>multicolの実装の難しさについては、
ほんとに・・・人外大魔境というか,
存在が保証されているものを実際に構築することは難易度が半端ではないことが多い
ということの証拠というか・・・,さっぱり分かりません.
実際のところはmulticolを使わずに
ad hocなことをしつつtwocolumnを使う方が
まだましだと思います.twocolumnならフロートも脚注もいけます.
ページ途中からのtwocolumnと,
twocolumn後のページの追い込みを
力技でなんとかしてから,
徐々に抽象化してできるかぎり自動処理できるようにもっていくあたりが
落としどころかと.
あとは仕様(と制限)をどう定めるか.
twocolumnの実装そのものは比較的シンプルなので
twocolumnをthreecolumnとか一般のncolumnにするのは
簡単にとは絶対に言えないですけど
multicolの解析よりは手が届きそうです
(twocolumnベースのncolumn,できそうだと思いつつ
書いたことはないですけど ^-^; ,
段組みできても mark が最大の難関のような気がします).
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インプレスから出てた
鷺谷さんのマクロ集(LaTeX2.09用だったと思う)
「日本語LaTeX定番スタイル集vol.1~3」(1992,3年あたり)
に似たようなものがあったはずなんですが・・・
買っといて保持しておけばよかったなとか
今更ときどき思います.
>twocolumnをthreecolumnとか一般のncolumnにするのは
>簡単にとは絶対に言えないですけど
>multicolの解析よりは手が届きそうです
>(twocolumnベースのncolumn,できそうだと思いつつ
>書いたことはないですけど ^-^; ,
>段組みできても mark が最大の難関のような気がします).
ええ,その方針では「比較的」容易にできますね.
# もちろん,multicol みたいに「ページの途中で段数を変更する」ような
# ことはできませんが(それをやる都合で,multicol では脚注・フロートは
# ページ幅のもののみにしているのでしょうけれども).
\mark についても,\splitfirstmark/\splitbotmark を調べて各段で
\mark が用いられているかどうかをチェックすれば柱の管理には支障がないはず.
# fixltx2e パッケージ(もしかしたら現行の LaTeX にも?)にそういうコードが
# あったはず.