お世話になっております。『美文書』第6版のDVDでインストールした環境(TeX Live 2013/W32TeX)を使わせていただいております。OSはWindows 8.1です。
dvipdfmxで作成したPDFファイルをもとに、より安全に印刷できるよう、Acrobat Pro XIを使ってPDF/X-1a形式に変換しようとしています。この際に、特にエラーや警告が出ないままに、一部の文字が消えてしまうことが分かりました。
原因を探るために、Acrobatのプリフライトから「PDF/X-1a(Japane CXolor CXoated)に変換」を行なうと、結果の中に「.notdefグリフを使用する文字を空白文字で代用」という表示が出ます。そこでプリフライトの「単独のチェックを表示」→「文字は.notdefグリフを使用」を実行してみました。その結果、まさに消えてしまう文字が「.notdefグリフ」と見なされているようです。
ひとまずの対策としては、Acrobat側でPDF/X-1aを作成する際に、「.notdefグリフを空白で代用」が行なわれないようにすることができます。しかし、もし印刷所などでPDF/X-1aに(再)変換されてしまうと、やはり文字が消えてしまうことが懸念されます。また、「.notdefグリフ」というものが含まれている、なにか不完全なPDFなのだろうかと、(素人的な)不安も感じます。
もう少し根本的な解決の方法は考えられますでしょうか? ヒント、思いつき等、なんでもお教えいただけましたら幸いです。
なお、以下の内容のTeXファイルで問題を再現できます。
\documentclass{jsbook}\usepackage{okumacro}\begin{document}\keytop{Ctrl}\end{document}
上記ファイル内容の場合、「文字」というわけではないのですが、「Ctrl」を囲む枠の右上が空白になります(途切れます)。このファイルと、dvipdfmxで作成したPDFファイルと、PDF/X-1aに変換して枠が途切れたPDFファイルとを、Zipでまとめて添付いたします。
このほか、再現する条件を特定できていないのですが、数式中の文字が空白に置き換えられるケースがあります。