名前: munepi 日時: 2009-03-28 12:28:21 IPアドレス: 121.3.40.*
>>52978 いくつか補足致します。 > 今回のmunepiさんの書かれたような説明が > どこかのドキュメントに追加されているだけでも > だいぶ違うと思うのです. > > 普通に使っているユーザが和文の多書体を「追加」しようとする際に > /usr/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/vine.map > の内容を理解していろいろ設定するには有用だと思います. 確かにそうですね。 次期 Vine Linux のドキュメントとして、開発の方へ投げて提案してみます。 # そのためには、いくつかのユーティリティーの整備と # ドキュメントを書く時間が必要だー。 updmap に関してですが、 > /usr/share/texmf-config/web2c/updmap/にupdmap.cfgと一緒に入れるとか > /usr/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/にmorisawa.mapと一緒に入れるとかです. 後者の morisawa.map は改変されたのならば、 /usr/share/texmf-var/fonts/map/dvipdfm/morisawa.map にインストールすべきだと思います。 と申しますのも、/usr/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/morisawa.map は、 Vine Linux が採用しています RPM パッケージングシステムで tetex パッケージから提供されます。 しかし、tetex パッケージを作成するための spec ファイルには、 /usr/share/texmf/fonts/map/dvipdfm/morisawa.map が「システムの設定ファイル」としてではなく、通常のファイルとして、 ファイルリストに入っているで、 # apt-get upgrade されたときに、tetex パッケージに含まれている morisawa.map に上書きされてしまいます。 /usr/share/texmf-var/, /usr/share/texmf-config/ は、いわばローカル TEXMF tree で、 $HOME/.texmf-var > /usr/share/texmf-var > /usr/share/texmf $HOME/.texmf-config > /usr/share/texmf-config となっており、tetex パッケージによりいじられることはありません。 # /usr/share/texmf-config/updmap.cfg は # 「システムの設定ファイル」としてファイルリストに登録されているので、 # tetex パッケージの更新時にはこちらは上書きされずに # /usr/share/texmf-config/updmap.cfg.rpmsave といった名前で保存されます。 > 私としては,印刷屋ですから, > PSではCIDフォントと,PDF生成はDistillerの世界で > TrueTypeは表示以外ではだめなので,偏っているとは思いますが, > ・dvipdfm形式のKanjiMapを書く > ・updmap-sysで各種mapを生成する > だけで,表示用のシンボリックリンクまで必要に応じて > 新規にはってくれたり,はがしてくれたりするといいかなとか思います. > > シンボリックリンクのはり方そのものは別途mapなどを作るしかないでしょうが. ヒラギノ、小塚についてはそのままのフォント名で、 モリサワフォント(基本 5 書体以外に対しても)については、 cd $varotfDir for OTF in `ls $otfDir/*.otf`; do renameOTF=$(echo $OTF | sed s!A-OTF-!! | sed s!${otfDir}/!!) ln -sf $OTF $renameOTF done cd - のような処理で、それぞれシンボリックリンクを張れば良いと思います。 手元では、本田さんがおっしゃっておられるようなことを 自動的に行ってくれるユーティリティーを作っていて、 # 趣味用にヒラギノの環境整備用ですが…。 だいたい updmap の前処理と後処理を行うシェルスクリプトで、 updmap の wrapper のような感じです。 Vine Linux に、モリサワフォントやヒラギノフォント、小塚フォントのプリセットする ユーティリティーを同梱することも含めて、先ほどのドキュメントと同様に、 開発の方へ投げて提案してみます。
この書き込みへの返事: