LuaTeX の palt + kern feature 適用時の文字幅

LuaTeX の palt + kern feature 適用時の文字幅

- 北川 弘典 の投稿
返信数: 5
TeX Live 2014 (x86_64-linux) の LuaTeX と XeTeX で
次のソースを処理してみました.

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\ifdefined\directlua\input luaotfload.sty\fi
\font\G=KozMinPr6N-Regular:+palt;-kern at 100pt
\hbox{\G \vrule とつ\vrule}

\font\G=KozMinPr6N-Regular:+palt;+kern at 100pt
\hbox{\G \vrule とつ\vrule}%

\end
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・すると,XeTeX では kern feature を有効にすると
 「つ」が左にずれ,その分だけ「とつ」の幅が変化します
 (見やすくするために周囲に罫線を入れました).
・一方,LuaTeX で処理すると「つ」は左にずれますが,
 「とつ」全体の幅を見ると変わっていません.
・また,フォントを KozGoPr6N-Regular に変えると
 XeTeX, LuaTeX でも結果は同じになりました.
北川 弘典 への返信

Re: LuaTeX の palt + kern feature 適用時の文字幅

- Akira Kakuto の投稿
Windows における
XeTeX 3.14159265-2.6-0.99992 (TeX Live 2014/W32TeX)
This is LuaTeX, Version beta-0.79.1 (TeX Live 2014/W32TeX) (rev 5073)
でも同じ結果になりました。
(KozGoPr6N-Regular にすると,共に全体の幅も狭くなる)
北川 弘典 への返信

Re: LuaTeX の palt + kern feature 適用時の文字幅

- Akira Kakuto の投稿
なお,XeTeX の場合,タイプセットはされましたが,Invalid fontname
なるメッセージが (Windows では?) 出るのでソースは以下のほうが
良いと思います:

\ifdefined\directlua\input luaotfload.sty\fi
\font\G="KozMinPr6N-Regular:+palt;-kern" at 100pt
\hbox{\G \vrule とつ\vrule}

\font\G="KozMinPr6N-Regular:+palt;+kern" at 100pt
\hbox{\G \vrule とつ\vrule}%

\end
北川 弘典 への返信

Re: LuaTeX の palt + kern feature 適用時の文字幅

- Akira Kakuto の投稿
luatex-plain でうまく行くということは,
フォントローダ luaotfload に問題がある
のでしょうね。 luaotfload は ConTeXt
からしばらく遅れて update されている
ようなので,追いついたら luatex-plain
と同じになるかも知れないと思います。
Akira Kakuto への返信

Re: LuaTeX の palt + kern feature 適用時の文字幅

- Akira Kakuto の投稿
一般のための説明:
ここで luatex-plain とは
luatex --fmt=luatex-plain test.tex
または luatex-plain[.exe] というファイルを実行すること
または
mtxrun --script plain test.tex
を意味します。(三つはほぼ同じ)。