プリアンブルに\usepackage[utf8]{inputenc}を記載すれば、
UTF-8のテキストファイル中のäなどのウムラウト文字が
現行のptexでそのまま使用できるようですが、ā,ī,ūなどはうまくいきません
これらをäと同じように使用する方法があればご教示願えませんでしょうか？
utf8x を指定したときに読み込まれる ucs パッケージは現在メンテナンスされておらず、他のパッケージ (csquotes 等) と競合するなど、問題が生じる可能性があると聞きます。ですので、utf8 で可能ならばなるべくそちらを使用しておき、必要に応じて utf8x を使用することをおすすめいたします。あるいは kuroky + さんのご回答のように、必要な文字だけ定義するという方が無難かもしれません。
ご専門分野などで常にご希望の文字を出力する必要がおありなら、将来的には、完全 Unicode 対応の XeTeX や LuaTeX の使用を視野に入れておいてもよいかもしれません。
ご専門分野などで常にご希望の文字を出力する必要がおありなら、将来的には、完全 Unicode 対応の XeTeX や LuaTeX の使用を視野に入れておいてもよいかもしれません。
アドバイスの通り［utf8］のXeLaTeX環境で実験してみました。桐木先生のファイルを基に試しましたが、XeTeXでは一部文字化け（？）有り。（ i の上にアクセントがつ追加されてしまうLaTeXの結果と同じです）
確かにāēīōuとTeXShopでXeLaTeXを走らせてコンパイル出来ました。（LaTeXでは同じ書き方をしても、iだけが様になりません。 i の点の上にさらにアクセントの横棒が追加されてしまいました）
なお元の原稿は、\={a}\={e}\={i}\={o}\={u}と書かなければならないので、出来ればマックの文字ビュアーを使ってそのまま入力できるTeXworksを使って、これらの文字をそのままコンパイル出来る方が有り難いのですが、［utf8x］とした場合。ご指摘のように大きな問題になるのでしょうか？
/utf8enc.dfuを参考にして『類推して定義を手元のファイルのプリアンブルなどに追加していただけたらよいのでは』と有りますが、小生この辺のこと全く判りませんので、何処を読み取り、どのように手当をすればよいのかご教授戴ければ幸甚です。今回の投稿の［% a の上にバーがあるのは 'LATIN SMALL LETTER A WITH MACRON' (U+0101) という文字なんですね．］というラテン語のアクセントとして［¥={o}］と入力して［ ō ］と出力される、この記号についてのみで結構です（勝手な言い分ですが）ので宜しくお願い致します。
すこし誤解を招く書き方をしてしまったかもしれません。
> ご指摘のように大きな問題になるのでしょうか？
うまくコンパイルが通っている限りそのまま使用しても結構だと思います。ただ、LaTeX の文字命令 (\={a}) などがわかっている場合には、inputenc の utf8 オプションを使用しておき、欠けているものを \DeclareUnicodeCharacter で定義する、という方法の方が推奨されているようです。
inputenc.pdf (v1.1d 2008/03/30), p. 3 の中程あたり、
%--------- 引用 --------------------------------
... one can try using Dominique Unruh’s option utf8x for
inputenc which has a somewhat different approach and encodes many
more UTF-8 characters than the standard utf8 option. However, we
recommend to do so only if you really need such alphabets as
there are problems with this extended approach which were
precisely the reason that we decided to limit the support to what
is properly supported within the boundaries of LATEX’s font
selection...
%--------- 引用ここまで -----------------------
この記述の後すぐに定義の仕方が簡単に書かれていますので一度御覧ください。TeX Live 2011 (MacTeX-2011) だと以下の箇所にあると思います。
/usr/local/texlive/2011/texmf-dist/doc/latex/base/
ご希望の ā ē ī ō ū の最小限の設定だけここに貼っておきます。
%--------- ここから --------------------------------
\documentclass{jsarticle}
\usepackage[deluxe,multi]{otf}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage[utf8]{inputenc}
\DeclareUnicodeCharacter{0100}{\={A}}
\DeclareUnicodeCharacter{0101}{\={a}}
\DeclareUnicodeCharacter{012A}{\={I}}
\DeclareUnicodeCharacter{012B}{\={\i}} % 点のない i
\DeclareUnicodeCharacter{016A}{\={U}}
\DeclareUnicodeCharacter{016B}{\={u}}
\DeclareUnicodeCharacter{0112}{\={E}}
\DeclareUnicodeCharacter{0113}{\={e}}
\DeclareUnicodeCharacter{014C}{\={O}}
\DeclareUnicodeCharacter{014D}{\={o}}
\begin{document}
これはテストです。
ā ī ū ē ō Ā Ī Ū Ē Ō
\end{document}
%--------- ここまで --------------------------------
> ご指摘のように大きな問題になるのでしょうか？
うまくコンパイルが通っている限りそのまま使用しても結構だと思います。ただ、LaTeX の文字命令 (\={a}) などがわかっている場合には、inputenc の utf8 オプションを使用しておき、欠けているものを \DeclareUnicodeCharacter で定義する、という方法の方が推奨されているようです。
inputenc.pdf (v1.1d 2008/03/30), p. 3 の中程あたり、
%--------- 引用 --------------------------------
... one can try using Dominique Unruh’s option utf8x for
inputenc which has a somewhat different approach and encodes many
more UTF-8 characters than the standard utf8 option. However, we
recommend to do so only if you really need such alphabets as
there are problems with this extended approach which were
precisely the reason that we decided to limit the support to what
is properly supported within the boundaries of LATEX’s font
selection...
%--------- 引用ここまで -----------------------
この記述の後すぐに定義の仕方が簡単に書かれていますので一度御覧ください。TeX Live 2011 (MacTeX-2011) だと以下の箇所にあると思います。
/usr/local/texlive/2011/texmf-dist/doc/latex/base/
ご希望の ā ē ī ō ū の最小限の設定だけここに貼っておきます。
%--------- ここから --------------------------------
\documentclass{jsarticle}
\usepackage[deluxe,multi]{otf}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage[utf8]{inputenc}
\DeclareUnicodeCharacter{0100}{\={A}}
\DeclareUnicodeCharacter{0101}{\={a}}
\DeclareUnicodeCharacter{012A}{\={I}}
\DeclareUnicodeCharacter{012B}{\={\i}} % 点のない i
\DeclareUnicodeCharacter{016A}{\={U}}
\DeclareUnicodeCharacter{016B}{\={u}}
\DeclareUnicodeCharacter{0112}{\={E}}
\DeclareUnicodeCharacter{0113}{\={e}}
\DeclareUnicodeCharacter{014C}{\={O}}
\DeclareUnicodeCharacter{014D}{\={o}}
\begin{document}
これはテストです。
ā ī ū ē ō Ā Ī Ū Ē Ō
\end{document}
%--------- ここまで --------------------------------