Re: オフトピ:表記の哲学(Re: “txfonts.sty,”...)

名前: nmt
日時: 2006-08-27 02:14:03
IPアドレス: 218.46.70.*

>>44462 >>44475  表題のトピ内容につられまして、書き込み失礼いたします。 >本田様 wrote: >>数式でのボールドイタリック体の出し方を知らないことが問題だと思うのです。 >これもそうなのかもしれません.  これは個人的な意見でございますが、数式モード内での ボールドイタリック体の例が載っている本が少ないというのも 一つあるかもしれません。(これまで\boldmathコマンドでしのいでおりました…。) #10年近くもTeXを利用していますが、今回、こちらのFAQを拝見しまして #\boldsymbolコマンドをはじめて知りました(汗)。 >#amsmathに関しては個人的には使いません. >#あまりにおせっかいなのと,内部仕様の変化が激しいので. >#何回か痛い思いもしてますしね(-_-;;  これには、かなり深い事情があったのでしょうか? (先日から論文投稿用のTeXマクロの作成を行っているのですが、 投稿見本を作製する場合に、かなり悩むところがあったりいたします…。) >冗談じゃなくって, >$log_{10}f(x)$のようなの多いですよ. これには、同じく驚愕いたしますが(^^;;。 Tackaschi様 wrote: --- ># ここの Wiki の「TeX入門/複雑な数式」にでも \boldsymbol などの ># amsmath パッケージのコマンドについての解説を追加しようと思っているのですが, ># 最近忙しくて……。時間が取れたらまた編集しようと思っています。どなたか ># 代わりに編集して頂ける方がいらっしゃいましたら,是非先に編集なさって下さい。 --- 以下のようなテストファイル(texファイル)を作成してみましたが、 いかがでしょうか?(少し自信はないですが、間違いなどがございましたら ご指摘くださいませ。) ----(テストソース:ここから) \documentclass[a4paper]{jsarticle} \usepackage{latexsym} \usepackage{ascmac} \usepackage{amsmath} \usepackage{amssymb} \usepackage{amsfonts} \usepackage{txfonts} \begin{document} %文書環境の始まり \section{数式モードでのボールド表記のテスト} 数式ボールドの表記のテスト(その1)として, まず,AMS\,\LaTeX の\verb!\boldsymbol!コマンドを使用して書いています. \[ \boldsymbol{x}, \boldsymbol{A}, \boldsymbol{1}, \boldsymbol{\alpha}, \boldsymbol{u}, \boldsymbol{v} \] 上記(1つ目)のソースは以下のとおりです. \begin{itembox}[l] {\textbf{【数式モード内でのボールド表記のソース(その1)】}} \begin{verbatim} \[ \boldsymbol{x}, \boldsymbol{A}, \boldsymbol{1}, \boldsymbol{\alpha}, \boldsymbol{u}, \boldsymbol{v} \] \end{verbatim} \end{itembox} 次に,\verb!\boldmath!コマンドを使用した例を示します. \[ \mbox{\boldmath $x$}, \mbox{\boldmath $A$}, \mbox{\boldmath $1$}, \mbox{\boldmath $\alpha$}, \mbox{\boldmath $u$}, \mbox{\boldmath $v$} \] 上記(2つ目)のソースはこちらです. \begin{itembox}[l] {\textbf{【数式モード内でのボールド表記のソース(その2)】}} \begin{verbatim} \[ \mbox{\boldmath $x$}, \mbox{\boldmath $A$}, \mbox{\boldmath $1$}, \mbox{\boldmath $\alpha$}, \mbox{\boldmath $v$} \] \end{verbatim} \end{itembox} 例えば,応用例として,こういう場合に使用してみると よいかもしれません.\\ \noindent{\textbf{【応用例】}} $\mbox{\boldmath $x$}=(x_1, x_2, \cdots, x_n)$を未知の$n$次元 ベクトルとし, $\mbox{\boldmath $b$}=(b_1, b_2, \cdots, b_n)$を定数のベクトルとする. このとき,$n$次元正方行列$A$に対して,式(\ref{eqn:a1})が 成り立つものとする. \begin{align} \label{eqn:a1} A\mbox{\boldmath{$x$}}=\mbox{\boldmath{$b$}} \end{align} 最後に,\verb!\mathbf!を使用した場合の例を示します. \[ \mathbf{x}, \mathbf{A}, \mathbf{1}, \mathbf{\alpha}, \mathbf{u}, \mathbf{v} \] 上記(3つ目)のソースは以下のとおりです. \begin{itembox}[l] {\textbf{【数式モード内でのボールド表記のソース(その3)】}} \begin{verbatim} \[ \mathbf{x}, \mathbf{A}, \mathbf{1}, \mathbf{\alpha}, \mathbf{u}, \mathbf{v} \] \end{verbatim} \end{itembox} 上記の3つのフォントの違いを分かっていただけると,とても嬉しいです. \end{document} ---(ここまで) 長文にて失礼いたしました。

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