[和字]+ [ブレース]で終わっている行の行端の扱い

Re: [和字]+ [ブレース]で終わっている行の行端の扱い

- 北川 弘典 の投稿
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> 「仕様」かどうかはともかくとして、「意図された挙動」だと
> お二方とも考えておられるようですが、私にはどうもそうでないように思えます。

昔(アスキー日本語TeX 2.99-j1.7)のソースを眺めてみましたが,
なんだか中途半端です.

開きブレース関連の該当部分のソースを見ますと

mid_line+left_brace,mid_kanji+left_brace: incr(align_state);
skip_blanks+left_brace,new_line+left_brace: begin
  state:=mid_line; incr(align_state);
  end;

のようになっています(mid_line は欧文文字の直後,mid_kanji は
和文文字の直後の状態です).閉じブレースの場合も同様です.
・「和字の後の開きブレースの後の改行からでも空白が入る」という挙動は
 「,mid_kanji+left_brace」を1行後ろにずらすだけで実現できるので,
 単純な見落としではないように思えてきます.
・ひょっとしたら「ブレースはグループ境界を示すことが役割」を重視し,
         これは\textbf{日本語}
         の文章です。あっちは\textbf{CD}
         です。
 からマークアップを取った
         これは日本語
         の文章です。あっちはCD
         です。
 とでは空白の入り方が同じになるようにしたかった?

一方,(07a) の挙動は

「\あ{⏎」と「あ{⏎」で行端由来の空白が入るか異なる(⏎ は改行)

という点で規則を複雑化させているように感じます.なんとなく日本語
対応に伴う TeX82 からの変更量を減らしたかったという気持ちが見えて
きます.