LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- O Kay の投稿
返信数: 8
私は普段 upLaTeX を使っておりますが、最近、LuaLatex はどんなものか試しています(フォントの設定すらわかっておりませんが)。

さて、行末の句読点について、up+js、up+jlreq、Lua+ltjs、Lua+jlreq で試したところ、最初の3つは半角幅になったのに対し、Lua+jlreq だけが全角幅になりました。こちらも半角幅にするには、どう設定すべきでしょうか。

%\documentclass[uplatex]{jsarticle}\def\zw{zw}
%\documentclass[uplatex]{jlreq}
%\documentclass{ltjsarticle}
\documentclass[lualatex]{jlreq}

\begin{document}

\parbox{10\zw}{%
あいうえおかきくけ。こさしすせそたちつ、てとなにぬねの
はひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん。
}

\end{document}
O Kay への返信

Re: LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- 奥村 晴彦 の投稿
美文書第8版p.252あたりに書いてあることですが、jfm_yoko=ujisというドキュメントオプションでLuaTeX-ja標準フォントメトリックにできます。
奥村 晴彦 への返信

Re: LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- O Kay の投稿
奥村先生、お世話になっております。約20年前に、先生の美文書3版でこの世界に入りました。7版も持っているのですが、8版は持っていなかったです。時代の変化が激しいですね。

さて、検索してもぶら下げやら行頭の括弧類の空き方などは出てくるのですが、この件は出てこなかったので質問させていただきました。おかげさまで、

\usepackage[jfm_yoko=ujis,jfm_tate=ujisv]{luatexja-preset}

とすると、うまくいきました。ありがとうございました。

それにしても、upLaTeX ならフォント設定もそれなりにわかるし、日本語フォントの欧文部分の利用もできます。過去の ZR さんの投稿を参考にしてますが、かなりめんどくさいですね。LuaLaTeX なら、それが簡単にできるのがいいですね。タイプセットに時間がかかるのが難点だし、フォント設定もまだ理解不十分ですが、少しずつ慣れていこうと思います。
O Kay への返信

Re: LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- O Kay の投稿
すみません、さっきの投稿に付け足しです。

フォントを設定すると、先ほどの方法ではうまくいかず、

\usepackage{luatexja-fontspec}
    \setmainfont{MS-PMincho}
    \setmainjfont[%
        YokoFeatures={JFM=ujis},
        TateFeatures={JFM=ujisv},
    ]{MS-Mincho}

とすると、うまくいきました。

(ああ、(u)pLaTeX に慣れている者にはフォント設定はややこしい……。)
O Kay への返信

Re: LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- Yamamoto Munehiro "munepi" の投稿
jlreq.clsでは、読み込んでいるluatexja-adjustパッケージに対して、
  \ltjenableadjust[lineend=extended,priority=true]
を標準で設定しています。
(\ltjenableadjustの詳細は、LuaTeX-jaパッケージのドキュメントに譲ります。)
したがいまして、以下のようにすると、少なくとも本件の期待値になります。

\documentclass[lualatex]{jlreq}
\ltjenableadjust[lineend=false]
\begin{document}

\parbox{10\zw}{%
あいうえおかきくけ。こさしすせそたちつ、てとなにぬねの
はひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん。
}

\end{document}
Yamamoto Munehiro "munepi" への返信

Re: LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- 奥村 晴彦 の投稿
山本さん、ありがとうございます。そっちは知りませんでした。確かに行末だけならそれでよかったですね(ほかにもjlreqメトリックはいろいろ違いがあるので私は変えて使うことが多いのですが)。
奥村 晴彦 への返信

Re: LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- O Kay の投稿
LuaTeX-ja プロジェクトチームによる「LuaTeX-ja パッケージ」(2022年12月13 日版)の13.3節を読みました。いろいろ細かい設定が出来るのですね。設定で変えるなら munepi さんの方法、フォントメトリックそのものを変えるなら奥村先生の方法といったところでしょうか。

LuaLaTeX の世界には足を踏み入れたばかりで、まだわからないことが多いですが、少しずつ理解を深めていきたいと思います。

munepi さん、奥村先生、どうもありがとうございます。
奥村 晴彦 への返信

Re: LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- Yamamoto Munehiro "munepi" の投稿
奥村先生>
jlreqクラスファイルを使わずに、別のクラスファイルでjlreqのjfmだけ利用するのも良いと思います。
jlreqのjfmがもっているパラメータは、luaで容易に値を変えられますので。
Yamamoto Munehiro "munepi" への返信

Re: LuaLaTeX+jlreq での行末の句読点

- 奥村 晴彦 の投稿
ですね。
美文書8は、結局はjlreqクラスを使いました。jfmは、jlreqベースの改造版を最初使っていたのですが、結局横組はujis、縦組はjlreqvにして、プロポーショナル組だけ独自jfmを使っています。組み上がりを見ると、まだ調整不足のところがあるようです。