texlive 2020 をインストールして次の現象が発生しました。
なんとか自力で切り抜けましたがネットで調べても記述は見当たらなかったので報告致します。
なお、フォルダーの構成は
C:\----------texlive---- 2019
|-- texmf-local
となっていました。ここでネットワークインストールを行いました。当然 2020 がツリーに
追加され一見インストールは正常に終了したように見えたのですが何かがおかしい?
発生した不具合は texmf-loclal フォルダーのアクセス権限が書き換えられてしまい
アクセスがまったくできない状態になりました。但しフォルダーの中をのぞくこと
はできるのでコンパイルはできます。(できたような気がします。記憶があいまい)
フォルダーのプロパティを参照すると「所有者がない」状態で変更も削除もコピー
も、当然ながら maktexlsr もできません。
いろいろやったことを書くと長くなるのでやめますが一番手っ取り早いのは
1. 以前のフォルダーをリネームし、改めて texlive フォルダーに 2020 を
インストールする。
その後、リネームしてあった前のシステムから texmf-local の中身を
持ってきて maktexlsr する。
2. 古い方の texmf-local は削除しますが、権限がありませんからサードパーティ
のツール(私は Wise Force Deleter を使用)で削除します。
これでなんとかなるようです。
(実際にやったのは texmf-local を一旦フォルダー外に退避し、インストール後に戻した)
この現象は二台のPCで発生しましたので特定の環境で起きるというわけでもなさ
そうです。なにしろ texmf-local のコピーができなくなるというのは致命的ですか
ら十分注意が必要です。私の場合は幸い二台目の方から持ってこれたのでなんとか
なりました。
なお、 aminophen さんの5月14日付けの投稿の現象は私の所でも昨日発生したの
で、昨夜から今朝にかけて二台とも再度 2020 をインストールし直す羽目になりま
した。
Sakaiさんの経験された現象は、私の所でも起きました。
やはり、Windows10で、直前の texlive2019を install 済みの環境で、texlive2019のディレクトリ構成は Sakaiさんと同じです。
私の場合は、やむなく 起動ドライブそっくりbackupしてあった旧環境を使って、またもとの texlive2019に戻しました。 texlive-local には多くのsettingがしてあり、今度のtexlive2020をinstall後に、再度 texlive-localを構成し直すには膨大な手間がかかると考えたからです。というより、そもそも書き込みできないので、手が出せませんね。どなたか、texlive-localへの読み書きができるようにしていただければ、大変ありがたいと思います。
実際に私がやった手順とは違うのですが、考えつく方法を少し細かく書きます。
1. 旧環境の texlive フォルダーを texliveold とでもリネームしておく
2. iso 版からデフォルト設定のまま(確か texlive の筈)インストールする
このとき「前の環境を・・・」は選択しません。
指定するとなぜかインストールが始まらない。
3. インストールすると
C:\----------texlive---- 2020
|-- texmf-local
となります。この texmf-local は読み書き可能です
4. この texmf-local に backupしてあった texmf-local を上書きコピーする
5. これで普通の状態に戻るので管理者権限で mktexlsr します
あとはリネームしてあった旧環境から 2019 を持ってきてもいいですがその必要は
ないかもしれません。不要になった旧環境は削除しますが、このとき texmf-local
が削除不能になっていたら削除ツールを使います
現在の私のフォルダー構成は次のとおりです
C:\----------texlive---- 2019
| ---- 2020
|-- texmf-local
以上です。
1. 旧環境の texlive フォルダーを texliveold とでもリネームしておく
2. iso 版からデフォルト設定のまま(確か texlive の筈)インストールする
このとき「前の環境を・・・」は選択しません。
指定するとなぜかインストールが始まらない。
3. インストールすると
C:\----------texlive---- 2020
|-- texmf-local
となります。この texmf-local は読み書き可能です
4. この texmf-local に backupしてあった texmf-local を上書きコピーする
5. これで普通の状態に戻るので管理者権限で mktexlsr します
あとはリネームしてあった旧環境から 2019 を持ってきてもいいですがその必要は
ないかもしれません。不要になった旧環境は削除しますが、このとき texmf-local
が削除不能になっていたら削除ツールを使います
現在の私のフォルダー構成は次のとおりです
C:\----------texlive---- 2019
| ---- 2020
|-- texmf-local
以上です。
早速のアドバイスありがとうございます。
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すみません。くどくなりますが確認させてください。
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2. iso 版からデフォルト設定のまま(確か texlive の筈)インストールする
このとき「前の環境を・・・」は選択しません。
指定するとなぜかインストールが始まらない。
3. インストールすると
C:\----------texlive---- 2020
|-- texmf-local
となります。この texmf-local は読み書き可能です.
と、ありましたが、
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1. の操作で、renameしたあとの環境で、2.の操作をすると、新たに生成された c:\texlive\texlive-localは書き込み出来るのですね。つまり、まえの環境をそのまま残しておくと、texlive-localのアトリビュートが書き換えられるが、サラの環境でinstallすると、texlive-local
は、読み書き可能ということなのでしょうか?
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すみません。くどくなりますが確認させてください。
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2. iso 版からデフォルト設定のまま(確か texlive の筈)インストールする
このとき「前の環境を・・・」は選択しません。
指定するとなぜかインストールが始まらない。
3. インストールすると
C:\----------texlive---- 2020
|-- texmf-local
となります。この texmf-local は読み書き可能です.
と、ありましたが、
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1. の操作で、renameしたあとの環境で、2.の操作をすると、新たに生成された c:\texlive\texlive-localは書き込み出来るのですね。つまり、まえの環境をそのまま残しておくと、texlive-localのアトリビュートが書き換えられるが、サラの環境でinstallすると、texlive-local
は、読み書き可能ということなのでしょうか?
関係あるかはわかりませんが ACL 関係で気になる変更を見つけました。
https://www.tug.org/svn/texlive/trunk/Master/tlpkg/TeXLive/TLWinGoo.pm?r1=54152&r2=54289&pathrev=54289
r54289 で ACL を設定するコマンドが
icacls . /reset && icacls . /inheritance:r /grant:r *S-1-5-32-544:(OI)(CI)F /grant *S-1-3-0:(OI)(CI)F /grant *S-1-5-11:(OI)(CI)RX
から
icacls . /reset && icacls . /inheritance:r /grant:r *S-1-5-32-544:(OI)(CI)F /grant:r *S-1-5-11:(OI)(CI)RX /grant:r *S-1-5-32-545:(OI)(CI)RX /T
に変更されています。
"/T" が追加されているので指定してディレクトリ以下のすべてのディレクトリと*ファイル*の ACL が変更されます。
一方、ACL で指定している "(OI)(CI)" はディレクトリのみ適用されるものです。
試してみたところ、ファイルに対しては (OI)(CI) を含んだ部分のしていが無視されるようでした。
(上記の場合は "/inheritance:r" のみが適用され、"/grant:r *S-1-5-32-544:(OI)(CI)F"、"/grant:r *S-1-5-11:(OI)(CI)RX"、"/grant:r *S-1-5-32-545:(OI)(CI)RX" が無視されるようです。)
もし上記が原因だとすれば管理者権限で
icacls C:\texlive\texmf-local /reset /T
icacls C:\texlive\texmf-local /inheritance:r /grant:r *S-1-5-32-544:(OI)(CI)F /grant *S-1-3-0:(OI)(CI)F /grant *S-1-5-11:(OI)(CI)RX
とすれば治るかもしれません。
(どなたか ACL に詳しい方がいらっしゃれば……)
https://www.tug.org/svn/texlive/trunk/Master/tlpkg/TeXLive/TLWinGoo.pm?r1=54152&r2=54289&pathrev=54289
r54289 で ACL を設定するコマンドが
icacls . /reset && icacls . /inheritance:r /grant:r *S-1-5-32-544:(OI)(CI)F /grant *S-1-3-0:(OI)(CI)F /grant *S-1-5-11:(OI)(CI)RX
から
icacls . /reset && icacls . /inheritance:r /grant:r *S-1-5-32-544:(OI)(CI)F /grant:r *S-1-5-11:(OI)(CI)RX /grant:r *S-1-5-32-545:(OI)(CI)RX /T
に変更されています。
"/T" が追加されているので指定してディレクトリ以下のすべてのディレクトリと*ファイル*の ACL が変更されます。
一方、ACL で指定している "(OI)(CI)" はディレクトリのみ適用されるものです。
試してみたところ、ファイルに対しては (OI)(CI) を含んだ部分のしていが無視されるようでした。
(上記の場合は "/inheritance:r" のみが適用され、"/grant:r *S-1-5-32-544:(OI)(CI)F"、"/grant:r *S-1-5-11:(OI)(CI)RX"、"/grant:r *S-1-5-32-545:(OI)(CI)RX" が無視されるようです。)
もし上記が原因だとすれば管理者権限で
icacls C:\texlive\texmf-local /reset /T
icacls C:\texlive\texmf-local /inheritance:r /grant:r *S-1-5-32-544:(OI)(CI)F /grant *S-1-3-0:(OI)(CI)F /grant *S-1-5-11:(OI)(CI)RX
とすれば治るかもしれません。
(どなたか ACL に詳しい方がいらっしゃれば……)
ありがとうございます。
どうも同じ現象のような気もしますね。
何が起きたのか分からないので色んなことを試したりして記憶が曖昧になっている所があるの
と、英文の記事が言っていることが同じなのかははっきりしません。記事ではファイルが一つ
のようですが2020インストール後の texmf-local の場合は配下のファイル全部が「所有者なし」
となっていて属性を変更できなくなっていました。まず所有者を登録することから始めたのです
が(お陰でwindows10 のシステムが少し分かったというおまけ付き)ファイルの数が半端ではな
いですからとてもやる気になりません。苦肉の策として一旦 texmf-local を退避してインストール
後書き戻す方法を取りました。
icacls というコマンドは始めて見ましたし ACL という言葉も始めてです。調べて見ようと思い
ますが、同じ現象を再現するのも一寸気が重いのでいつになるかわかりません。
どうも同じ現象のような気もしますね。
何が起きたのか分からないので色んなことを試したりして記憶が曖昧になっている所があるの
と、英文の記事が言っていることが同じなのかははっきりしません。記事ではファイルが一つ
のようですが2020インストール後の texmf-local の場合は配下のファイル全部が「所有者なし」
となっていて属性を変更できなくなっていました。まず所有者を登録することから始めたのです
が(お陰でwindows10 のシステムが少し分かったというおまけ付き)ファイルの数が半端ではな
いですからとてもやる気になりません。苦肉の策として一旦 texmf-local を退避してインストール
後書き戻す方法を取りました。
icacls というコマンドは始めて見ましたし ACL という言葉も始めてです。調べて見ようと思い
ますが、同じ現象を再現するのも一寸気が重いのでいつになるかわかりません。