丸付き数字について。32(CID10244)以降が出力されません。また黒丸白抜き数字は10(CID10514)以降が出力されません。
環境:Fedora27,TeXLive2018
ファイルを添付いたしました。私の指定の何が足りないのでしょうか?
(“よく分かっている人”向けの話です。)
【TrueType な IPAex や IPA ではなく,OpenType なフォントを使う】
と良いでしょう。例えば
・SourceHanSerif(源ノ明朝)/ SourceHanSans(源ノ角ゴシック)
・NotoSerif / NotoSans
があります
この説明は少しマズイです。「丸32のグリフがあるのに使えない」のはToUnicodeマップ(Adobe-Japan1-UCS2)のせいですが、「ToUnicode無しでAJ1のまま処理する」ことを企図するのであれば、AJ1のOpenTypeフォントが必要です。SourceHanやNoto CJKはAJ1のフォントではないので、例としては不適切です。
使える丸数字の範囲を増やすのに使える別の方法は、「CMapを“Unicode直接”に切り替える」ことです。これにより、Unicodeの範囲(※1)の丸数字(白丸は1~50、黒丸は1~20)が使えるようになります。そしてこの方法は、TrueTypeグリフのものを含めて全てのOpenTypeフォント(※2)に適用できます。
※1 もちろん実際の物理フォントがグリフをもつ範囲に限られる。ただ、先に示した「Unicodeの丸数字の範囲」は実はJIS X 0213の範囲とも一致するため、0213に対応したフォントであれば“実際に”使える。
※2 「Unicodeの範囲」は「AJ1の範囲」よりも狭いのでAJ1のOpenTypeフォントであれば適用しない方が得策。