pLaTeX / upLaTeX 標準クラスの改訂(予定)

pLaTeX / upLaTeX 標準クラスの改訂(予定)

- aminophen の投稿
返信数: 1
来月 (2017.4) から TeX Live 2017 pretest が始まるのにあわせて、コミュニティ版 pLaTeX / upLaTeX を
更新する予定です。少し先の話ですが、事前に書いておきます。

【標準クラスファイルの改訂】
jarticle, jreport, jbook, tarticle, treport, tbook および頭に u が付いたものが全て該当します。
https://github.com/texjporg/platex/
https://github.com/texjporg/uplatex/
から現時点でダウンロードしていただけるものが、リリース予定の改訂版です。重要な点は
* openleft オプションが増えた(特に縦組で片起こし=奇数ページ起こしができて便利なはず)。
* 両面印刷のはずなのにノンブル(ページ番号)の偶奇が交互にならない状況が起きる可能性を排除。
です。要するに、ページ送り(改ページとか白ページ挿入とか)の挙動が 2016 → 2017 で変化します。

次のリリースを以って変更は控えるようにしたいため、ぜひ実際にテストして使っていただきご意見をお寄せください。

【カーネルの修正】(カーネル = fmtutil(-sys) を使ってフォーマットファイルになる部分)
この詳細は後日お知らせしますが、縦組関係でバグ修正が複数入ります。興味のある方は同じく GitHub にある
ものを使ってみてください。「フォーマット作成 (fmtutil-sys)」がわからない方は、GitHub から exppl2e.sty
を入手していただき、ご自身のソース冒頭に
\RequirePackage{exppl2e}
と書くと等価なものを動かすことができます。

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今回のお知らせで、クラスファイルだけに絞ったのは理由があります:

「カーネル」については
\RequirePackage[2017/01/01]{platexrelease}
を書けば TeX Live 2016 最終版の挙動をエミュレートできる、いわゆる「互換処理」がある程度成り立つように
配慮しますが、クラスファイルに対してはこの互換処理が効きません。

# 技術的には“部分的に”互換処理を実装することが不可能ではないのですが、“完全な”互換処理は技術的に不可能です。
# そこで、余計な混乱を避けるため「互換処理は何も実装しない」という方針で変更を加えています。

したがって、もし万が一クラスファイルの挙動が(バグを含めて)少しでも変わったら困るという場合は、
TeX Live 2016 時点のクラスファイルを退避して保存しておかれると安全です。
aminophen への返信

Re: pLaTeX / upLaTeX 標準クラスの改訂(予定)

- aminophen の投稿
追記ですが、次のリリースを以って、以降の変更は極力控えるようにしたいと考えていますので、ぜひお早目に
テストして使っていただきご意見をお寄せください。

また、以前募集した forum:2139 の「pLaTeX / upLaTeX で使えるサンプルソース」も既に複数の
方から個人的に送っていただきました。ありがとうございます。
なるべく多数、多種類のソースを集めたいため、依然として絶賛募集中です。

参考:文章を秘密にしたい場合、ダミーに置き換える方法としては MS Word の「ワイルドカード文字列置換」が
使えたりします。たとえば、TeX ソースを MS Word の画面に貼り付けてここを参考に
・ひらがな:[ぁ-ん] → あ に置換
・漢字: [一-鶴] → 漢 に置換
などすると、TeX からの見え方としては等価ですからテストとしての質は損ないませんし、使ってみてください。