apjと申します。
当方、PowerMacG5(intel)+snow Leopardで作業しています。
美文書作成入門5版の、付録CD-Rの347ページ以降の方法に従い、/usr/local/texlive以下のディレクトリに必要なファイルをインストールしました。
これまで使っていたスタイルファイル等を使うため、スタイルファイルをまとめて置いている自分のホームディレクトリから、シンボリックリンクを貼りました。
ls /usr/local/texlive/texmf-local
で、
lrwxr-xr-x 1 apj staff 24 7 8 16:08 extended-utf8 -> /Users/apj/extended-utf8
のように、リンクされています。
cd /usr/local/texlive/p2009/bin/powerpc-apple-darwin8.11.0
./mktexlsr
を実行すると、
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/p2009/../texmf-local/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/p2009/texmf/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/p2009/texmf-config/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/p2009/texmf-dist/ls-R...
mktexlsr: Updating /usr/local/texlive/p2009/texmf-var/ls-R...
mktexlsr: Done.
のように表示されます。
/usr/local/texlive/texmf-local/ls-R
が更新されているので、中を見ますと、
./extended-utf8:
(この下に、リンクした先にあるスタイルファイルがずらずらと)
さらにディレクトリの階層がある場合は、たとえば
./extended-utf8/fax:
:zipped
dviscr.dlg
fax.cls
……
という状態です。
次に、TexWorksのインストールを、美文書5版の350ページ以降の方法に従って行いました。タイプセットの設定では、デフォルトに追加してパスを指定し、後から追加したものが351ページの順番で一番上の2行になるようにしました。
これで、簡単な文書を作ってコンパイルすると無事に通るのですが、追加したスタイルファイル、例えばfax用のスタイルファイルを
\documentclass[nosep,a4paper,12pt, japanese_yamagata, lastpage]{fax}
などと書いて使用しているものをコンパイルしようとすると、
! LaTeX Error: File `fax.cls' not found.
のようなエラーが出ます。まとめてmktexlsrで追加したファイルを探してくれていないようなのです。
他のパッケージを\usepackage{}で指定した場合も同様で、not foundになっています。
これまでは、mktexlsrが書き換えるファイルに反映されれば、見つけてくれていたので、見当をつけてやってみたのですが、うまく見つけてくれません。texliveで、これまで使っていたスタイルファイルを認識させるにはどうすれば良いのでしょうか。
次の方法で自己解決しました。
まず、
/Users/apj/extended-utf8
に、これまで使っていたスタイルファイルをまとめてあります。
第5版のインストールを終えた状態で、
cd /usr/local/texlive/p2009/texmf/tex/latex
ln -s /Users/apj/extended-utf8 ./extended-utf8
を実行します。
次に、
cd /usr/local/texlive/p2009/bin/i386-apple-darwin10.3.0
./mktexlsr
を実行します。
この状態で、先ほどの例fax.clsを使ったファイルをコンパイルすると、無事にこれまで通り表示されました。
/usr/local/texlive/p2009/texmf/ls-R
に追加したファイルの名前が入っています。
どうも、mktexlsrを実行したときに生成されるいくつかのls-Rのどれかに入っていればいいというわけではなさそうです。
これから、縦書きやふりがなについて、試してみて、うまくいくようなら今後はtexliveを主に使っていこうと思います。
まず、
/Users/apj/extended-utf8
に、これまで使っていたスタイルファイルをまとめてあります。
第5版のインストールを終えた状態で、
cd /usr/local/texlive/p2009/texmf/tex/latex
ln -s /Users/apj/extended-utf8 ./extended-utf8
を実行します。
次に、
cd /usr/local/texlive/p2009/bin/i386-apple-darwin10.3.0
./mktexlsr
を実行します。
この状態で、先ほどの例fax.clsを使ったファイルをコンパイルすると、無事にこれまで通り表示されました。
/usr/local/texlive/p2009/texmf/ls-R
に追加したファイルの名前が入っています。
どうも、mktexlsrを実行したときに生成されるいくつかのls-Rのどれかに入っていればいいというわけではなさそうです。
これから、縦書きやふりがなについて、試してみて、うまくいくようなら今後はtexliveを主に使っていこうと思います。