LuaTex-ja 20160131.0 を出しました.
主な変更点としては,
* luatexja-preset.sty における nfssonly オプション
(luatexja-fontspec を読まずに和文フォントを設定する)で
scale=<float>, match オプションが使用可能に
* \verb, verbatim 環境下での和文フォントファミリを \jttdefault
で指定可能に(標準値は \mcdefault 明朝体).
ltjsarticle などや luatexja-{fontspec,preset} で match オプションを
指定した場合は,
- \ttfamily によって和文フォントファミリが \jttdefault に
- \jttdefault の値が \gtdefault(ゴシック体)に
ですが,その他にも細かいバグ修正を行いました.
なお,いつからかは把握していないのですが,luatexja-otf.sty
による IVS 対応を有効化(\directlua{luatexja.otf.enable_ivs()})
すると,縦組時にグリフが横組用字形のままになったり,
縦組時にその他 OpenType 機能が使えなくなるようです.
(少なくともこちらでは)LuaTeX ではなく LuaJITTeX を使うと
この症状は再現しないようですが,よくわかっていません.