回避策はあるので不具合とは言えないのですが、最近のdvipdfmxは
変更が頻繁にあるので、報告しておきます。
(a) pxchfon を tikz より先にロードすると、
(b) 最近の dvipdfmx では、
(c) pxchfon の everypage オプションが効かないことがある。
具体的には
\documentclass{jsarticle}
\usepackage{otf} \usepackage[everypage,ipa]{pxchfon}%(A)
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \usepackage{tikz}%(B)
\begin{document}
\ajMaru1 \newpage \ajMaru2
\end{document}
を texlive-2013 以降の dvipdfmx でPDFにすると warning が
出て everypage オプションが効きません。
(1) texlive-2012 の dvipdfmx なら、大丈夫。
(2) jarticle だと上記ソースでは大丈夫だが、文書の途中に
\addtolength{\topmargin}{-1cm} などを入れると同じ症状が
出る。
(3) (A)(B) を逆順にすると大丈夫。(回避策)
以上です。
なお pxchfon の everypage オプションは dvipdfmx の -s
オプション対策ですが、本来は dvipdfmx 側で対応すべきなの
でしょうね。
ユーザ側としては、ページの切り取りは全ページを PDFにして
から qpdf のようなツールで行なう方が良いのかも知れません。