連日の投稿で大変恐縮です。
標記の現象に関してネットで色々調べてみましたが、私の理解力では解決に至る事ができませんでしたので、再び皆様のお知恵を拝借できればと思います。
まず試行環境は以下の通りです。
OS: Windows 7
TeX: TeX Live2015(pLaTeXを使用、-shell-escape -kanji=utf8 -no-guess-input-encを設定)
mintedのスタイルファイル:2.4.1(2016-10-31)をテストファイルと同じフォルダに配置
Python: 2.7(pygmentize.exeをインストール済み)
次にTeXファイル(UTF-8)の内容は以下の通りです。
\documentclass[dvipdfmx]{jsbook}
\usepackage[cache=false]{minted}
\begin{document}
\begin{minted}[breaklines, breakanywhere]{text}
0123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789
\end{minted}
\end{document}
長文分割のオプションを外して\begin{minted}{text}とすると、添付ファイルの結果が得られます。
これは想定通りの結果なのですが、オプションを戻して\begin{minted}[breaklines, breakanywhere]{text}とすると、コンパイルが以下の場所で止まります。
C:\cygwin\home\NOC\book\etc\listings>set /p x=C:\Python27\Scripts\pygmentize.exe 0>test2.aex
C:\cygwin\home\NOC\book\etc\listings>set /p x= 0>test2.aex
C:\cygwin\home\NOC\book\etc\listings>set /p x= 0>test2.aex
(./test2.aux)
(./test2.out.pyg) (./test2.out.pyg) (./test2.out.pyg
! Missing = inserted for \ifdim.
&
l.2 ...7890123456789012345678901234567890123456789
?
残存しているtest2.out.pygの内容は以下の通りでして、行分割に関する情報が含まれていないように思われます。
\begin{Verbatim}[commandchars=\\\{\}]
0123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789
\end{Verbatim}
この現象を回避できる情報をお持ちの方は、ご教授を頂けると助かります。
よろしくお願いいたします。
その後試行錯誤をしていると、原因はminted.styから呼び出すfvextra.styが適切ではなかった点にあることが判明しました。
fvextra.styは最初のリリースがv1.0 (2016/06/28)と比較的新しいもので、私の使っているTeXLive2015には存在していなかったため、自分でGitHubからダウンロードしてカレントディレクトリに最新版のv1.2.1(2016/09/02)をおいていたのですが、どうもこの内容に問題があったみたいです。
試しにインストールしたTeXLive2016に同梱されているfvextra.styを使うと問題は発生しませんでしたが、自分で落としてきたfvextra.styをカレントディレクトリにおくと、TeXLive2016を使っても問題が再現しました。
教訓としては当たり前ですが、「TeXLiveにおけるスタイルファイルの導入・更新は独自の方法でやらず、tlmgrを使うべき」というところでしょうか...
お騒がせいたしました。
fvextra.styは最初のリリースがv1.0 (2016/06/28)と比較的新しいもので、私の使っているTeXLive2015には存在していなかったため、自分でGitHubからダウンロードしてカレントディレクトリに最新版のv1.2.1(2016/09/02)をおいていたのですが、どうもこの内容に問題があったみたいです。
試しにインストールしたTeXLive2016に同梱されているfvextra.styを使うと問題は発生しませんでしたが、自分で落としてきたfvextra.styをカレントディレクトリにおくと、TeXLive2016を使っても問題が再現しました。
教訓としては当たり前ですが、「TeXLiveにおけるスタイルファイルの導入・更新は独自の方法でやらず、tlmgrを使うべき」というところでしょうか...
お騒がせいたしました。