名前: ZR 日時: 2007-07-29 15:54:09 IPアドレス: 59.140.98.*
>>48893 >\kcatcode`а=15% а はロシア語 >とすると同じグループ(?)の文字も欧文にセットされて >便利だと思います.ただ別のロシア文字に対し別行で >\kcatcode をセットすると "Missing number" エラーと >なってしまうのは,抑止できないものかと思います. これについては >>48210 を参照してください。今のところうまい解決策が 見つかっていません。 # >>48360 の最後で紹介したマクロを使うと回避できますが…。 あとこちらの問題についてですが。 >あと標準 pTeX では和文と英文字とのあいだに四分アキが >入りとてもバランスがよいのですが,T1 エンコーディング >などで組んだ欧文は \xspcode"C1=3 などと指定しないと >四分アキが入りません. これは、pTeX(pLaTeX) が xspcode を適切に設定しなかったのが顕在化 した結果だと考えられます。例えば、pLaTeX で Gau{\ss}の消去法が… を組版させると、(欧文エンコーディングが OT1 でも T1 でも)和欧文間 空白が入りません。upLaTeX で入らないのはこれと同じ現象です。 >upTeX/upLaTeX は Unicode で欧文と和文を区別する >機構を導入しているのですから,\xspcode 設定を自動化 >もしくはデフォルトでアキを挿入できるようにも思います. >つまらないことですが,次の改善への要望としてあげさせて >いただきます. pTeX は「全角/半角」の違いで和文/欧文を区別します。upTeX では これが kcatcode を利用したものに変わります。ただいずれにしても xspcode の設定が必要で、それは 文字によっては、和欧文間空白が望ましくない場合があるから という理由によります。例えば <,> の前や <(> の後では和欧文間空白 は不要です。ここで悩ましいのは 欧文のエンコーディングは可変なので、どの符号位置にどの文字が あるかは判らない ということです。これは upLaTeX でも同じ(欧文の内部符号は Unicode ではないので)です。 理想的なのは 実際に用いるエンコーディングによって適切に再設定する ということです。 # 例えば T1 の "10 は quotedblleft なので \xspcode"10=1 である # べきですが、OT1 では dotlessi なので \xspcode"10=3 であるべき。 ただ、これには LaTeX のフォント選択機構の中に、xspcode の設定の 機構を組み入れなければなりません。 # 欧文 LaTeX の lccode/uccode にも同様の問題があります… とりあえず「最も標準的な欧文エンコーディング」は T1 なので、T1 に合わせた設定を既定としておいて、あとは Babel の拡張で対応する というのが現実的な策かもしれません。
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