Re: dvipdfmx(dvipsk) で全角ローマ数字,丸数字を扱う方法

名前: 奥村晴彦
日時: 2008-10-25 09:55:30
IPアドレス: 211.131.7.*

>>52198 ローマ数字の組文字(時計文字)について,たいへん興味深く読ませてい ただいています。 私の本も混乱に拍車をかけることに寄与してしまったかもしれないことを お詫び致します。m(__)m まず,和文の文書でも,例えばType Iのように欧文の用語として用いると きとか,$X^{\text(II)}$ のように数式として用いるときとか,ノンブル の数字として用いるときとかは,欧文での標準と同じように書くのが普通 だろうと思います。 和文の文脈で用いるときは,意見が分かれるかもしれません。活版印刷や 写植機の時代ならきっと組文字にされていたと思いますが,DTP になると, 和文の文脈でも欧文の書体を統一するために,縦書きでもAと書かずに \rensuji{A}と書いているケースがけっこう多いように思います。この流 儀で統一するなら,第\rensuji{II}種の過誤と書いてもおかしくはないと 思います。 でも,今はTeXでもOTFパッケージで組文字が簡単に使えるのですから,古 き良き活版印刷のように正方形の文字を並べる美しさを出すために組文字 を使うのは正解かもしれません。 欧文のPDFとして海外に出すような場合は,どんな場合にも和文フォント の組文字は避けるべきでしょうね。どうしても丸囲み数字を使いたいので あれば,\MARU{1} というマクロよりも,pifontパッケージを使ったもの のほうがきれいに出ますね。 私自身頭が整理できていないかもしれませんので,突っ込み歓迎します。

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