こんばんは.自分はLaTeXのユーザーなのですが,
もっとTeXやLaTeXのことを知りたく,
またTeXJPなどのコミュニティのお手伝いをできたらと考えています.
ただ,現状の自分の知識ではどこから手をつければ良いのか分からず,
手をこまねいています.このドキュメントを読め,これをいじってみろなど,
なにかアドバイスをいただけないでしょうか?
自分の現状としては,
・日本語でLaTeXを数年間,日常レベルでは困らない程度に使用
・図表の挿入,スライド作成,簡単な命令短縮マクロをつくるなど
・美文書は最新版を通読済み
・TeX bookやTeX by Topicは挑戦して挫折中
・プログラミングは大学の授業程度
・GitやGitHubは基本的なところはつかえる程度
といったところです.よろしくお願いします.
> TeXやLaTeXのことを知りたく
の回答にはなりませんが,
> TeXJPなどのコミュニティのお手伝いをできたら
の回答にはなるかなと思うので,コメントします。
まずは GitHub を見てみる,というのが手軽ではないでしょうか。もしアカウントを持っているなら
https://github.com/texjporg
ここの一覧から興味を持ったものを「Watch」すると,新着コメントが入るたびにメールなどで
通知が届きます。どういう課題 (Issue) があって,どういう人が活動しているかが見えるのではないかと。
意見やコメントなども,私も含めてみなさん歓迎すると思います。
Issue の中には,テストケース作り
https://github.com/texjporg/platex/issues/35
や,ドキュメント作成のような比較的貢献しやすいものもあります。
の回答にはなりませんが,
> TeXJPなどのコミュニティのお手伝いをできたら
の回答にはなるかなと思うので,コメントします。
まずは GitHub を見てみる,というのが手軽ではないでしょうか。もしアカウントを持っているなら
https://github.com/texjporg
ここの一覧から興味を持ったものを「Watch」すると,新着コメントが入るたびにメールなどで
通知が届きます。どういう課題 (Issue) があって,どういう人が活動しているかが見えるのではないかと。
意見やコメントなども,私も含めてみなさん歓迎すると思います。
Issue の中には,テストケース作り
https://github.com/texjporg/platex/issues/35
や,ドキュメント作成のような比較的貢献しやすいものもあります。
私も決して偉そうなことを言えるような実力があるわけではないですが,
かつて同じように悩んだ経験があるので,簡単に書籍等の紹介をしてみます.
LaTeX ユーザとして「LaTeX で文書作成をすること」について一通り習得した
タイミングで,もし「TeX をプログラミング言語として使うこと」
(いわゆる “TeX 言語” や “TeX on LaTeX”)を覚えるにあたって役立つだろう
日本語の書籍としては
- ページエンタープライゼズ『LaTeX2e マクロ&クラス プログラミング基礎解説』
(通称『黄色い本』)
- 藤田眞作『LaTeX2e マクロ作法』
などが挙げられます.
ただし,上記はいずれも絶版状態にあり,通販などで中古本を買うことはできますが
若干入手しにくいので,その場合は
- 吉永徹美『独習 LaTeX2e』
の第 II 部を読むのも1つの手かと思います.
※蛇足
手前味噌ですが,私の所属する東大 TeX 愛好会という組織(サークル)では
現在2-3週間に1度のペースで TeX by Topic 輪読会を開催しています.
http://ut-tex.org/texbytopic_reading.php
もし東京近辺にお住まいでこの自主ゼミにご興味あるようでしたら,
ご連絡いただければ参加・見学等歓迎いたします.
かつて同じように悩んだ経験があるので,簡単に書籍等の紹介をしてみます.
LaTeX ユーザとして「LaTeX で文書作成をすること」について一通り習得した
タイミングで,もし「TeX をプログラミング言語として使うこと」
(いわゆる “TeX 言語” や “TeX on LaTeX”)を覚えるにあたって役立つだろう
日本語の書籍としては
- ページエンタープライゼズ『LaTeX2e マクロ&クラス プログラミング基礎解説』
(通称『黄色い本』)
- 藤田眞作『LaTeX2e マクロ作法』
などが挙げられます.
ただし,上記はいずれも絶版状態にあり,通販などで中古本を買うことはできますが
若干入手しにくいので,その場合は
- 吉永徹美『独習 LaTeX2e』
の第 II 部を読むのも1つの手かと思います.
※蛇足
手前味噌ですが,私の所属する東大 TeX 愛好会という組織(サークル)では
現在2-3週間に1度のペースで TeX by Topic 輪読会を開催しています.
http://ut-tex.org/texbytopic_reading.php
もし東京近辺にお住まいでこの自主ゼミにご興味あるようでしたら,
ご連絡いただければ参加・見学等歓迎いたします.
お二人とも返信ありがとうございます.
TeXJPのGitHubは少し前から少しずつ読んでたりしたのですが,
テストケースの作成などはお手伝いできそうなので,
時間を見つけてやってみたいと思います.
その際はフォークしてプルリクエストを投げる方式で良いのでしょうか?
ワトソンさんに紹介していただいた本は
一番最初のページエンタープライゼズのもの以外は図書館にあったので,
そちらを読んでみたいと思います.
残念ながら北海道在住なのでサークルの方には行くことができませんが,
少しずつTeX by Topicにもう一回挑戦したいと考えています.
また質問があるときはこちらのフォーラムに投げると思いますが,
よろしくお願いします.
北見けん様
初めまして。若松です。
書籍についてのアドバイスありがとうございます。
余りLaTeX等の書籍について興味を持つ事の無かった小生ですが
普段使いの「LaTeX」の段階をレベルアップできるチャンスかと
今回の記事を読ませて頂いています。
奥村先生の「美文書作成入門」(第5版)以来の挑戦という事になります。
組版の関しては「SILE」や「Pollen」を少し齧って使っておりますので
此TeXの方も改めて学びたいと思っております。
さて貴君の
『TeXbook』を一通り読むのが
一番の近道だと私は思います。
一番の近道だと私は思います。
と推薦が有りますが、実際のところ
「何の書籍」を示しているのか?
判別しかねます。
「TeXbook [Donald E. Knuth] 」では?
と想像するのですが?
此の書籍なら
[www.ctex.org/documents/shredder/src/texbook.pdf]
からPDFをダウンロード出来る事まで調べましたが、
(早速DLしました)此れが当該の書籍でしょうか?
お伺いいたします。
今後のアドバイスの投稿を楽しみに待っております。若松久仁光拝
そうです。Knuth著の『The TeXbook』です。
http://www-cs-faculty.stanford.edu/~knuth/abcde.html#texbk
邦訳は、アスキーから出ていた
『改訂新版 TeXブック コンピュータによる組版システム』(鷺谷好輝 訳)
がありましたが、絶版のようです。
実は原著のソースファイル texbook.tex は CTAN で公開されています。
https://ctan.org/pkg/texbook/
しかし説明を読むと、出版事業の見本として置いてあるだけとのことなので、
TeXの解説書として読むのは不味いようですし、
PDF化してインターネット上で配布するのはさらに不味いのかなと思います。
原著であれば新品で入手可能なようですし。
## 実際、texbook.tex をそのまま TeX で処理してもうまく動かないように
## 細工されていたのじゃなかったかと思います。
若松さんがダウンロードなさったのは
このソースファイルをPDF化したもののようですね。
ウェブサイトが中国語のようで、背景がよくわかりませんでしたが。
http://www-cs-faculty.stanford.edu/~knuth/abcde.html#texbk
邦訳は、アスキーから出ていた
『改訂新版 TeXブック コンピュータによる組版システム』(鷺谷好輝 訳)
がありましたが、絶版のようです。
実は原著のソースファイル texbook.tex は CTAN で公開されています。
https://ctan.org/pkg/texbook/
しかし説明を読むと、出版事業の見本として置いてあるだけとのことなので、
TeXの解説書として読むのは不味いようですし、
PDF化してインターネット上で配布するのはさらに不味いのかなと思います。
原著であれば新品で入手可能なようですし。
## 実際、texbook.tex をそのまま TeX で処理してもうまく動かないように
## 細工されていたのじゃなかったかと思います。
若松さんがダウンロードなさったのは
このソースファイルをPDF化したもののようですね。
ウェブサイトが中国語のようで、背景がよくわかりませんでしたが。
》 邦訳は、アスキーから出ていた
》 『改訂新版 TeXブック コンピュータによる組版システム』(鷺谷好輝 訳)
》 がありましたが、絶版のようです。
Amazon あたりには古本が出ているようです。価格を見るとプレミアが
付いているような気がしますが…。
》 ## 実際、texbook.tex をそのまま TeX で処理してもうまく動かないように
》 ## 細工されていたのじゃなかったかと思います。
エラーになったはずですね。
もっともソース中に埋め込まれた TeX のコードによる細工ですから
その気になれば簡単に外せるような代物ですが。
昔、ソースそのものには改変を加えず、タイプセット時の
コマンド・ラインを工夫して回避するという遊びをしたことがあります。
もちろん、出来上がった DVI ファイルは速やかに削除しました。
若松さんのお返事の意図をどうにも掴みかねています。
これだけいろいろなところで、書籍化は許可されていない
という指摘が上がっているのを確認したうえで
“著作権については「判りません」”と仰って、
さらに、書籍化の方法を記した書き込みを転記なさるというのは
どういう意図なのか。うーん。
それはそれとして、最後に引用されていた
“TeXbook は単なるユーザーマニュアルで”
という評価は誤解を与えそうな気がしますので、それについて。
例えば、電子レンジのユーザーマニュアルといえば、
「あたため」「解凍」の使い分けと加熱時間の設定方法が書いてあるものを
想像すると思います。
これが TeXbook レベルのユーザーマニュアルなら、上記の内容はいうに及ばず、
ある周波数の電磁波が水分子をうまく振動させる仕組みから始まり、
庫内のマイクロ波強度分布や、マイクロ波の部分的遮蔽テクニック、
回路図、分解整備マニュアルなども含まれるようになるのではないかと思います。
ですから、“TeXのユーザー”というのがどこまでやる人のことをいっているのか
にもよりますが、TeXbook の内容は“単なるユーザーマニュアル”と言われて想像
するものとは違うように思います。
これだけいろいろなところで、書籍化は許可されていない
という指摘が上がっているのを確認したうえで
“著作権については「判りません」”と仰って、
さらに、書籍化の方法を記した書き込みを転記なさるというのは
どういう意図なのか。うーん。
それはそれとして、最後に引用されていた
“TeXbook は単なるユーザーマニュアルで”
という評価は誤解を与えそうな気がしますので、それについて。
例えば、電子レンジのユーザーマニュアルといえば、
「あたため」「解凍」の使い分けと加熱時間の設定方法が書いてあるものを
想像すると思います。
これが TeXbook レベルのユーザーマニュアルなら、上記の内容はいうに及ばず、
ある周波数の電磁波が水分子をうまく振動させる仕組みから始まり、
庫内のマイクロ波強度分布や、マイクロ波の部分的遮蔽テクニック、
回路図、分解整備マニュアルなども含まれるようになるのではないかと思います。
ですから、“TeXのユーザー”というのがどこまでやる人のことをいっているのか
にもよりますが、TeXbook の内容は“単なるユーザーマニュアル”と言われて想像
するものとは違うように思います。
今回コピペなさったテキストに対しては、これが権利的に問題がある旨を
指摘する主旨と思われるコメントが入っていますよね?
(同じ web ページ内に表示されています)
この指摘の文面は、texbook.tex 自体の冒頭に書かれているもので、
TeX の入力例が見たいという目的以外には勝手に使用してはいけないと
するものです。
そのような問題のあるテキストについては、この場で拡散することも
大いに問題があると思うのですが、いかがでしょう?
それに、今回のコピペは「引用」の範疇を逸脱しているように思われます。
そうであれば、このテキストの作者の権利にもかかわってくるのでは?
帯田木偶太様
北見けん様
貴君のご指摘の通りです。
拡散すべきでは無い情報を掲げてしまいました事、
お詫び申し上げます。
著作権に就て「判らない」と書いたのは「自己判断」して下さいと言う
意味を含めた、日本語での「判らない」を通して読者が決めれば事済むと
思ったのは「誤り」だったのでしょう。
出来れば「小生の投稿」を削除する手立てを管理者にお願いいたします。
改めまして「帯田」氏のアドバイスに感謝申し上げます。若松久仁光拝
追伸
サイト管理者殿
上記の件、改めて依頼したく存じます。
本フォーラムからの削除をお願いいたします。若松久仁光拝
> TeXJPなどのコミュニティのお手伝い
いくらでも切り口はあると思います。
例えば、
手を付けやすいところ、ご自身の興味関心の高いところから始められるとよいと思います。
いくらでも切り口はあると思います。
例えば、
- TeX Wiki で不足な情報や分かりにくい部分を書き換える
- 入門書+αのレベルの内容で何か躓いた事があればノウハウとしてまとめてどこかに公開する
- ちょっと便利な自作マクロ類ツール類をどこか(CTANなど)に公開し紹介する
- 日本語TeX関連のドキュメント類の英文(あるいは他の外国語)翻訳
(現状、日本語でしか読めないもの多数) - texjporgで開発中の試作版や新規公開版のコードを動作確認テストして報告する
(テストケース作成にも通じます) - texjporgの開発にどっぷり浸かる
手を付けやすいところ、ご自身の興味関心の高いところから始められるとよいと思います。