luatexjaで「溺」が「塡」にばける

luatexjaで「溺」が「塡」にばける

- S T の投稿
返信数: 3
十分に検証をする時間を取れないままフォーラムで質問することをお許し下さい。


\documentclass{ltjsarticle}
%\documentclass{jsarticle}
\begin{document}

\end{document}

上記をlualatexで処理すると、「塡」になります。platex+dvipdfmxでは正常に「溺」になります。
PDFの閲覧にはevinceを使っています。xpdfで表示しても同様です。

「塡」と表示された文字をEmacsやターミナルにペーストすると「溺」に戻っています。

OSはUbuntu 16.04です。
$ lualatex --version |head -1
This is LuaTeX, Version beta-0.80.0 (TeX Live 2015/Debian) (rev 5238)
$ grep ProvidesPackage /usr/share/texlive/texmf-dist/tex/luatex/luatexja/luatexja.sty
\ProvidesPackage{luatexja}[2015/11/03 Japanese Typesetting with Lua(La)TeX]
LaTeXに関しては最新を追わずに、OSのリポジトリが提供するバージョンを使う方針にしておりますので、もし、最新版で既に修正されている場合はご容赦下さい。

追記:
双方のpdfのフォントを比較すると、luatexjaの方がIPAexMincho埋め込み、platex+dvipdfmxの方がRyumin-Lightの非埋め込みになっていました。こちらのIPAexMinchoの設定方法に何か原因があるのかも知れません。
S T への返信

Re: luatexjaで「溺」が「塡」にばける

- aminophen の投稿
lualatex (luatex-ja) について
TeX Live 2015 最終版と TeX Live 2016 最新版で試したところ
TeX Live 2015 最終版では「塡」に化けましたが
TeX Live 2016 最新版では正常に「溺」が出ました。

(化けたほうの PDF を一応添付してみます)
aminophen への返信

Re: luatexjaで「溺」が「塡」にばける

- S T の投稿
ありがとうございます。
最新版だと正常になるのですね。

試しに
\usepackage[noembed]{luatexja-preset}
をつけてコンパイルするとRyumin-Lightで非埋め込みになりましたが、evinceでの表示は□と×を重ねたものになります。
aminophen への返信

Re: luatexjaで「溺」が「塡」にばける

- S T の投稿
TeXLive 2016を入れている別マシン(OS X)でコンパイルすると正常に「溺」が表示されることを確認しました。ありがとうございます。
「溺」を含む原稿の場合は、当面の間、TeXLive2016を入れているPCに転送してコンパイルすることにします。