数式内の \vphantom の挙動について

数式内の \vphantom の挙動について

- しっぽ 愛好家 の投稿
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数式内で \vphantom で設定した支柱に上下の添字をつけるとうまくいかない ({\vphantom{...}} のごとく,支柱の全体を {,} で囲めば意図通りに添字がつく) というのは昔から知られているようですが(TeX Live 2018/2021 では確認), 下記のサンプルの後半のように \phantom の処理を変更すると不都合はあるでしょうか?

\documentclass{article}
\begin{document}
\[
  \Biggl)_x, \vphantom{\Biggl)}_x, {\vphantom{\Biggl)}}_x
\]

\makeatletter
\def\ph@nt{%
   \ifmmode \expandafter\mathph@nt
   \else    \expandafter\makeph@nt
   \fi}
\def\mathph@nt#1{{\mathpalette\m@thph@nt{#1}}}
\def\m@thph@nt#1#2{\setbox\z@\hbox{$\m@th#1{#2}$}\finph@nt}
\makeatother
\[
  \Biggl)_x, \vphantom{\Biggl)}_x, {\vphantom{\Biggl)}}_x
\]
\end{document}