数式環境でのサンセリフについて

数式環境でのサンセリフについて

- 匿 名 の投稿
返信数: 8

現在TeXでスライドを作成しているのですが、数式中のサンセリフがなかなか上手くいかないので質問させて頂きます。

beamerを使うとアルファベットはデフォルトでサンセリフのイタリックになるのですが、プラスやイコールなどの線が細くセリフのように見受けられます(数式中でピリオドを打ってみたところ四角ではなく丸だったので恐らく間違いないと思います。)。

またデフォルトだとギリシャ文字がサンセリフじゃないのでググってみた結果、試しに\usepackage{cmbright}としてみたところサンセリフにはなったのですが、アルファベットに比べて線が細くちぐはぐな印象を受けます。sansmathiwonaも試してみましたが,どちらも上述の2つともを満足するものではありませんでした。

そこでお聞きしたいのですが、以下のような条件を満たすような手法かフォントはありますでしょうか?

  1. ギリシャ文字・アルファベット両方のサンセリフが用意されている。(できればイタリックだけでなくギリシャ文字大文字のローマン体も)
  2. 演算子など各種記号のサンセリフが存在する。
  3. ギリシャ文字とアルファベットである程度統一感がある

一応、地の文では\usepackage{helvet}としてHelveticaを使用しています。

以上,何卒よろしくお願いします。

匿 名 への返信

Re: 数式環境でのサンセリフについて

- aminophen の投稿
うーん、cmbright, iwona, sansmath といえば代表格なのですが、それを封じられると
結構難しいですね。他に思いつくのは arev と newtxsf くらいです…
arev も newtxsf もギリシャ文字が出ると思います。
添付 mathsample2.png
aminophen への返信

Re: 数式環境でのサンセリフについて

- aminophen の投稿
参考までに、cmbright, sansmath, iwona のスクリーンショット。
(なんか iwona にすると本文まで Helvetica じゃなくなってしまった…)
演算子をサンセリフにというのがなかなか見つかりません。
添付 mathsample1.png
aminophen への返信

Re: 数式環境でのサンセリフについて

- 匿 名 の投稿

アセトアミノフェンさん、回答ありがとうございます。

貼っていただいたスクリーンショットだとcmbrightもやや線が細いとはいえアルファベットとギリシャ文字で太さがバラバラというようには確かに見えませんね。 私が作成している資料にI_\text{max}\exp(i\omega t)という式が出てきてこの式やその後の式変形中に\omegaが細って見えるのでフォントというよりも\omega単独の問題なのかもしれません。

「演算子をサンセリフにというのがなかなか見つかりません。」とのことで、記号も含めてサンセリフになっていないのが気になるのは私が気にしすぎなだけであまり気にしないでもいいものなんでしょうか?

需要があるなら既に作られていても不思議ではないですし

匿 名 への返信

Re: 数式環境でのサンセリフについて

- 匿 名 の投稿

回答ではありませんが….

最初のご投稿で,

> beamerを使うとアルファベットはデフォルトでサンセリフのイタリックに
> なるのですが、プラスやイコールなどの線が細くセリフのように見受けら
> れます(数式中でピリオドを打ってみたところ四角ではなく丸だったので
> 恐らく間違いないと思います。)。

とおっしゃってらっしゃいますが,セリフとサンセリフの違いを,「線が細いか太いか」 ですとか,「ピリオドが丸か四角か」 だとお考えなのでしょうか?

例えば,Source Sans Pro や 源ノ角ゴシック/Noto Sans のピリオドは丸ですが,だからといって,これらのフォントがセリフである,という方はいないと思うのですが.
匿 名 への返信

Re: 数式環境でのサンセリフについて

- 匿 名 の投稿
セリフとサンセリフ(あるいは明朝体とゴシック体)の違いは存じ上げています。

「線が細くセリフのように見受けられ」るというのは「周りの文字に比べて明らかに不調和で記号にはセリフ体が充てられている若しくはサンセリフ体が存在するが新たに設計されたわけではなくグリフが他のなんらかのセリフ体から借用されているだけ」なのではないかと思ったというわけで線の太さでフォントの区分がなされていると勘違いしているわけではありません。

言葉足らずで誤解を招いて申し訳ないです。
匿 名 への返信

Re: 数式環境でのサンセリフについて

- KUROKI Yusuke の投稿
TeX Gyre プロジェクトの成果物はどうでしょう? ポーランドの人たちはその辺の感覚が鋭くて,いろいろやられています.
KUROKI Yusuke への返信

Re: 数式環境でのサンセリフについて

- 匿 名 の投稿
KUROKIさん、ありがとうございます。

TeX Gyreのフォントは美文書に載っている本文用のものしか存じ上げなかったので調べてみたいと思います。

http://www.gust.org.pl/projects/e-foundry/tex-gyre/ に一覧があるという認識で合ってますでしょうか?
匿 名 への返信

Re: 数式環境でのサンセリフについて

- foo bar の投稿
「四角ではなく丸」というのが私も最初理解できなかったのですが、色々試してようやく分かりました。
数式モードで + - = だけのファイルを作って、例えば、

\usepackage{mathpazo}
\usepackage[math]{kurier}

で pdflatex して pdffonts すると、

RFLZJB+CMR10 Type 1 Builtin yes yes no 4 0
ZIFECM+Kurier-Italic Type 1 Custom yes yes no 5 0

となり、+ と = で CMR が使われるようです。
ものすごく拡大すると、+ = は線端が丸くなっています。
これを \usepackage[math]{kurier} だけにすると、

AWFAEH+Kurier-Regular Type 1 Custom yes yes no 4 0
ZIFECM+Kurier-Italic Type 1 Custom yes yes no 5 0

となります。
(- ってイタリックなの?という疑問が...)
この辺がヒントになりそうな気がするのですが、ド素人の私にはここまでしか追求できませんでした。


ちなみに、
\usepackage[sfmath]{kpfonts}
\usepackage[math]{kurier}
あたりが求められているものに近いでしょうか?
数式モードだけこれらのフォントを使う方法は分かりません。すみません。
(ご存知でしたら教えていただけると嬉しいです)。