今日TeX環境をバージョンアップしたら、それまでと挙動が違うことがあったので、質問させて下さい。
dvipdfmxは Version 20130624 が入っています。
texファイルの冒頭で
\documentclass[11pt,a5j,papersize]{jsbook}
と宣言し、生成されたdviファイルをdvipdfmxで変換したのですが、
今までの環境ではA5サイズ(148mm×210mm)のPDFが生成されたのですが、バージョンアップした環境ではなぜか162mm×230mmのPDFが出力されます。
dvipdfmxの起動の際に「-p a5」を付けてみたり、「-p 148mm,210mm」を付けてみたりしたのですが、変わりませんでした。
しょうがないので、ズレを考慮して、texファイル上でpapersizeオプションを削除し、
\special{papersize=136mm,192mm}
を宣言したら、それなりに正しそうなサイズにはなりましたが、今後が不安です。
何か動作が変わったのでしょうか?
\documentclass[11pt,a5j,papersize]{jsbook}
から生成した dvi の中身を見ると,
magnification=1095; # 全体は 1.095 倍に拡大される
87: xxx 'papersize=421.10078pt,597.50787pt'
# ↑papersize special.
# 421.10078 pt ≒ 148 mm, 597.50787 pt ≒ 210 mm
になっています.
dvipdfmx Version 20130624 では,以前のバージョンと異なり,
なぜか papersize special の指定値は「trueなし」,
言い換えれば magnification の影響を受けてしまう動作に
なってしまっています,
これが pdf の用紙サイズが約 1.1 倍になってしまった原因です.
から生成した dvi の中身を見ると,
magnification=1095; # 全体は 1.095 倍に拡大される
87: xxx 'papersize=421.10078pt,597.50787pt'
# ↑papersize special.
# 421.10078 pt ≒ 148 mm, 597.50787 pt ≒ 210 mm
になっています.
dvipdfmx Version 20130624 では,以前のバージョンと異なり,
なぜか papersize special の指定値は「trueなし」,
言い換えれば magnification の影響を受けてしまう動作に
なってしまっています,
これが pdf の用紙サイズが約 1.1 倍になってしまった原因です.