こんにちは
includegraphics による eps 挿入ができなくなってしまいましたので,対応がお分かりならばお教え下さい.
使用しているのは Dell の Windows 7 マシン.TeX は角藤先生のサイト(Ring Server 3)から,昨日(5月23日)にダウンロードしたものです.
最小インストールの7つ,標準インストールの13個,フルインストールの dvi2ps-w32,dvitools-w32,otf (otf は角藤先生のサイトのリストにはないけれど,Ring Server 3 にはあった)の3つ,計23個のファイルをインストールしました.
http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/tex_dvioutw.html#newmin
にあります「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業を行いました.
クラスファイルは,jsarticle の最新版(5月14日版)を主に使用しています.
eps が出ないことを確認しまして,念のために ghostscript を入れ直しました.以前は 9.06 でしたが,9.07 にしました.
graphicx.sty のオプションは dvipdfmx にしています.
\begin{figure}[!h]
\begin{picture}(160,50)
\put(0,0){\includegraphics[width=160truemm]{hoge.eps}}
\end{picture}
\end{figure}
のように,figure 環境,picture 環境内に includegraphics を置いています.
eps は dviout 3.18 にも出ませんし,dvipdfmx 経由で PDF にしても出ません.
ただ,dviout に出す場合,もしかすると変な場所に出ているのではないかという懸念があります.本来図が入るべきところのずっと上に図の切れ端が出ていることもあります.出ていないケースもありますので,何センチ上に出るなどの法則性は感じられません.ものによっては変なところに出ているという印象です.
PDF にした場合,見えないだけで実は出ているのではないかとの懸念があります.Acrobat XI で閲覧しておりますが,図を含むページの全体を文字選択ツールで選択した場合,文字を含む図の文字の辺りが反転します.真っ白な状態で出力されているという印象です.
角藤先生のサイトを通じて本年2月頃にダウンロードした TeX 一式では,きちんと eps が出ておりました.今回試したのは皆昨日まではきちんと見えていたファイルです.
何か対応策がありましたが,ご教示お願い致します.
TONE 様
ありがとうございます.
> dvipdfm (x無し) にするとどうでしょうか。
dviout に eps を出すことはできるようになりました.しかし,dvipdfmx や dvipdfm で処理した場合の PDF には出てきません.
しかし,美文書5版の114ページ前後を見ますと,dvipdfm は古く,この新版が dvipdfmx のような印象を受けます.全体的に dvipdfmx で処理するのが通常の PDF の作り方,という感じで書かれているようですし.
何か TeX 一式のどこかにバグがある,ということでしょうか.はるか昔にそんなことがありましたが.
ありがとうございます.
> dvipdfm (x無し) にするとどうでしょうか。
dviout に eps を出すことはできるようになりました.しかし,dvipdfmx や dvipdfm で処理した場合の PDF には出てきません.
しかし,美文書5版の114ページ前後を見ますと,dvipdfm は古く,この新版が dvipdfmx のような印象を受けます.全体的に dvipdfmx で処理するのが通常の PDF の作り方,という感じで書かれているようですし.
何か TeX 一式のどこかにバグがある,ということでしょうか.はるか昔にそんなことがありましたが.
TeXのバグとかいうまえに
きちんとログやソースコードとか
画面にでてきているメッセージを読みましたか?
dvioutはdvipdfmxでもdvipdfmでもありません.
dvioutで表示したいのであれば
graphicsパッケージのオプションをdvipsにしたうえで
ghostscriptを適切にインストールし
dvioutにそのghostscriptを
教えてあげなければいけません.
graphicsパッケージのオプションはdvioutに
すべきかもしれませんが,Win32TeXに
dvioutオプションを有効にするファイルが
含まれているか確信が持てないので
dvioutオプションがdvipsオプションと
高い互換性をもつためdvipsオプションを指定します
#dvioutには当然当該ファイルは同梱されているので
#適切にTeXシステムにそれを導入すれば
#dvioutオプションは使えるようになります.
つぎに,dvipdfmxでepsが云々ですが
ghostscriptにPATHを通してますか?
dvipdfmxはepsを直接扱うのではなく
一度変換してそれを用います.
そのときデフォルトではghostscriptを使いますが,
PATHが通ってなければ正しく変換できません.
epsからの変換に失敗していれば
その旨のメッセージが出ています.
使うdviwareにあわせた
正しい設定と正しいオプションを
正しい使い方で処理しなければ
正しい出力はできません.
きちんとログやソースコードとか
画面にでてきているメッセージを読みましたか?
dvioutはdvipdfmxでもdvipdfmでもありません.
dvioutで表示したいのであれば
graphicsパッケージのオプションをdvipsにしたうえで
ghostscriptを適切にインストールし
dvioutにそのghostscriptを
教えてあげなければいけません.
graphicsパッケージのオプションはdvioutに
すべきかもしれませんが,Win32TeXに
dvioutオプションを有効にするファイルが
含まれているか確信が持てないので
dvioutオプションがdvipsオプションと
高い互換性をもつためdvipsオプションを指定します
#dvioutには当然当該ファイルは同梱されているので
#適切にTeXシステムにそれを導入すれば
#dvioutオプションは使えるようになります.
つぎに,dvipdfmxでepsが云々ですが
ghostscriptにPATHを通してますか?
dvipdfmxはepsを直接扱うのではなく
一度変換してそれを用います.
そのときデフォルトではghostscriptを使いますが,
PATHが通ってなければ正しく変換できません.
epsからの変換に失敗していれば
その旨のメッセージが出ています.
使うdviwareにあわせた
正しい設定と正しいオプションを
正しい使い方で処理しなければ
正しい出力はできません.
本田様
ご回答ありがとうございます.
まず ghostscript のパスですが,通してあります.コントロールパネル→システム→環境変数→PATH で設定するところですね.dviout への登録もしてあります.Graphic の gsx のところだけですが.
ソースコードは読んでも理解できそうにありませんので読んでおりませんが,ログは目を通してみました.おかしなことがあると Warning や Error のようなメッセージがどこかに出て来たように思いますが,少なくともこれらは出ていません.
そもそも,一応は dvi ができるのです.PDFもできます.処理が途中で止まったりするわけではありません.ただ,eps が今まで通りの位置に見えないわけです.
graphicx.sty のオプションについては,今までの使い方が間違っていたのかもしれませんが,dviout に出すにせよ,dvipdfmx 経由でPDFにするにせよ,
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
で図が出ておりました.それが TeX 一式を入れ替えたら出なくなったため,何か仕様変更などがあったのかと思ったのです.よく分からないのに早々にバグと言うのは開発頂いた方々に失礼でした.この点はお詫び致します.
ご回答ありがとうございます.
まず ghostscript のパスですが,通してあります.コントロールパネル→システム→環境変数→PATH で設定するところですね.dviout への登録もしてあります.Graphic の gsx のところだけですが.
ソースコードは読んでも理解できそうにありませんので読んでおりませんが,ログは目を通してみました.おかしなことがあると Warning や Error のようなメッセージがどこかに出て来たように思いますが,少なくともこれらは出ていません.
そもそも,一応は dvi ができるのです.PDFもできます.処理が途中で止まったりするわけではありません.ただ,eps が今まで通りの位置に見えないわけです.
graphicx.sty のオプションについては,今までの使い方が間違っていたのかもしれませんが,dviout に出すにせよ,dvipdfmx 経由でPDFにするにせよ,
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
で図が出ておりました.それが TeX 一式を入れ替えたら出なくなったため,何か仕様変更などがあったのかと思ったのです.よく分からないのに早々にバグと言うのは開発頂いた方々に失礼でした.この点はお詫び致します.
dvipdfmx.defとdvipdfmx.cfgが4月30日に更新されていますね:
> [2013/04/30]
> (02) dvipdfm-w32.tar.xz
> Update dvipdfmx.def and dvipdfmx.cfg. Use the option -dEPSCrop instead of
> -sPAPERSIZE=a0 to convert eps by Ghostscript.
それで,dvipdfmx.defに
> hoffset=\Gin@llx\space
> voffset=\Gin@lly\space
という2行が追加されていますが,これが原因でしょうか.
私の手元のW32TeXは[2013/04/30]よりも古いので,
どなたか最近のものでご検証をお願いします.
----------
以下は本題とは直接関係ありません.
> 最小インストールの7つ,
> 標準インストールの13個,
> フルインストールの dvi2ps-w32,dvitools-w32,otf
> (otf は角藤先生のサイトのリストにはないけれど,Ring Server 3 にはあった)の3つ,
> 計23個のファイルをインストールしました.
角藤先生のサイトの「フルインストール」のリストには
31ファイルがリストアップされていますが,
その中からdvi2ps-w32,dvitools-w32,otfのみを
選択的にインストールされている理由は何でしょうか.
dvi2psをお使いなのですか.
otfについてはotfbetaがリストに載っています.
> http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/tex_dvioutw.html#newmin
> にあります「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業を行いました.
>
> クラスファイルは,jsarticle の最新版(5月14日版)を主に使用しています.
jsarticleを主に使用されるのでしたら,min10の不具合修正は
特には必要ないように思われますが.
ご自分が何をされているのか分からないままに,インストールや
「作業」をなさっている印象を受けます.
> graphicx.sty のオプションについては,
> 今までの使い方が間違っていたのかもしれませんが,
今まで間違った使い方をしていたが
たまたまそれでうまく行っていたというのであれば,
そのことを強弁されても問題解決には結びつきません.
> [2013/04/30]
> (02) dvipdfm-w32.tar.xz
> Update dvipdfmx.def and dvipdfmx.cfg. Use the option -dEPSCrop instead of
> -sPAPERSIZE=a0 to convert eps by Ghostscript.
それで,dvipdfmx.defに
> hoffset=\Gin@llx\space
> voffset=\Gin@lly\space
という2行が追加されていますが,これが原因でしょうか.
私の手元のW32TeXは[2013/04/30]よりも古いので,
どなたか最近のものでご検証をお願いします.
----------
以下は本題とは直接関係ありません.
> 最小インストールの7つ,
> 標準インストールの13個,
> フルインストールの dvi2ps-w32,dvitools-w32,otf
> (otf は角藤先生のサイトのリストにはないけれど,Ring Server 3 にはあった)の3つ,
> 計23個のファイルをインストールしました.
角藤先生のサイトの「フルインストール」のリストには
31ファイルがリストアップされていますが,
その中からdvi2ps-w32,dvitools-w32,otfのみを
選択的にインストールされている理由は何でしょうか.
dvi2psをお使いなのですか.
otfについてはotfbetaがリストに載っています.
> http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/tex_dvioutw.html#newmin
> にあります「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業を行いました.
>
> クラスファイルは,jsarticle の最新版(5月14日版)を主に使用しています.
jsarticleを主に使用されるのでしたら,min10の不具合修正は
特には必要ないように思われますが.
ご自分が何をされているのか分からないままに,インストールや
「作業」をなさっている印象を受けます.
> graphicx.sty のオプションについては,
> 今までの使い方が間違っていたのかもしれませんが,
今まで間違った使い方をしていたが
たまたまそれでうまく行っていたというのであれば,
そのことを強弁されても問題解決には結びつきません.
>> Update dvipdfmx.def and dvipdfmx.cfg. > Use the option -dEPSCrop instead of >> -sPAPERSIZE=a0 to convert eps by Ghostscript. > それで,dvipdfmx.defに >> hoffset=\Gin@llx\space >> voffset=\Gin@lly\space >という2行が追加されていますが,これが原因でしょうか. TeX Live に従いましたが、うまく行っていないようです。 scale=1, 回転なし の場合には hoffset, voffset special が正しく働いて、pdflatex の出力と一致しますが、例えば scale !=1 だと、位置が pdflatex の出力と違ってしまいます。 (translation と scaling が非可換であることが正しく考慮 されていない?) 現象論では、urx = urx - llx, ury = ury - lly, llx = 0, lly = 0 となるように xetex.def, dvipdfmx.def を書き換え、 (私は詳しくないので、書き換え方はわかりません) hoffset, voffset をなし (デフォルトのまま)にすると、-dEPSCrop と consistent になるようです。 いずれにしても、TeX Live に報告しておきます。
> (私は詳しくないので、書き換え方はわかりません) 正式には詳しい人にやってもらうことにして、強引に 書き換えたものを添付してみます。xetex.def と dvipdfmx.def です。
dvipdfmx を使う際に -v オプション等を追加すれば詳細が表示されますが,何かエラー等は出ていないのでしょうか?
C:\Users\tony\Documents>platex hoge
This is e-pTeX, Version 3.1415926-p3.4-110825-2.6 (sjis) (TeX Live 2013/W32TeX)
restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./hoge.tex
pLaTeX2e <2006/11/10>+0 (based on LaTeX2e <2011/06/27> patch level 0)
Babel <3.9f> and hyphenation patterns for 77 languages loaded.
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/platex/js/jsarticle.cls(guessed encoding: ISO
-2022-JP = jis)
Document Class: jsarticle 2013/04/24 okumura
) (c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphicx.sty
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/keyval.sty)
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphics.sty
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/trig.sty)
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/config/graphics.cfg)
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/dvipdfm.def)))
(c:/usr/local/share/texmf-local/tex/platex/tony/hoge.aux) <tiger.eps> [1]
(./hoge.aux) )
Output written on hoge.dvi (1 page, 280 bytes).
Transcript written on hoge.log.
C:\Users\tony\Documents>dvipdfmx -v hoge
<FONTMAP:psbase14.map><FONTMAP:pdfmfnt.map><FONTMAP:cid-x.map><FONTMAP:cid-local
-x.map><FONTMAP:ipamjm.map>hoge.dvi -> hoge.pdf
DVI Comment: TeX output 2013.05.25:0649
<AGL:texglyphlist.txt><AGL:pdfglyphlist.txt><AGL:glyphlist.txt>[1(Image:tiger.ep
s[PS],Page:1)<cmr10@9.96pt(TFM:cmr10)
pdf_font>> Simple font "cmr10" enc_id=<builtin,-1> opened at font_id=<cmr10,0>.
>](cmr10[Type1])
Compression saved -16 bytes. Try "-V 5" for better compression
C:\Users\tony\Documents>platex hoge
This is e-pTeX, Version 3.1415926-p3.4-110825-2.6 (sjis) (TeX Live 2013/W32TeX)
restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./hoge.tex
pLaTeX2e <2006/11/10>+0 (based on LaTeX2e <2011/06/27> patch level 0)
Babel <3.9f> and hyphenation patterns for 77 languages loaded.
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/platex/js/jsarticle.cls(guessed encoding: ISO
-2022-JP = jis)
Document Class: jsarticle 2013/04/24 okumura
) (c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphicx.sty
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/keyval.sty)
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphics.sty
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/trig.sty)
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/config/graphics.cfg)
(c:/usr/local/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/dvipdfm.def)))
(c:/usr/local/share/texmf-local/tex/platex/tony/hoge.aux) <tiger.eps> [1]
(./hoge.aux) )
Output written on hoge.dvi (1 page, 280 bytes).
Transcript written on hoge.log.
C:\Users\tony\Documents>dvipdfmx -v hoge
<FONTMAP:psbase14.map><FONTMAP:pdfmfnt.map><FONTMAP:cid-x.map><FONTMAP:cid-local
-x.map><FONTMAP:ipamjm.map>hoge.dvi -> hoge.pdf
DVI Comment: TeX output 2013.05.25:0649
<AGL:texglyphlist.txt><AGL:pdfglyphlist.txt><AGL:glyphlist.txt>[1(Image:tiger.ep
s[PS],Page:1)<cmr10@9.96pt(TFM:cmr10)
pdf_font>> Simple font "cmr10" enc_id=<builtin,-1> opened at font_id=<cmr10,0>.
>](cmr10[Type1])
Compression saved -16 bytes. Try "-V 5" for better compression
皆様
色々とアドバイスありがとうございます.
色々と実験しておりましたら,過去,wmf2eps や Adobe の PS printer で作成した eps がうまく出なくなっているように思いましたので,最初にご報告致します.(Adobe の PS printer はもう使っておりません.正確な名前も忘れました.プリンタのように指定して印刷すると,PS だったか EPS だったかを出力してくれました.)
実験に先立ち,otf の代わりに otfbeta を入れて TeX 一式をインストールし直しました.「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業は行わず,jsarticle などのクラスファイルだけを追加し,mktexlsr を行いました.
まず,TONE 様にアドバイス頂いた -v オプションをつけての dvipdfmx 処理ですが,次のように出力が出ました.
C:\Users\user1\Desktop\test>dvipdfmx -v test
<FONTMAP:dlbase14.map><FONTMAP:pdfmfnt.map><FONTMAP:cid-x.map>test.dvi -> test.p
df
DVI Comment: TeX output 2013.05.25:2242
<AGL:pdfglyphlist.txt><AGL:glyphlist.txt>[1(Image:golfer.eps[PS],Page:1)<cmr10@9
.96pt(TFM:cmr10)
pdf_font>> Simple font "cmr10" enc_id=<builtin,-1> opened at font_id=<cmr10,0>.
>][2(Image:tiger.eps[PS],Page:1)][3(Image:bell.eps[PS],Page:1)](cmr10[Type1])
Compression saved 982 bytes
54574 bytes written
エラーも警告も出ていないように思いますが.
試したのは次のファイルです.
\documentclass[a4j,10pt]{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\unitlength=1truemm
\begin{document}
\begin{figure}[!h]\centering
\begin{picture}(120,150)
\put(0,0){\includegraphics[width=120truemm]{golfer.eps}}
\put(0,0){\framebox(120,150){}}
\end{picture}
\end{figure}
\clearpage
\begin{figure}[!h]\centering
\begin{picture}(120,150)
\put(0,0){\includegraphics[width=120truemm]{tiger.eps}}
\put(0,0){\framebox(120,150){}}
\end{picture}
\end{figure}
\clearpage
\begin{figure}[!h]\centering
\begin{picture}(120,150)
\put(0,0){\includegraphics[width=120truemm]{bell.eps}}
\put(0,0){\framebox(120,150){}}
\end{picture}
\end{figure}
\end{document}
最後の bell.eps は,Microsoft のクリップアートです.クリップアートを Excel に貼り付け,これを Adobe PS printer(?)だったか wmf2eps だったかで eps 化したものです.
できた PDF を見ますと,golfer と tiger は出力されています.ただし,framebox の左下隅と図の左下隅は一致していません.右上方に少しずれています.golfer は framebox の横幅内に収まっていますが,tiger ははみ出ています.bell は出力されていません.真っ白です.
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
のまま,dviout に出力してみましたら,golfer と tiger は出力されています.ただし,両者とも pdf より左下隅からのずれが大きくなっています.golfer も framebox からはみ出すようになりました.bell は出力されていません.真っ白です.
C:\Users\user1\Desktop\test>platex test
This is e-pTeX, Version 3.1415926-p3.4-110825-2.6 (sjis) (TeX Live 2013/W32TeX)
restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./test.tex
pLaTeX2e <2006/11/10>+0 (based on LaTeX2e <2011/06/27> patch level 0)
Babel <3.9f> and hyphenation patterns for 77 languages loaded.
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/platex/js/jsarticle.cls(guessed encoding: ISO-
2022-JP = jis)
Document Class: jsarticle 2013/04/24 okumura
) (c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphicx.sty
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/keyval.sty)
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphics.sty
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/trig.sty)
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/config/graphics.cfg)
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/dvipdfmx.def))) (./test.aux)
<golfer.eps> [1] <tiger.eps> [2] <bell.eps> [3] (./test.aux) )
Output written on test.dvi (3 pages, 896 bytes).
Transcript written on test.log.
\usepackage[dvips]{graphicx}
として dviout に出力してみましたら,golfer,tiger ともに framebox の左下隅と図の左下隅が一致し,横幅も framebox と一致しました.bell も出ております.強弁するつもりはないのですが,本年2月にダウンロードした TeX を用いていた際は,
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
のままでもこのように問題なく出ておりました.
> jsarticleを主に使用されるのでしたら,min10の不具合修正は特には必要ないように思われますが.
jarticle などを使っていた頃のファイルを処理する必要が出たときのために不具合修正をしております.jsarticle に替えるだけだとページ構成が変わってしまうようなので,jarticle でもきれいに見える作業はしておかないといざというとき余計な手間が発生します.
この不具合修正は jsarticle と併用しない方がいいのでしょうか.
> otfについてはotfbetaがリストに載っています.
一般にベータ版というのは開発版なので,詳しいことが分からないならば安定版を使う方がよいと昔知人にアドバイスされまして,TeX に限らず,できるだけベータ版は使わずにおります.otf がなくて otfbeta しかないならば選択の余地はないのでしょうが,otf がありましたので,そちらを使っておりました.
> 角藤先生のサイトの「フルインストール」のリストには
31ファイルがリストアップされていますが,
その中からdvi2ps-w32,dvitools-w32,otfのみを
選択的にインストールされている理由は何でしょうか.
dvi2psをお使いなのですか.
TeX に関して分からないことがあった場合,知人に聞くなりネットで調べるなどして希望通りの出力が得られれば,解決と見なしてその対策の副次的な影響などは気にせずにおりました.フルインストールについても,出典は忘れましたが何処かに「好きなものを選べばよい」とありましたので,何となく便利そうなものを入れておりました.もはや惰性になっております.使った記憶があるのは OTF だけです.
> 今まで間違った使い方をしていたが
たまたまそれでうまく行っていたというのであれば,
そのことを強弁されても問題解決には結びつきません.
強弁しているつもりはないのですが.解決へのアドバイスを頂くためには,どんな作業をしたのか,昔はどうだったのかを書いた方がいいのだろうと判断しているだけです.書き方が気に障りましたらお詫び致します.
・間違ったことをしていたけれど偶々うまくいっていたものが,間違った作業なのでうまくいかないという本来の姿に戻ったのか,
・間違っていたわけではないけれどシステム側の仕様変更によりうまくいかなくなったのか,
・システム側に何かバグが発生しているのか,
の判断がつかないのです.そのため,過去の作業内容などを説明してお尋ねしている次第です.ご理解頂ければ幸いです.
色々とアドバイスありがとうございます.
色々と実験しておりましたら,過去,wmf2eps や Adobe の PS printer で作成した eps がうまく出なくなっているように思いましたので,最初にご報告致します.(Adobe の PS printer はもう使っておりません.正確な名前も忘れました.プリンタのように指定して印刷すると,PS だったか EPS だったかを出力してくれました.)
実験に先立ち,otf の代わりに otfbeta を入れて TeX 一式をインストールし直しました.「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業は行わず,jsarticle などのクラスファイルだけを追加し,mktexlsr を行いました.
まず,TONE 様にアドバイス頂いた -v オプションをつけての dvipdfmx 処理ですが,次のように出力が出ました.
C:\Users\user1\Desktop\test>dvipdfmx -v test
<FONTMAP:dlbase14.map><FONTMAP:pdfmfnt.map><FONTMAP:cid-x.map>test.dvi -> test.p
df
DVI Comment: TeX output 2013.05.25:2242
<AGL:pdfglyphlist.txt><AGL:glyphlist.txt>[1(Image:golfer.eps[PS],Page:1)<cmr10@9
.96pt(TFM:cmr10)
pdf_font>> Simple font "cmr10" enc_id=<builtin,-1> opened at font_id=<cmr10,0>.
>][2(Image:tiger.eps[PS],Page:1)][3(Image:bell.eps[PS],Page:1)](cmr10[Type1])
Compression saved 982 bytes
54574 bytes written
エラーも警告も出ていないように思いますが.
試したのは次のファイルです.
\documentclass[a4j,10pt]{jsarticle}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\unitlength=1truemm
\begin{document}
\begin{figure}[!h]\centering
\begin{picture}(120,150)
\put(0,0){\includegraphics[width=120truemm]{golfer.eps}}
\put(0,0){\framebox(120,150){}}
\end{picture}
\end{figure}
\clearpage
\begin{figure}[!h]\centering
\begin{picture}(120,150)
\put(0,0){\includegraphics[width=120truemm]{tiger.eps}}
\put(0,0){\framebox(120,150){}}
\end{picture}
\end{figure}
\clearpage
\begin{figure}[!h]\centering
\begin{picture}(120,150)
\put(0,0){\includegraphics[width=120truemm]{bell.eps}}
\put(0,0){\framebox(120,150){}}
\end{picture}
\end{figure}
\end{document}
最後の bell.eps は,Microsoft のクリップアートです.クリップアートを Excel に貼り付け,これを Adobe PS printer(?)だったか wmf2eps だったかで eps 化したものです.
できた PDF を見ますと,golfer と tiger は出力されています.ただし,framebox の左下隅と図の左下隅は一致していません.右上方に少しずれています.golfer は framebox の横幅内に収まっていますが,tiger ははみ出ています.bell は出力されていません.真っ白です.
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
のまま,dviout に出力してみましたら,golfer と tiger は出力されています.ただし,両者とも pdf より左下隅からのずれが大きくなっています.golfer も framebox からはみ出すようになりました.bell は出力されていません.真っ白です.
C:\Users\user1\Desktop\test>platex test
This is e-pTeX, Version 3.1415926-p3.4-110825-2.6 (sjis) (TeX Live 2013/W32TeX)
restricted \write18 enabled.
entering extended mode
(./test.tex
pLaTeX2e <2006/11/10>+0 (based on LaTeX2e <2011/06/27> patch level 0)
Babel <3.9f> and hyphenation patterns for 77 languages loaded.
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/platex/js/jsarticle.cls(guessed encoding: ISO-
2022-JP = jis)
Document Class: jsarticle 2013/04/24 okumura
) (c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphicx.sty
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/keyval.sty)
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/graphics.sty
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/trig.sty)
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/config/graphics.cfg)
(c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/latex/graphics/dvipdfmx.def))) (./test.aux)
<golfer.eps> [1] <tiger.eps> [2] <bell.eps> [3] (./test.aux) )
Output written on test.dvi (3 pages, 896 bytes).
Transcript written on test.log.
\usepackage[dvips]{graphicx}
として dviout に出力してみましたら,golfer,tiger ともに framebox の左下隅と図の左下隅が一致し,横幅も framebox と一致しました.bell も出ております.強弁するつもりはないのですが,本年2月にダウンロードした TeX を用いていた際は,
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
のままでもこのように問題なく出ておりました.
> jsarticleを主に使用されるのでしたら,min10の不具合修正は特には必要ないように思われますが.
jarticle などを使っていた頃のファイルを処理する必要が出たときのために不具合修正をしております.jsarticle に替えるだけだとページ構成が変わってしまうようなので,jarticle でもきれいに見える作業はしておかないといざというとき余計な手間が発生します.
この不具合修正は jsarticle と併用しない方がいいのでしょうか.
> otfについてはotfbetaがリストに載っています.
一般にベータ版というのは開発版なので,詳しいことが分からないならば安定版を使う方がよいと昔知人にアドバイスされまして,TeX に限らず,できるだけベータ版は使わずにおります.otf がなくて otfbeta しかないならば選択の余地はないのでしょうが,otf がありましたので,そちらを使っておりました.
> 角藤先生のサイトの「フルインストール」のリストには
31ファイルがリストアップされていますが,
その中からdvi2ps-w32,dvitools-w32,otfのみを
選択的にインストールされている理由は何でしょうか.
dvi2psをお使いなのですか.
TeX に関して分からないことがあった場合,知人に聞くなりネットで調べるなどして希望通りの出力が得られれば,解決と見なしてその対策の副次的な影響などは気にせずにおりました.フルインストールについても,出典は忘れましたが何処かに「好きなものを選べばよい」とありましたので,何となく便利そうなものを入れておりました.もはや惰性になっております.使った記憶があるのは OTF だけです.
> 今まで間違った使い方をしていたが
たまたまそれでうまく行っていたというのであれば,
そのことを強弁されても問題解決には結びつきません.
強弁しているつもりはないのですが.解決へのアドバイスを頂くためには,どんな作業をしたのか,昔はどうだったのかを書いた方がいいのだろうと判断しているだけです.書き方が気に障りましたらお詫び致します.
・間違ったことをしていたけれど偶々うまくいっていたものが,間違った作業なのでうまくいかないという本来の姿に戻ったのか,
・間違っていたわけではないけれどシステム側の仕様変更によりうまくいかなくなったのか,
・システム側に何かバグが発生しているのか,
の判断がつかないのです.そのため,過去の作業内容などを説明してお尋ねしている次第です.ご理解頂ければ幸いです.
2013年05月25日(土曜日)04:19の匿名です.
dvipdfmx.defの変更が件の不具合の原因である可能性を指摘したところ,
それに対して角藤先生がすぐにご対応くださいましたのに,なぜか
「本題とは直接関係ありません」と申し上げたほうに反応されたのですね.
> 実験に先立ち,otf の代わりに otfbeta を入れて TeX 一式をインストールし直しました.
> 「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業は行わず,
私は,otfの代わりにotfbetaを入れてくださいとも言っていませんし,
min10の不具合修正をしないでくださいとも,申し上げていません.
私の発言の趣旨は,質問者氏が,
> otf は角藤先生のサイトのリストにはないけれど,Ring Server 3 にはあった
とまるで角藤先生のサイトのリストが不備であるかのような書き振りでしたので
「いやいや,ちゃんとotfbetaが載っているではありませんか」ということでした.
min10の不具合修正の件も,
> にあります「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業を行いました.
>
> クラスファイルは,jsarticle の最新版(5月14日版)を主に使用しています.
と続けて書いてらっしゃるので,「jsarticleを主に使用されるのでしたら」
そ・れ・な・ら・ば,修正の必要は特にないのではないですか,という意味でした.
確かに,
> 解決へのアドバイスを頂くためには,どんな作業をしたのか,
> 昔はどうだったのかを書いた方がいいのだろうと判断しているだけです.
というのは一般的には極めて正しいスタンスなのですが,質問者氏の書き方はどれも,
回答側を大きくミスリードするものになっています.
----------
ちなみに,これもまた本題とは関係ありませんが,
> jsarticle などのクラスファイルだけを追加し,
と書いてらっしゃいますが,
> C:\Users\user1\Desktop\test>platex test
> .....
> (c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/platex/js/jsarticle.cls(guessed encoding: ISO-
> 2022-JP = jis)
> Document Class: jsarticle 2013/04/24 okumura
となっていますので,お使いのjsarticle.clsは[2013/05/14 okumura]
ではありませんね.
dvipdfmx.defの変更が件の不具合の原因である可能性を指摘したところ,
それに対して角藤先生がすぐにご対応くださいましたのに,なぜか
「本題とは直接関係ありません」と申し上げたほうに反応されたのですね.
> 実験に先立ち,otf の代わりに otfbeta を入れて TeX 一式をインストールし直しました.
> 「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業は行わず,
私は,otfの代わりにotfbetaを入れてくださいとも言っていませんし,
min10の不具合修正をしないでくださいとも,申し上げていません.
私の発言の趣旨は,質問者氏が,
> otf は角藤先生のサイトのリストにはないけれど,Ring Server 3 にはあった
とまるで角藤先生のサイトのリストが不備であるかのような書き振りでしたので
「いやいや,ちゃんとotfbetaが載っているではありませんか」ということでした.
min10の不具合修正の件も,
> にあります「min10やjarticleの不具合を修正する」の作業を行いました.
>
> クラスファイルは,jsarticle の最新版(5月14日版)を主に使用しています.
と続けて書いてらっしゃるので,「jsarticleを主に使用されるのでしたら」
そ・れ・な・ら・ば,修正の必要は特にないのではないですか,という意味でした.
確かに,
> 解決へのアドバイスを頂くためには,どんな作業をしたのか,
> 昔はどうだったのかを書いた方がいいのだろうと判断しているだけです.
というのは一般的には極めて正しいスタンスなのですが,質問者氏の書き方はどれも,
回答側を大きくミスリードするものになっています.
----------
ちなみに,これもまた本題とは関係ありませんが,
> jsarticle などのクラスファイルだけを追加し,
と書いてらっしゃいますが,
> C:\Users\user1\Desktop\test>platex test
> .....
> (c:/TeX/ptex/share/texmf-dist/tex/platex/js/jsarticle.cls(guessed encoding: ISO-
> 2022-JP = jis)
> Document Class: jsarticle 2013/04/24 okumura
となっていますので,お使いのjsarticle.clsは[2013/05/14 okumura]
ではありませんね.