Re: utfパッケージについて&GTフォント〜の総まとめ

名前: sugahara
日時: 2003-03-06 16:23:48
IPアドレス: 210.254.18.*

元質問者 菅原です。お世話になってます。 >>17329大石さん wrote > 何がしたかったか、何が問題になったか、結局どうしたか、 > などをwebにまとめていただけるとうれしいです。 GTフォントの件も含めて1つにまとめます。おかしかった訂正して下さい。 #短期間にいろいろやりましたので、若干混乱気味(*_*)です。 <そもそもの質問>  お金を失わない「鉄」(unicode 9243:金+矢)や、その他の  「鉄」の字を含むpdfファイルをTeXから作成したい。<17257> <その答え> A1:GTフォント+gtftexパッケージを用いる場合 17259, 17261, 17262, 17276, 17277, 17278,17283, 17286,17315, 17317, 17327 A1.1 dvipdfmxを使う GTフォントとgtftexパッケージをインストールして dvipdfmx hogehoge でpdfファイルを作る。GTフォントのtruetypeフォントが使われる。 A1.2 dvipskでpsを経由する GTフォントとgtftexをインストールし、さらにomegaj-w32.tar.gz内の バッチファイルmaket1.batを実行してGTフォントのtype1フォントを作成する。 そして dvipsk -Pomj hogehoge でtype1フォントを埋め込んだpsファイルが作成できる。 このpsファイルはdistillerでもps2pdfでもpdfに変換出来る。 A2:GTフォント+gtfontsパッケージを用いる場合 dvipdfmxを使う。GTフォントとgthontsパッケージをインストールして dvipdfmx hogehoge でpdfファイルを作る。GTフォントのtruetypeフォントが使われる。 ※なお、gtfontsパッケージの場合、psを経由してpdfには変換出来  なかったが、添付のドキュメントには出来ると書いてある。 A3:utfパッケージを用いる場合 17266, 17268, 17270, 17272, 17274, 17279, 17280, 17281, 17311, 17316, 17318, 17320, 17321, 17322, 17325, 17326,17330, 17331 utfパッケージと小塚明朝と必要なCMapファイルをインストールする。 udvips -Ppdf -z hogehoge でpsに変換してps2pdf ないしは distillerでpdfに変換する。 他の和文と同じtype1フォントが使用される。 ただし、dviファイルの時点でdviout等で文字を確認することは出来ない。 なお、utfパッケージを使う際には、AdobeJapan1-4なり1-5規格のOpenTypeフォントを 用意する必要がある。 A4. jskanjiパッケージを使う msknj-vf.zipを持ってきて、インストールする。 (たとえばhttp://itohws03.ee.noda.sut.ac.jp/~matsuda/ttf2pk/) dvipdfmx hogehoge でpdfファイルを作る。 この場合は、MS明朝ないしゴシックのtruetypeフォントが使われる。 <私がはまったところ> A1関連 gtftexを使用する場合、psfonts.mapはいじらなくて良い。 間違えて、dvipsk-gt.mapの内容をpsfonts.mapに書き足してしまった。 「readmeの通り」に設定すれば、動くはずです。 A2関連 gtfontsを使ってdvipdfmxでpdfを作る場合、該当する文字が 空白になってしまう。cid-x.mapに下記のエントリを追加したら正常になった。 ただし、この対応が正しいのかどうかは不明。 gtmin01 H :0:gt200001 gtmin02 H :0:gt200002 gtmin03 H :0:gt200003 gtmin04 H :0:gt200004 gtmin05 H :0:gt200005 gtmin06 H :0:gt200006 gtmin07 H :0:gt200007 gtmin08 H :0:gt200008 gtmin09 H :0:gt200009 gtmin10 H :0:gt200010 gtmin11 H :0:gt200011 A3関連 distillerにCMapを認識させるには、$AcrobatをAcrobatの トップディレクトリとすると、 $Acrobat/Distillr/Data/psdisk/Resource/CMap の下に必要なCMapファイルを置く。 $Acrobat/Resource/CMap においてもdistillerは認識しない。 詳しくは、17331をごらんください。 <その他> インストールの仕方はGTフォントおよびgtfontsパッケージについては パッケージ付属のgtfonts.txtに、gtftexはやはり付属のreadme.txtに 書いてあります。また、utfパッケージについては、utf-w32.txtという ドキュメントが添付されています。また、小塚明朝は、Acrobat5にくっついて いたり、http://www.adobe.com/products/acrobat/acrrasianfontpack.html から入手できる。 以上、まとめでした。

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