重さの単位グラムの記号について

Re: 重さの単位グラムの記号について

- 北見 けん の投稿
返信数: 3
私の TeX 環境では
「Computer Modern Unslanted Italic」
というフォントが使えました。
LaTeX でのフォント指定がわからないので、
TeX 式のフォント指定で試しただけですが。

「TeX を使ってみよう」でも使えました。

\documentclass{article}

\nofiles

\font\cmu=cmu10

\begin{document}

g $g$ {\cmu g} g

\end{document}
北見 けん への返信

Re: 重さの単位グラムの記号について

- 坂本 の投稿
多くの皆さんに考えていただき有り難うございました。
私は、最近小学校の算数の教科書をみて、変化を感じました。
例えば、リットルは L と書き、mL のように書くようになっていました。
さらに、私はヒラギノ明朝体が好きで使っています。
それからすると、
¥newC{¥rg}{¥rotatebox[origin=c]{13}{$g$}} がしっくり行くように思いました。
皆さん、有り難うございました。
坂本 への返信

Re: 重さの単位グラムの記号について

- でび まる の投稿
でびまる といいます。

問題は解決していて完全に出遅れましたが、発端はここにあり少し関係しそうな話
なのでここに続けてみます。g の異字体みたいな話なのでユニコードに違いないと
思い検索してみると "ɡ" U+0261 というのがヒットしました。

当然ですが LuaTeX(-ja) や XeTeX だと問題はなく、フォントを適切に設定
すればそのまま "ɡ" を入力するだけのようです。例えば LuaTeX-ja なら

\documentclass[12pt]{ltjarticle}
\usepackage[ipaex]{luatexja-preset}
\setmainfont[Scale=MatchLowercase]{Linux Libertine O}
\begin{document}
重さの単位ɡの表記。これはɡooɡleで検索。

10ɡ, 12kɡ
\end{document}
とすれば文字間隔なども含め問題ない出力に見えます。XeTeX なら

\documentclass[a4paper]{article}
\usepackage{zxjatype}
\usepackage[ipaex]{zxjafont}
\setmainfont{Gentium Plus}
\begin{document}
重さの単位ɡの表記。これはɡooɡleで検索。

10ɡ, 12kɡ
\end{document}

XeTeX の知識はかなり前に止っており上のパッケージなど内容は知りませんが
検索でヒットしたものを借用しました。
ところが pLaTeX でもと思い検索で調べてみると pLaTeX でもユニコードで
欧文文字を入力するのは欧文 LaTeX とほぼ同じらしく下記のような設定に辿り
つきました。

\documentclass{jsarticle}
\usepackage[utf8]{inputenc}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{lmodern}
%\DeclareUnicodeCharacter{0261}{ɡ}
\begin{document}
重さの単位ɡの表記。これはɡooɡleで検索。% 123k\UI{0261}

10ɡ, 12kɡ
\end{document}

しかしこれだと

! Package inputenc Error: Unicode character 鼻 (U+C8B1)
(inputenc) not set up for use with LaTeX.

となり \DeclareUnicodeCharacter{0261}{ɡ} のコメントを外すと

(I search kanjifont definition file: . . ) (I search font definition file: . .
. . . . . . )
(/usr/share/texlive/texmf-dist/tex/latex/libertine/T1LinuxLibertineT-TLF.fd)

で止まります。また upLaTeX でも \usepackage[prefernoncjk]{pxcjkcat}
を設定しておくとほぼ pLaTeX の挙動に近くなるらしく

\documentclass[12pt]{ujarticle}
\usepackage[prefernoncjk]{pxcjkcat}
\usepackage[utf8]{inputenc}
\usepackage[T1]{fontenc}
\usepackage{libertine}
%\DeclareUnicodeCharacter{0261}{ɡ}
\begin{document}
重さの単位ɡの表記。これはɡooɡleで検索。

10ɡ, 12kɡ
\end{document}

をコンパイルすると同じように

! Package inputenc Error: Unicode character ɡ (U+0261)
(inputenc) not set up for use with LaTeX.

となり \DeclareUnicodeCharacter{0261}{ɡ} のコメントを外すと

(I search kanjifont definition file: . . ) (I search font definition file: . .
. . . . . . )
(/usr/share/texlive/texmf-dist/tex/latex/libertine/T1LinuxLibertineT-TLF.fd)

で止まるようです。でも "äö" などだと正常に処理できるのでユニコードは
扱えてる様に思えます。また設定
\usepackage[prefernoncjk]{pxcjkcat}
\usepackage[utf8]{inputenc}
\usepackage[T1]{fontenc}
をコメントアウトすると表示はメチャクチャですが "ɡ" は表示できます。
こんな状況で文字 "ɡ" が特別なのか、設定の不備なのかなどモヤモヤは増す
ばかりで上手く行きません。今更かも分りませんがご教示いただければ幸いです。

でび まる への返信

Re: 重さの単位グラムの記号について

- でび まる の投稿
でびまる です。

pTeX/upTeX については inputenc パッケージを使ってもレガシーな LaTeX が LuaLaTeX になるはずもなく無理な相談でした。
"ɡ" が特別ではなく、むしろユニコードで出力できるのが "äö" などに限定されるようです。
無理やり inputenc パッケージを使うと pLaTeX なら
\usepackage[jis2004]{otf}
\DeclareUnicodeCharacter{0261}{\UTF{0261}}
を追加すればコンパイルはできますが組版的にはメチャクチャになり、最初から
OTF パッケージだけ使い \UTF{0261} する方が簡単。
詳細は省きますが upLaTeX でも同様な状況なようです。

inputenc パッケージ回りをご存知の方には今更な雑音で失礼しました。