MakeIndex, Mendex, XindyとMendexのUnicode化

mendex v3.0 (Re: MakeIndex, Mendex, XindyとMendexのUnicode化)

- t tk の投稿
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4年ぶりの更新になります。
mendex の「読み+表記」のうち「表記」の文字コードのデフォルトを UTF-8 に変更する方針です。
mendex version 3.0 [15-May-2018] としました。
TeX Live svn にコミット済み、W32TeX では導入済み、その他はTeX Live 2019にて反映される予定です。

Windowsでは、入出力の文字コードのデフォルトも ShiftJIS から UTF-8 に変更になります。

詳細は githubの mendexのデフォルト文字コードのUTF-8化 をご覧ください。

以下の例は、pLaTeXでもupLaTeXでも通用する例です。
以前はmendexの起動時に "-I utf8" オプションまたは "-U" オプションが必要でしたが、今回の更新によりオプションが不要になります。
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% pLaTeX or upLaTeX, UTF-8で記載
\documentclass[autodetect-engine]{jsarticle}
\usepackage{otf}
\ifnum\jis"2121="3000
% upLaTeX
\else
\DeclareUnicodeCharacter{9DD7}{\UTF{9DD7}}% pLaTeXで「鷗」を直接入力
\fi
\usepackage{makeidx}
\makeindex
\begin{document}
森鷗外\index{もりおうがい@森鷗外}
\printindex
\end{document}
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副作用として、同音異義語の順序がアスキー社さんのオリジナルのmendex v2.6f と異なる場合が生じます。
その非互換が問題になる場合は、明示的に "-I euc" オプションを指定することで従来通りの動作が得られますので、ご対応をお願いします。
当方の調査(5冊程度ですが…)では、出版されている書籍で副作用の懸念のあるケースに該当する事例は発見できませんでした。