Re: “txfonts.sty,” “pxfonts.sty” の数式グループ {italic} について

名前: Tackaschi
日時: 2006-08-25 13:44:45
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返事が遅くなってしまいました。 m(_ _)m >>44327 > くらいの記述でいけるんじゃないかなという意味です. > #1がitalicだったら何もしないというようにしてから > tx/pxを読み込んで,終わったら必要ならば元に戻すというところで > どうでしょう. なるほど,\DeclareSymbolFont 自体に細工をするんですね。 TeXコマンドを追加することばかり考えて, TeXコマンド自体に細工することが思いつきませんでした……。 # まだまだ修行不足……。 >>44335-44336 物理系の私の分野では,学生・院生レベルの本はほぼ全て ボールド体のベクトルにボールドイタリック体を使っています。 論文については,確かに論文雑誌の中ではどちらかに統一してありますが, 9割方がボールドイタリック体を使っています。 # ボールドローマン体を使っている論文雑誌のほとんどが # 日本系の出版社だということも少々引っかかっているんですよね。 学会では本田さんのおっしゃる通り著者の原稿のままですね。 こちらはボールドローマン体を使っている方も結構いらっしゃる……。 私個人は「変数はイタリック体で書く」という慣習(この慣習は ISO や JIS などで明文化されていたでしょうか?)に従って ボールド体のベクトルにはボールドイタリック体 (\boldsymbol) を使っています。 # さらに,3次元空間や2次元平面のベクトルには \boldsymbol, # それ以外の4次元ベクトルや単なる2次元のベクトルなどには # \vec や \overrightarrow というように使い分けています。 もちろん,「郷に入りては郷に従え」と言うことで, 本や論文雑誌への投稿時には投稿規程に従うようにしています。 (プリアンブルに“\def\boldsymbol{\mathbf}”とでも書くか, \boldsymbol を \mathbf に置換したりすれば,大概はすぐに変えられるので。) ボールド体のベクトルを ボールドイタリック体で書くかボールドローマン体で書くかが問題ではなく, 数式を良く使う理系や経済学系での一般の LaTeX ユーザーの方の多くが amsmath パッケージの \boldsymbol, \pmb や bm パッケージの \bm による 数式でのボールドイタリック体の出し方を知らないことが問題だと思うのです。 一般に出版されている LaTeX の入門書・解説書や Web 上の LaTeX の使い方を解説しているホームページの大半が \mathbf を \mathrm, \mathit や \textrm, \mbox などと共に解説してある一方, (特にホームページでの解説では)\boldsymbol, \pmb, \bm(さらに \mathnormal)に ついて解説しているのはかなり少数派のように感じられます。 # さらに言えば,ギリシア文字の大文字斜体を出す # \mathnormal{\Gamma} などや amsmath パッケージの \varGamma など, # “Re, Im, cosec, sinc, Ln, Arcsin, grad, div, curl, rot, tr, rank, dim” # 等の演算子を出すのに便利な # amsmath パッケージの \operatorname や \DeclareMathOperator, # 数式を並べるのに使い勝手の良い amsmath パッケージの # {gather} や {align} などの各種環境等々, amsmath パッケージの # 便利なコマンド類を解説している本やホームページも少数派だと感じられます。 実際,私個人の意図では \mathbf や \mathsf を使ったことはありませんし (\mathtt だけは他のプログラミング言語について記述するのに変数の添え字として 使ったことがあります),ボールドローマン体でベクトルを書く以外には 数式での \mathbf の使い道はほとんど無いと感じられます。 それならば,LaTeX の数式についての解説では \mathbf と共に \boldsymbol, \pmb, \bm も解説されるべきなのではないのでしょうか? # \boldsymbol の代わりに,パッケージを読み込まなくても使える \boldmath を # 取り上げている本やホームページもありますが, # 本来 \boldmath は数式モードの外から数式バージョンを {bold} に # 切り替えることによって数式全体をボールド体にするために使うコマンドなので, # これもボールド体のベクトルにはあまりふさわしくないと考えています。 \boldsymbol, \bm や \varGamma 類,\operatorname などのコマンドが 数式をよく使う LaTeX ユーザーに周知されていないがゆえに, \mathbf を乱用したり,変数に立体のギリシア大文字を使ったり, \mathrm を使って演算子を書いて演算子と変数との間の空白を無くしたりすることが 横行しているように私には思えるのですが,これは私の思い違いでしょうか? # ここの Wiki の「TeX入門/複雑な数式」にでも \boldsymbol などの # amsmath パッケージのコマンドについての解説を追加しようと思っているのですが, # 最近忙しくて……。時間が取れたらまた編集しようと思っています。どなたか # 代わりに編集して頂ける方がいらっしゃいましたら,是非先に編集なさって下さい。 > #微妙に分かれるのは「微分演算子d」がイタかローマンかの > #いつも話題になるやつです 虚数単位 i,自然対数の底 e,「微分演算子」d については, 私は普段は慣習に従ってイタリック体を使っていますが, あまりどちらかにこだわっているわけではありません。 ただ,素電荷に e をよく使うので,できるだけ自然対数の底 e を使わずに \exp で書くようにし,また変数に i, e, d を使っていれば積極的に虚数単位の i, 自然対数の底の e,「微分演算子」の d を立体で書くようにしています。 もちろん,投稿規程に記述があればそれに従います。 # 何か題名の本題とは大きく外れてしまいました……。 # この場合は題名を変えたほうが良いのでしょうか?

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