jsclasses 2017-10-04 をリリースしました。今 CTAN へ upload したところで、反映待ちです。
forum:2272 への対処がきっかけとなったリリースですが、もう一つ重要な変更点があるのでおしらせします。
CTAN / TeX Live / W32TeX で配布する各ファイルのエンコードを、
ISO-2022-JP (JIS) から UTF-8 (without BOM) に変更しました。
これで、platex-ng 上でも jsclasses をそのまま(エンコード変換作業なしに)使えるはずです。
逆に幾つかの注意点があります(TeX Live や W32TeX をそのまま使っている場合は問題ないはず)。
(1) UTF-8 のファイルを、古い環境(TeX Live 2015 もしくはそれ以前)に持ち込んで使用すると、
不可解なエラーが発生する場合がないとは言い切れません。これは UTF-8 エンコードで解釈して
いないことが原因のはずですので、GitHub にある jis/ ディレクトリ以下のファイルを
代わりにインストールしてください。これは UTF-8 → ISO-2022-JP に変換しただけで、他の内容は同一です。
(2) 仮に CTAN に反映される(予定の)dtx/ins ソースから cls/sty を生成する場合は、platex/uplatex でなく
pdflatex でストリップする方が、U+2014 ←→ U+2015 のような「JIS で縮退しているコード」の扱いにぶれが
発生しないので安全だと思います。なお、付属の Makefile もそのようにしてあります。