Re: dvipdfmxのcid-x.mapについて、いくつかの疑問点【追々記・かなり急いでいます!】

名前: ZR
日時: 2010-02-21 17:48:05
IPアドレス: 122.26.181.*

>>54595 >私としては,ZRさんのXeTeXアプローチを >大変興味深く読ませていただきました. 対象の欧文エンコーディングの TFM と SFD のみを使って Unicode フォントを利用するというのは、元々は欧文の TTF/OTF の利用を簡単にするためのアイデアです。 PostScript 名は「同じ字」でもフォントによって異なって いて極めて扱いにくいものです。Unicode の TTF/OTF だと Unicode でアクセスするのが一番自然に思えます。 あと、もう一つの重要な点として、 PostScript 名の情報のない TTF/OTF (例えば Windows に 含まれる Palatino Linotype 等) では ENC でのアクセス が不可能なため、dvipdfmx で利用するには "unicode" 指定しか方法がない というものがあります。 そして、"unicode" 指定した場合に、欧文の ENC ファイルや CID フォントの CMap のように「単純に reencode だけする 機構」として dvipdfmx で使えるものがないかと考えると、 それが SFD だということになるのです。 フォントメトリックの取得に XeTeX を使うことを考えた端緒 は実は次のようなことにあります。 以前に、「等幅に限らない日本語フォントに対する (u)pTeX 和文フォント(JFM/VF)の作成」の自動化を試みたことがあり、 その時に「TeX 利用者が確実に利用できる手段は何か」と 考えた結果が XeTeX になった。 # docstrip と同じ発想です ;-) 他にも XeTeX を使って取れるフォント情報があります。例えば CID フォントで \XeTeXcharglyph を使うと Unicode 値から CID 値への変換ができます。最近追加された \XeTeXglyphbounds は bounding box を取得する命令です。 # LuaTeX を使うと、もっと色んなフォント情報が取れそうです。 # LuaTeX は FontForge のコードを取り込んでいるので。

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