Re: dvipdfmx(dvipsk) で全角ローマ数字,丸数字を扱う方法

名前: ttk
日時: 2008-10-26 01:15:19
IPアドレス: 219.104.82.*

>>52200 確かに、dvipdfmxで使う場合を想定すると、 jis.vf, min10.vfと90ms-RKSJ-{H,V}の組合わせでは間に合いませんね。 ZRさんが>>52198で触れていたように、 90ms-{H,V}相当のものをでっちあげるという方向もあると思います。 非標準的な手段になってしまうので、やはり好まれないとは思います。 が、CMapの自作というのもvfの自作というアプローチと比較して 非標準的さ加減には違いがあまりないような気がします。 ただ、vfの方がフォントの割り当ての変更などもできるので、自由度は高そうです。 そういえば、昔似た話で (CM932のシフトJISではなくてShift_JISX0213の方ですが) JISX0213-2004-{H,V}なるCMapをでっちあげるようなことをしていました。 ここのjishojoパッケージ (2006.12.03) 13区の丸付き数字や組ローマ数字はCM932とShift_JISX0213とで共通なので、 「dvipdfmx(dvipsk) で全角ローマ数字,丸数字を扱う方法」という意味では 流用してもそのままで多分動くと思います。 何はともあれ、OTFパッケージの方が、 普及度や解説の多さや信頼性などもろもろを含めて、おすすめなのに変わりはありませんね ^^; dvipsの方は、一応W32TeXで動作確認しました↓ (1) ソースファイル %% maru_suji.tex の中身 %% CP932を想定 \documentclass{jarticle} \begin{document} \thispagestyle{empty} \char\kuten"0D01\char\kuten"0D02\char\kuten"0D03% 丸つき1〜3 \char\kuten"0D15\char\kuten"0D16\char\kuten"0D17% 組ローマ数字I〜III \end{document} (2) コンパイル D:\hoge>platex maru_suji.tex (3) dvipskのフォント設定 %%% psfsjis_ms.map の中身、関係のあるところだけここに示す %%% 例えば C:\usr\local\share\texmf\fonts\map\dvips\base に置く rml Ryumin-Light-90ms-RKSJ-H rmlv Ryumin-Light-90ms-RKSJ-V gbm GothicBBB-Medium-90ms-RKSJ-H gbmv GothicBBB-Medium-90ms-RKSJ-V (4) dvipskの起動 D:\hoge>dvipsk -u psfjis_ms.map -SJIS maru_suji.dvi dvipskのバージョンは↓ This is dvips(k) p1.7b Copyright 2008 ASCII MEDIA WORKS. (ptex-staff@ml.asciimw. jp) based on dvips(k) 5.97 Copyright 2008 Radical Eye Software (www.radicaleye.com) (5) その後 あとは、出来た maru_suji.ps を CMapに対応したPostScriptインタープリタを備えるソフトで処理。 よほど旧いもしくはしょぼいものでなければ、 意図通りの結果が得られるはず。 今回、Acrobat DistillerやGhostscriptで動作確認した。

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