TeXLive2013、TeXworksを使っています。今、そのままタイプセットすると、和文フォントが(おそらく)IPAフォントで出力されます。これを游フォントにしたいです。
フォントをいじるのは慣れてないのですが、今のところ、美文書作成入門6版の13章10節の"和文フォントの追加"と下記2サイトを参考にしています。
https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/bibun6/
http://d.hatena.ne.jp/zrbabbler/20110911/1315737566
.mapファイルを作った後、dvipdfmx -f otf-yu-pr6n.mapをしても、
** WARNING ** No dvi filename specified.
Try "dvipdfmx --help" for more infomation.
としかなりません。これは、.dviファイルも併記しろということでしょうか…?
その場合、手元の.texファイルからどう.dviファイルを生成すればいいか分かりません。
ここまでの流れが合っているのか分かりませんが、この方法でも別の方法でもいいのでどうすればいいのか教えて欲しいです。
奥村さんの
>次のような otf-yu-pr6n.map を作って,dvipdfmx -f otf-yu-pr6n.map とすれば使えると思います
とは,「普段 dvipdfmx filename.dvi」としているコマンドを
dvipdfmx -f otf-yu-pr6n.map filename.dvi」にせよ,という意味です。
要するに「オプションを付けてね」ということです。(ファイル名が必要なのは当然とされている)
TeXworks の設定画面でプログラムが現在
「ptex2pdf -l filename.tex」
であれば
「ptex2pdf -l -od '-f otf-yu-pr6n.map' filename.tex」
に変更すればよいのです。Wiki には
https://texwiki.texjp.org/?TeXworks%2F%E8%A8%AD%E5%AE%9A
「-ot」という行と「-kanji=utf8 synctexナントカ」という行を
作る方法が書かれているのでそれを真似てください。
補足しておくと,ptex2pdf とは,単に
「platex filename.tex」と「dvipdfmx filename.dvi」を続けて一発実行するためのスクリプト
で,dvipdfmx に渡すオプションは -od というオプションで指定することになっています。
.tex から .dvi を作ったことがないというのはさすがにヤバいので,TeXworks が何をやっているのか知るために
https://texwiki.texjp.org/?LaTeX%E5%85%A5%E9%96%80%2F%E6%9C%80%E5%88%9D%E3%81%AE%E4%BE%8B
も読むことを勧めます。
>次のような otf-yu-pr6n.map を作って,dvipdfmx -f otf-yu-pr6n.map とすれば使えると思います
とは,「普段 dvipdfmx filename.dvi」としているコマンドを
dvipdfmx -f otf-yu-pr6n.map filename.dvi」にせよ,という意味です。
要するに「オプションを付けてね」ということです。(ファイル名が必要なのは当然とされている)
TeXworks の設定画面でプログラムが現在
「ptex2pdf -l filename.tex」
であれば
「ptex2pdf -l -od '-f otf-yu-pr6n.map' filename.tex」
に変更すればよいのです。Wiki には
https://texwiki.texjp.org/?TeXworks%2F%E8%A8%AD%E5%AE%9A
「-ot」という行と「-kanji=utf8 synctexナントカ」という行を
作る方法が書かれているのでそれを真似てください。
補足しておくと,ptex2pdf とは,単に
「platex filename.tex」と「dvipdfmx filename.dvi」を続けて一発実行するためのスクリプト
で,dvipdfmx に渡すオプションは -od というオプションで指定することになっています。
.tex から .dvi を作ったことがないというのはさすがにヤバいので,TeXworks が何をやっているのか知るために
https://texwiki.texjp.org/?LaTeX%E5%85%A5%E9%96%80%2F%E6%9C%80%E5%88%9D%E3%81%AE%E4%BE%8B
も読むことを勧めます。
丁寧な返信ありがとうございます。今、時間が少し取れたので一回やってみたのですが、
This is ptex2pdf[.lua] version 0.4.
Non-existent file: -f otf-yu-pr6n.map.tex
とTeXworksに言われてしまいました。
おそらく、otf-yu-pr6n.mapの置き場所が違うのですよね…?
ソースの.texファイルと同じフォルダ内と、C:\texlive内と両方に入れてみたのですが同じエラーを返されます。
どこに置くのが正解なんでしょうか…?
.dviはふわふわとは知ってたつもりなんですが、実際出力したこと無かったです。時間のあるときに読んでみます。ありがとうございます。
This is ptex2pdf[.lua] version 0.4.
Non-existent file: -f otf-yu-pr6n.map.tex
とTeXworksに言われてしまいました。
おそらく、otf-yu-pr6n.mapの置き場所が違うのですよね…?
ソースの.texファイルと同じフォルダ内と、C:\texlive内と両方に入れてみたのですが同じエラーを返されます。
どこに置くのが正解なんでしょうか…?
.dviはふわふわとは知ってたつもりなんですが、実際出力したこと無かったです。時間のあるときに読んでみます。ありがとうございます。
>otf-yu-pr6n.mapの置き場所が違うのですよね…?
いいえ。オプションはファイル名 ($fullmane) より先に書かなければならないからそのようなエラーが出ているだけです。
-l
-ot
-kanji=utf8 $synctexoption
-od
-f otf-yu-pr6n.map
$fullmane
で完了です。
ちなみに otf-yu-pr6n.map の置き場所は
1. ソースファイルと同じ場所
2. C:\texlive\texmf-local\fonts\map\dvipdfmx の中
のどちらかです。2. の場合はコマンドプロンプトで「mktexlsr」というコマンドを実行する必要があるでしょう。
(mktexlsr のなんたるかは本に書いてあるはず)
1. の方法なら自分のソースを作るたびに .map をその場所に置かないといけないので不便でしょう。
いいえ。オプションはファイル名 ($fullmane) より先に書かなければならないからそのようなエラーが出ているだけです。
-l
-ot
-kanji=utf8 $synctexoption
-od
-f otf-yu-pr6n.map
$fullmane
で完了です。
ちなみに otf-yu-pr6n.map の置き場所は
1. ソースファイルと同じ場所
2. C:\texlive\texmf-local\fonts\map\dvipdfmx の中
のどちらかです。2. の場合はコマンドプロンプトで「mktexlsr」というコマンドを実行する必要があるでしょう。
(mktexlsr のなんたるかは本に書いてあるはず)
1. の方法なら自分のソースを作るたびに .map をその場所に置かないといけないので不便でしょう。
何度もすいません。タイプセット時のオプションはできました。
しかし、.texファイルへの記述をどうすればいいか分からず、美文書作成入門第6版13章10節の真似をしようとしましたが、.tfmから.vfと.tfmを生成するのが分かりません。そもそも.tfmはどうやって生成/入手すればいいのでしょうか。
オプションをいじっただけで、.texファイルの中をいじらないでタイプセットしてもIPAフォントのままでした。
otf-yu-pr6n.mapもC:\texlive\texmf-local\fonts\map\dvipdfmxに置いてあります。
念のため、タイプセットのオプションを添付しておきます。
しかし、.texファイルへの記述をどうすればいいか分からず、美文書作成入門第6版13章10節の真似をしようとしましたが、.tfmから.vfと.tfmを生成するのが分かりません。そもそも.tfmはどうやって生成/入手すればいいのでしょうか。
オプションをいじっただけで、.texファイルの中をいじらないでタイプセットしてもIPAフォントのままでした。
otf-yu-pr6n.mapもC:\texlive\texmf-local\fonts\map\dvipdfmxに置いてあります。
念のため、タイプセットのオプションを添付しておきます。
お二方ともありがとうございます。
otfパッケージは読んでいるのですが、やはりIPAフォントになってしまいます。今のプリアンブルはこんな感じです。
\documentclass[10pt,b5paper,papersize,twoside]{jsbook}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx,xcolor,hyperref}
\usepackage{amsmath,amssymb}
\usepackage{eulervm}
\usepackage[utf8]{inputenc}
\usepackage{otf}
\usepackage{okumacro}
\usepackage{makeidx}
\makeindex
\setcounter{tocdepth}{4}
\setlength{\textwidth}{\fullwidth}
\setlength{\evensidemargin}{\oddsidemargin}
\usepackage{ascmac}
あんま関係なさそうなのも一応書いておきました。
otfパッケージは読んでいるのですが、やはりIPAフォントになってしまいます。今のプリアンブルはこんな感じです。
\documentclass[10pt,b5paper,papersize,twoside]{jsbook}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx,xcolor,hyperref}
\usepackage{amsmath,amssymb}
\usepackage{eulervm}
\usepackage[utf8]{inputenc}
\usepackage{otf}
\usepackage{okumacro}
\usepackage{makeidx}
\makeindex
\setcounter{tocdepth}{4}
\setlength{\textwidth}{\fullwidth}
\setlength{\evensidemargin}{\oddsidemargin}
\usepackage{ascmac}
あんま関係なさそうなのも一応書いておきました。
> エラーの類は一切出ていません。.logファイルにもそれらしきエラーはありませんでした。
仮に見落としでないとすれば
・「エラーが出ていない」は,.map ファイルはちゃんと見つかっているということですね。
・「.log にエラーがない」は,log を書くのは platex であって dvipdfmx は log を書かないので当然ですね。
で,よく考えたら Yuki Musashi さんの環境はほんとうに Windows 8.1 でしょうか?
Windows 8.1 と Windows 10 では游フォントのファイル名が異なります。
美文書サポートの otf-yu-pr6n.map は「Windows 8.1」かつ「otf パッケージ使用中」にのみ有効です。
Windows 10 なら
https://github.com/norbusan/jfontmaps/tree/master/maps/yu-win10
にある .map 一式を,Windows 8.1 なら
https://github.com/norbusan/jfontmaps/tree/master/maps/yu-win
にある .map 一式を先ほど説明した場所に置いて,これらを -f オプションに指定するのがよいでしょう。
例1:pLaTeX で otf パッケージ使用,Windows 10 の場合
dvipdfmx -f otf-yu-win10.map filename.dvi
例2:pLaTeX で otf パッケージ不使用,Windows 10 の場合
dvipdfmx -f ptex-yu-win10.map filename.dvi
たしか複数の map を一気に指定することも出来たと思います。汎用的なのは Windows 10 なら
dvipdfmx -f ptex-yu-win10.map -f uptex-yu-win10.map -f otf-yu-win10.map -f otf-up-yu-win10.map filename.dvi
のようにすることです。
kanji-config-updmap-sys を使うほうが効率よいでしょうが,慣れていない人には多分難しいです。
(TeX Live 2013 にはプリセットで游フォントが入っていないので,自分で加えないといけない)
# もし Windows 10 だとしたら埋め込みに失敗して当然なんだけど,エラーも警告も出ないというのは変ですが。
> Yu Mincho, Yu Gothicには,以下のバリエーションがあるという整理をしていただいたということでしょうか?
一応そのつもりでした。よりわかりやすくするために,いま手元で分析できた(&以前調べてストックしていた)
「Windows の游フォント一覧表」を Excel ワークシートで添付します。
私のいまのメイン端末は Windows 7 + Visual Studio Community 2013 で,
ややこしいことに VS2013 インストール時に游ゴシックが2個だけ付いてきました。
したがって,今日インストールした Pack とあわせると PostScript Name が重複しています。
それも表中に含めてまとめてみました。
ちなみに,私の環境では *-yu-win10.map を使って dvipdfmx で游フォントを埋め込めました。
kpathsea で大文字と小文字は区別されないということだと思います。
一応そのつもりでした。よりわかりやすくするために,いま手元で分析できた(&以前調べてストックしていた)
「Windows の游フォント一覧表」を Excel ワークシートで添付します。
私のいまのメイン端末は Windows 7 + Visual Studio Community 2013 で,
ややこしいことに VS2013 インストール時に游ゴシックが2個だけ付いてきました。
したがって,今日インストールした Pack とあわせると PostScript Name が重複しています。
それも表中に含めてまとめてみました。
ちなみに,私の環境では *-yu-win10.map を使って dvipdfmx で游フォントを埋め込めました。
kpathsea で大文字と小文字は区別されないということだと思います。