名前: ZR 日時: 2010-05-01 00:56:34 IPアドレス: 122.17.200.*
>>54949 次のような数式で試してみました。 \documentclass[a4paper]{article} %\usepackage{exscale} %+ここの設定を %\usepackage{txfonts} %+ 変える \begin{document} $a^{\sqrt{2}}$ / %(1) $a^{\sqrt{\frac{3!}{3}}}$ / %(2) $a^{\sqrt{\int_{0}^{4\pi}\frac{\sin^2 x\,dx}{\pi}}}$ %(3) \end{document} これを組版すると下のような結果になります。 [表1] 上段=根号に用いられるフォント; 下段=上線の太さ. (*) は分数の横棒の太さ. (1) (2) (3) (*) 既定 cmsy7 cmsy10 cmex10 0.34 0.4 0.4 0.4 既定+exscale cmsy7 cmsy10 cmex7 0.34 0.4 0.34 0.34 txfonts txsy@7 txsy@10 txex@7 0.392 0.56 0.392 0.392 ポイントは「exscale にしていても (2) の式では(添字用の 7pt でなく)10pt のフォントが使われ、線幅のパラメタがそれに 合わせられている」ということです。 # exscale: 「大きな演算子用フォント(OMX)」のサイズを可変に # する設定を行うパッケージ(既定では OMX のフォントは 10pt # 固定である)。なお、TX Fonts は最初から exscale に相当する # 設定になっている。 [表2] default_rule_thickness の値 (OMX なフォントの param[8]) CM フォント TX フォント at 10pt 0.4 (cmex10) 0.56 (txex) at 7pt 0.34 (cmex7) 0.392 (txex@7) 線幅を確実に 7pt の時の値にするための一つのトリックとして、 amstext パッケージの \text を用いて、 $a^{\text{$\sqrt{\frac{3!}{3}}$}$ のようにすることが考えられます。 # \text の中は「7pt のテキスト」になるので、その中の数式は # 「最初から 7pt で書いている」ことになる。 「exscale には副作用(使った方が酷くなる点)がある」という話を 聞いたことがありますが、この辺りのチグハグさもその一つなのかも 知れませんね。
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