dvipdfmx.cfg に -dAutoRotatePages=/None を付ける

dvipdfmx.cfg に -dAutoRotatePages=/None を付ける

- aminophen の投稿
返信数: 2
dvipdfmx.cfg の rungs コマンド行
D  "rungs -q … -sOutputFile='%o' '%i' -c quit"
に -dAutoRotatePages=/None を加えてほしいという要望です。理由は
「(x)dvipdfmx で EPS とりこみ時に Ghostscript の "majority decision"
に由来する “無意味な回転命令とそれに伴う警告表示” が起こりうる」からです。

添付した dnorm.eps はごく一般的なグラフ(R で出力)です。
これを latex + dvipdfmx でとりこもうとすると
dvipdfmx:warning: << /Rotate 90 >> found. (Not supported yet)
の警告が出ます。
\documentclass[dvipdfmx]{article}
\usepackage{graphicx}
\begin{document}
\includegraphics[width=3cm]{dnorm.eps}
\end{document}
これは xelatex (+ xdvipdfmx) でも同じです。

現状では dvipdfmx が /Rotate 命令に対応していないにもかかわらず(Wiki 参照)
dvipdfmx が呼び出す eps to pdf conversion でわざわざ /Rotate を付ける
のはナンセンスで、むしろ警告がひとつ余分に増えるだけのようです。
そのうえ、ほかのエンジン(pdfTeX / LuaTeX や dvips + gs など)では
EPS inclusion で勝手に回転することはないため、仮に将来 dvipdfmx が
/Rotate をサポートした場合を考えますと、いまのうちに付けておけば安全です。

rungs コマンド行が xdvipdfmx の PSTricks サポートにも使われているという
記憶があるので、そちらに問題なければ、です。
aminophen への返信

Re: dvipdfmx.cfg に -dAutoRotatePages=/None を付ける

- Akira Kakuto の投稿
distiller_template は PSTricks support においても共通に
使われますが, -dAutoRotatePages=/None があっても多分
問題ないと思われます。 Karl さんに頼んで見ます。
Akira Kakuto への返信

Re: dvipdfmx.cfg に -dAutoRotatePages=/None を付ける

- aminophen の投稿
r38779 で TeX Live に入れていただいたようです。
http://www.tug.org/svn/texlive/trunk/Master/texmf-dist/dvipdfmx/dvipdfmx.cfg?r1=35703&r2=38779
ありがとうございます。