(補足します。)
TeX Wiki の OTF の項目にの「dviout for Windows での使用」は「小塚フォント」を使う場合の設定です。dviout と dvipdfmx のいずれの場合も、OTF パッケージのフォント設定をする際には、自分がどのフォントを持っているのかを把握することが大事です。
- Microsoft Windows 付属のフォント:「MS 明朝」など
Windows ユーザなら誰でも使える。 - Microsoft Office 付属のフォント:「HGゴシックM」など
Office がインストールしてあれば使える。 - IPA フォント:「IPA明朝」など
無償でダウンロード可能。自分でインストールすれば使える。 - 小塚フォント:「小塚明朝 Std R」など
Adobe の有償の製品をインストールしてあれば使える。 - ヒラギノフォント:「ヒラギノ明朝 ProN W3」など
Windows ユーザはフォントを単体で購入しない限り使えない。
1~3 より 4~5 の方が有利(例えば実際に使える文字種が多い)なので、使えるなら 4~5 を使ったほうがいいのですが、当然持ってなければ 1~3 で我慢するしかありません。
1~2 を使う場合の、dviout のための設定は、件のページの一番最後に書いてあります。
なお、既に指摘されているように、dviout では機能制限があるので、一部の文字の表示ができません(例えば \ajkakkoroman{1} は出ない)が、dviout から dvipdfmx を呼び出して PDF に変換する場合に dviout での表示が正しいかは関係ありません。