応レポートしておきます。

  • dvipdfmx -vv の出力結果の差分 ( - の行は佐藤さんの結果)
  -[23 glyphs][11131 bytes])(cmbsy10.pfb[CMBSY10][built-in][Type1][3 glyphs][437 bytes])  ......
  +[23 glyphs][12475 bytes])(cmbsy10.pfb[CMBSY10][built-in][Type1][3 glyphs][437 bytes])  ......

  -dvipdfmx:warning: Glyph "alpha" not available in font "comic.ttf".
  -dvipdfmx:warning: Glyph "beta" not available in font "comic.ttf".
  -dvipdfmx:warning: Glyph "gamma" not available in font "comic.ttf".
  -dvipdfmx:warning: Glyph "delta" not available in font "comic.ttf".
  -dvipdfmx:warning: Glyph "theta" not available in font "comic.ttf".
  -dvipdfmx:warning: Glyph "sigma" not available in font "comic.ttf".
  +truetype>> Glyph glyph-name="alpha" found at glyph-id="308".
  +truetype>> Glyph glyph-name="beta" found at glyph-id="448".
  +truetype>> Glyph glyph-name="gamma" found at glyph-id="449".
  +truetype>> Glyph glyph-name="delta" found at glyph-id="309".
  +truetype>> Glyph glyph-name="theta" found at glyph-id="452".
  +truetype>> Glyph glyph-name="sigma" found at glyph-id="311".

  -[16 glyphs][ 8547 bytes])(cmmib10.pfb[CMMIB10][built-in][Type1]) ......
  +[16 glyphs][10783 bytes])(cmmib10.pfb[CMMIB10][built-in][Type1]) ......

  -[3 glyphs][5751 bytes])(cmsy10.pfb[CMSY10][built-in][Type1][2 glyphs][393 bytes])  ......
  +[3 glyphs][7091 bytes])(cmsy10.pfb[CMSY10][built-in][Type1][2 glyphs][393 bytes])  ......

  -dvipdfmx:warning: Glyph "Sigma" not available in font "comic.ttf".
  + truetype>> Glyph glyph-name="Sigma" found at glyph-id="437".

  -[4 glyphs][6211 bytes])(cmex10.pfb[CMEX10][built-in][Type1])(CID:HaranoAjiMincho-Regular.otf  ......
  +[4 glyphs][7723 bytes])(cmex10.pfb[CMEX10][built-in][Type1])(CID:HaranoAjiMincho-Regular.otf  ......
  
  • O Kay さんがレポートしていたようにあちこちでサイズ違いがあり

    • kpsewhich -a comicbd.ttf comic.ttf | xargs ls -l でサイズを調べてみた
      -rw-r--r-- 1 i-wada staff 126364  7  5 22:06 /Users/i-wada/Library/texmf/fonts/truetype/comic.ttf
      -rw-r--r-- 1 i-wada staff 111476  7  5 22:06 /Users/i-wada/Library/texmf/fonts/truetype/comicbd.ttf
      
  • その影響からかギリシャ文字が軒並み not available になっている

    • ヒラギノフォント

  * pdffonts test.pdf の結果を見る限り設定されていないのでは?

   name                                 type              encoding         emb sub uni object ID
   ------------------------------------ ----------------- ---------------- --- --- --- ---------
   PWVWLB+CMBSY10                       Type 1C           Builtin          yes yes yes      4  0
   BVPVCU+HaranoAjiMincho-Regular-Identity-H CID Type 0C       Identity-H       yes yes no       6  0
   CBPAKX+ComicSansMS                   TrueType          WinAnsi          yes yes yes      7  0
   TMADXD+ComicSansMS                   TrueType          Custom           yes yes yes      8  0
   LADLHG+ComicSansMS                   TrueType          Custom           yes yes yes      9  0
   HEIYGT+ComicSansMS                   TrueType          Custom           yes yes yes     10  0
   BCESMT+CMSY10                        Type 1C           Builtin          yes yes yes     11  0
  
  • 私の comicsans フォントの入手先

    • comic フォント comic32.exe ダウンロード
    • comic32.exe を検索してダウンロード
      • 参考にしたもの
      • texmf/doc/latex/comicsans/README
      • http://www.nucl.phys.titech.ac.jp/USERS/kenichi/latex/comicsans.html
      • ダウンロード URL
      • https://sourceforge.net/projects/corefonts/files/the%20fonts/final/comic32.exe/download
      • 解凍 Windows 用の自己解凍 .exe なのですが、macOS なので以下のような方法で取り出し、適切なところへ配置 7z x comic32.exe Comicbd.TTF Comic.TTF
和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 佐藤 創一 の投稿
和田 勇 様

検証ありがとうございます。

\documentclass[12pt]{jarticle}

\usepackage[largesymbols,ulemph,boldemph,plusminus]{comicsans}

\usepackage[notMy]{emath}

\usepackage{emathP}

\usepackage[deluxe]{otf}%普段しようしているパッケージ

\begin{document}

\mgfamily

\begin{itemize}

\item 特徴的な大型演算子を使う場合は largesymbols オプションを使用

\end{itemize}

\rotatebox{180}{$\pm$}

\begin{gather}

\alpha,\ \beta,\ \gamma,\ \delta,\ \theta,\ \pi,\ \sigma\\

\pm,\ \mp\\

\log_{10}3=0.4771 \\

\sum_{k=1}^{n}k=\frac12n(n+1)\\

\int_{a}^{b}x\,dx \\

x=\bunsuu12

\end{gather}

\end{document}


comicsansを利用する前まではヒラギノの丸ゴシックが使えていました。

この質問は別にしたほうがよいのでしょうか?

佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿
出勤前なので詳しくは調べられませんが
ヒラギノを使うためにどのようなことをしましたか?

例えば以下のヒラギノフォントに関するところや macOS のバージョンによる注意事項などチェックされましたか?

https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwjygZWdqrfrAhVHPHAKHUH7BsgQFjAAegQIAhAB&url=https%3A%2F%2Ftexwiki.texjp.org%2F%3FTeX%2520Live%252FMac&usg=AOvVaw1mso3qQTVcYTBJRr5AuKfV

* 特にチェックするところ
* macOS High Sierra 以降に付属するヒラギノフォントのセットアップ
* macOS 10.15 Catalina / macOS 10.14 Mojave / macOS 10.13 High Sierra / macOS 10.12 Sierra / OS X 10.11 El Capitan に関する注意

* お願い
* 毎回同じソースであれば、その旨参照してもらうような書き方でも構いません。
* 複数のファイルを提示したい場合は、ファインダの機能や zip や tar コマンドで一つのファイルにアーカイブして添付してください
佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- O Kay の投稿
私の環境では,ヒラギノ丸ゴシックがきちんと表示されます。

私の環境は,macOS 10.15.6です。

MacTeX2020をインストールしたときに,ヒラギノフォントを使えるように,このWikiの「ヒラギノフォント」のページを参考に設定しました。Wikiには

(1) ターミナルからコマンドを順に実行する方法
(2) 専用のアプリケーションを使用する方法

の2通りの方法がありますが,自分は(1)の方法で設定しました。きちんと多書体が使えてます。参考までに,タイプセットしたものを添えておきます。

和田さんがおっしゃるように,フォントの設定がヒラギノフォントではなく,原ノ味フォントになっているのでは? Acrobat Reader で開いて,文書のプロパティのフォントを見て,どのフォントが埋め込まれているかを確認してみてください。

もし,ヒラギノになっていなければ,
sudo kanji-config-updmap-sys --jis2004 hiragino-highsierra-pron
で設定できるはずです。
O Kay への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿

O Kay さんフォローありがとうございます。 特段何もせずにできているのは TEXMFLOCAL で comicsans をやっていらっしゃるからだと想像しています。

その意味で、佐藤さんへ TEXMFHOME 利用を半ば共用してしまったことを反省しています。

さて、佐藤さん!!

多分、 comicsans で updmap-user --enable Map=comicsans.map が影響していると思います。

今の状態であれば O Kay さんの指摘された最後の sudo kanji-config-updmap-sys --jis2004 hiragino-highsierra-pron か TEXMFHOME 用?の kanji-config-updmap-user --jis2004 hiragino-highsierra-pron でヒラギノフォントの埋め込みができると思います。

それから今まで散々やっていただいた以下のリセットしてもできることは確認してあります。

find ~/Library/texlive/ -delete
updmap-user --enable Map=comicsans.map

でできるかと思います。 kanji-config-updmap-sys の設定を見てくれるようになると思いますが、できなければ kanji-config-updmap-user のコマンドを追加してみて下さい。

adobe での表示と埋め込み情報のキャプチャ画面を参考にして下さい

なお検証にあたっては、dvipdfmx -vv で表示される内容を観察しながら動きを想像して回答を導き出しました。

なおx2 今朝、示した URL の内容で ヒラギノの設定を実施して検証もしてあります。

添付 スクリーンショット_2020-08-26_22.05.49.png
和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 佐藤 創一 の投稿
和田 勇 様
皆様

お示しいただいた作業を実行してみました。
ヒラギノ丸ゴシックが使えるようになりました。
ありがとうございます。
comicsansとmathの共存ができるようになりました。
本当にありがとうございます。

さて,実際にプリント作成を始めてみました。
ここまでくると斜体文字もできるといいなぁとわがままな気持ちが出てきました。
ご教授願えると助かります。
佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 和田 勇 の投稿
  • 今回は、実際に処理してみたわけでは無いので、情報を提供しますのでお試し下さい
  • いずれもインターネット検索結果からです。
  • 斜体 と言われても範囲が広いですね
    • アルアファベットなどの \textit{Italic イタリック}\textsl{Slant 斜体} で日本語にも反映させたいのかな
    • 正攻法は斜体表示できるフォントを使うらしいが ... 実際にどうするか知りませんしそもそも論もありますしね
    • それでもというなら ... 擬似的なほうほうとしては Texで日本語を斜体表示にする方法を教えてください。 にある shatai マクロを参考にされてみては
  • こんなのもあります TeX Liveでcomicsansパッケージする方法
和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- Hata Seiichiro の投稿
いつも勉強させていただいております。
たまにはお返しをしなければと思い,初めて投稿いたします。

私は,仕事の書類のほとんどすべてを,TeX(pLaTeX)で作っています。

昔,日本語の斜体がどうしても必要だったので,
ネットで検索して勉強して(たぶん和田さんの投稿の記事だと思います),
日本語の斜体を作るマクロを組みました。

5度から45度まで5度単位で斜体にできるようにしてあります。

もしよろしければ,使ってみてください。

よろしくお願いいたします。

和田 勇 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 林 かぐら の投稿
一つのテーマに他の内容を含めると
検索等に困るのですが。

といいながら返信します。
スラントについてです。
TikZ を使えば簡単に実現できます。
ただし一部の文字列に当てはめることを想定しています。
--------------------------------------------------
% (u)platex + dvipdfmx
\documentclass[dvipdfmx]{jlreq}% 横組みの場合
%\documentclass[dvipdfmx,tate]{jlreq}% 縦組みの場合
\usepackage{tikz}
\usepackage{pxeveryshi}

\makeatletter
\def\slantamount{.167}% デフォルトのずらし量
\def\slant{\ifydir\def\slant@type{x}\else\def\slant@type{y}\fi\@slant}
\def\xslant{\def\slant@type{x}\@slant}
\def\yslant{\def\slant@type{y}\@slant}
\def\@slant{\@ifnextchar[\@@slant{\@@slant[\slantamount]}}
\def\@@slant[#1]#2{%
\ifydir
\let\@directionY\relax\let\@directionT\relax
\else
\def\@directionY{\yoko}\def\@directionT{\tate}%
\fi
\if x\slant@type
\tikzset{current@slant/.style={xslant=#1}}%
\else
\tikzset{current@slant/.style={yslant=#1}}%
\fi
\leavevmode
\hbox{\@directionY
\tikz[baseline]
\node[current@slant,inner sep=\z@,anchor=base]{\@directionT{#2}};}}
\makeatother

\begin{document}
(slant)

私はその人を常に\slant{先生}と呼んでいた。

私はその人を常に\slant[1]{先生}と呼んでいた。

私はその人を常に\slant[-1]{先生}と呼んでいた。

(xslant)

私はその人を常に\xslant{先生}と呼んでいた。

私はその人を常に\xslant[1]{先生}と呼んでいた。

私はその人を常に\xslant[-1]{先生}と呼んでいた。

(yslant)

私はその人を常に\yslant{先生}と呼んでいた。

私はその人を常に\yslant[1]{先生}と呼んでいた。

私はその人を常に\yslant[-1]{先生}と呼んでいた。
\end{document}
佐藤 創一 への返信

Re: comicsansとemathの共存

- O Kay の投稿
フォントはあまり詳しくないのですが,FonfForge をダウンロードし,インストールし,使ってみました。

下記のようにすると,英語に関しては単純に \textit{} でできました。もし日本語も斜体にしたいのであれば,comicsansを使う使わないに関係なく,凝った方法が必要です。先程の和田さんの投稿を参考にしてください。

なお,別のスレッドのやり取りを拝見すると,佐藤さんの場合,TEXMFLOCALではなく,TEXMFHOMEに配置したほうがいいかもしれません(TeXが探してくれる優先順位が変わってくる)。

------------
私が試した方法 (2020年8月25日(火)9:52での投稿でしたことに加えて)

FontForgeで
File→Open→comic.ttfを読み込む。
Encoding→Reencode→TεX Base(8r)を選択。
File→Generate Fonts→PS Type1 (Binary)とTεX Namesを選択し,ファイル名をrcomic8r.pfbとし,Generate。
エラーメッセージが出るが,続けてGenerate。

引き続き,
Encoding→Load Encodingでt2a.encを読む。
Encoding→Reencode→T2AAdobeEncodingを選択。
File→Generate Fonts→PS Type1 (Binary)とTεX Namesを選択し,ファイル名をrcomiccyr.pfbとし,Generate。
エラーメッセージが出るが,続けてGenerate。

同様に,comicbd.ttfから,rcomicbd8r.pfbとrcomicbdcyr.pfbを生成。

4つの*.pfbをTEXMFLOCAL\fonts\type1\microsoft\comicsansに配置し,sudo mktexlsrする。

※FontForgeは初めて使ったので,あまりよくわかっていません。Generateするときにエラーが出たのが気になります(斜体はきちんと表示された)。もし,より正しい方法があれば紹介してください。
O Kay への返信

Re: comicsansとemathの共存

- 佐藤 創一 の投稿
返信が遅くなり,申し訳ありません。
色々な方々に助けていただきました。
本当にありがとうございます。

数式の中でアルファベットを斜体にしたかっただけなので解決しました。
ありがとうございます。

また懲りずに色々な興味深いフォントを探してTeXを楽しみたいと思います。
またよろしくお願いします。