名前: 栗山雅俊 日時: 2007-06-26 15:54:04 IPアドレス: 133.87.1.*
>>48428 ZRさん,いつも詳しいコメントありがとうございます。 > もともと、コローニスは「融音が起こったことを想起させるために後の単語にあった > 気息記号を残したもの」ですから、これは「無気記号と同じ形の別の記号」ではなく > 「無気記号の機能の一つ」と考えるほうが妥当です。 気息記号が「あった」ことを示すものなので,おそらく文法上 (概念上)の区別と言えそうです。このあたりはギリシャ語の 伝統と言うよりは近世文法学の伝統を感じさせますね。 私の疑問は,あくまで「文法機能上の」区別で外形は全く同じ (出目も同じ)記号を「Unicode上で」区別する理由があるのか ということだったのですが,これは > Unicode の方針としては、 > 無気記号とコローニスは「同じ」結合記号であり、どちらも > U+0313 COMBINING COMMA ABOVE > で表す ということで納得です。 それにしても > U+1FBD と U+1FBF が共存するのは、その「従来の符号系」がそうだったから というのはどんな符号体系なのでしょうね,ちょっと不思議です。
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